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おにいさまへ… 第25話 薔薇のルージュ
蕗子からプライドを奪い去った原因が辺見武彦にあることを知ったサン・ジュストは、武彦のマンションに向かい、彼と対面する。だが蕗子の名誉と誇りを思うと、聞きたいことも聞き出せず、ひとり悩み苦しむのだった。一方、ソロリティーハウスに呼び出された奈々子は、蕗子から時ならぬ愛の告白を受け、動揺を隠せない。だが、そこに飛び込んできたサン・ジュストは、奈々子の前で蕗子の真意を暴露する……。
おにいさまへ… 第24話 アンコール
蕗子の逆鱗に触れた理由が理解できないサン・ジュストは、貴から衝撃の事実を聞かされる。6年前の夏、12歳だった蕗子は、貴と共に別荘に現れた辺見武彦に心を奪われ、パーティーの席で彼のために弾こうと、バイオリンであの曲を一生懸命練習した。ところがその日、武彦は急用で来られなくなってしまう。失意を隠しながら、素晴らしい演奏を聴かせた蕗子は、聴衆のアンコールには応えず、湖に向かっていった……。
おにいさまへ… 第23話 禁じられた贈り物
宮さま18回目のバースデイパーティー当日。ソロリティーメンバーズからは次々と豪華なプレゼントが贈られ、手製のクッキーを持参した奈々子は圧倒されるばかり。宴もたけなわとなり、サン・ジュストはみんなのリクエストで、蕗子が一番好きだと信じていた曲をバイオリンで弾き始める。ところが、その曲を耳にした途端、宮さまの表情は一変、ナイフを片手にサン・ジュストに向かって突進する……。
おにいさまへ… 第19話 うたかたゲーム
自分が発した言葉をサン・ジュストがどう受け止めたのか、奈々子は気になって仕方がない。情緒不安定に陥り、授業中に泣き出したりする奈々子を心配した薫は、彼女を喫茶店に誘い、温かい忠告を与える。蕗子に心を縛られたサン・ジュストへの恋は、つらい思いをともなうことになると……。恋愛について語るときの、薫の穏やかさと真摯さに感じる奈々子。彼女もまた、秘められた恋に苦しむひとりの乙女なのか……。
おにいさまへ… 第18話 夢の中へ
校門前でバスを降り損ね、サン・ジュストに誘われるまま、授業をさぼって公園を散歩する奈々子。だが、そこに偶然現れたのは、辺見武彦と彼の友人、一の宮貴だった。貴を「お兄さま」と呼ぶサン・ジュスト—奈々子は、貴と宮さまとサン・ジュストが三人兄妹であることを初めて知る。再びサン・ジュストとふたりだけになり、幸福な気持ちに包まれた奈々子は、思わず自分の心の内をサン・ジュストに伝えてしまう……。
おにいさまへ… 第16話 カムバック
復帰後、初めての練習試合に臨む薫。いつの間にか薫を慕うようになっていたマリ子は、バスケに興味のない智子たちまでも応援に駆り出そうとする。心に何かを秘め、これからの試合のすべてに勝ちたいとコーチに宣言する薫だったが、相手のチャージを受けて胸から出血、病院へ運び込まれる。一方、退場した薫に代わって試合に出たサン・ジュストの、日常とはうって変った生命感溢れるプレイに、奈々子は我が目を疑う……。
おにいさまへ… 第14話 秘密の扉
時計塔でサン・ジュストが発した言葉は、彼女と蕗子がかつて心中を企てたことがあることを示唆していた。中間試験を目の前にしながら、奈々子の心に浮かぶのはサン・ジュストのことばかり。思い切って食べ物をマンションに届けると、サン・ジュストは穏やかな表情で奈々子を受け入れる。だが、そんな幸せな時も長くは続かなかった。キッチンに放置されていたサン・ジュストの薬を奈々子が捨てようとしたその時……。
おにいさまへ… 第13話 心中伝説
深夜にもかかわらず、薫と共にサン・ジュストの介抱を続ける奈々子。薫のサン・ジュストに対する思いやりと友情の深さは、自分の人生の中には存在しないもの—奈々子はふたりの間柄を心の奥で羨む。学園に戻った奈々子は、聞き覚えのあるピアノの旋律に誘われて時計塔に昇る。そこには虚脱状となったサン・ジュストがいた。錯乱した彼女は、奈々子のことを蕗子だと思いこみ、あらぬ言葉を口にする……。
おにいさまへ… 第12話 きずあと
れいのマンションを訪れた薫は、蕗子への憧憬をいつまでも捨てきれないサン・ジュストに業を煮やし、蕗子の呪縛の象徴とも言えるブレスレットを腕からもぎ取る。そのブレスレットの下に隠されていたのは深い傷跡……サン・ジュストの過去に思いを馳せる奈々子。その翌日、蕗子を楡の木の下に呼び出し、れいへの仕打ちを激しく非難する薫。その様子を物陰から見ていた奈々子は、薫の発した言葉に耳を疑うのだった……。
おにいさまへ… 第11話 楡の木にて
ソロリティーメンバーズ恒例の中間テスト勉強会。蕗子は珍しくサン・ジュストにも誘いの声をかけ、5時に中庭の楡の木の下に迎えに来ると約束する。忘れ物を取りに勉強会から学園に戻った奈々子は、大雨の中、楡の木の下にたたずむサン・ジュストの姿を見つけ、驚く。冷え切った彼女を無理矢理タクシーに乗せ、マンションまで送る奈々子。初めて足を踏み入れたその部屋には、おびただしい数の鏡が飾られていた……。
おにいさまへ… 第9話 発病、砕かれた心
マリ子の狂気を垣間見た奈々子は、あのパーティーの日以来、彼女に心を許すことができない。そんなある日、薫が突然倒れる。れいならば痛み止を持っているはずと、薫は奈々子にサン・ジェストを探すよう頼む。だが、芝居のリハーサルに勤しんでいたサン・ジュストは、真剣な表情の奈々子を前にしても、謎の微笑みを浮かべるばかり。その心ない振る舞いに怒った奈々子は、ついに泣きながらサン・ジュストの頬を打つ……。
おにいさまへ… 第7話 闇の時計塔
宮さまの言葉でソロリティー奪回を思いとどまった奈々子。しかし、終わることのない嫌がらせに耐えかね、足はいつしか時計塔へと向かう。そこには、過去の在校生が遺した恋や人生の悩みが無数に綴られていた。つらいのは自分だけじゃない……つかの間の心の安らぎを得た奈々子。だが、時計塔にはもうひとりの生徒が訪れていた。床に座り込み、タバコを吸いながらナイフを投げ続けるサン・ジュスト—そしてその切っ先には……
おにいさまへ… 第5話 疑惑の刺
ソロリティー入会の儀式の日、準備作業に駆り出された奈々子たち。だが奈々子は、そごで信じられない光景を目撃し、愕然となる。宮さまが、サン・ジュストの手にわざと剣山を落としたのだ。どうしてそんなことを!? 何かに憑かれたように宮さまに手当を求め続けるサン・ジュスト……見かねた奈々子は傷の手当てを始めるが、そんな奈々子もまた、宮さまの氷のような視線にさらされるのだった……。
おにいさまへ… 第1話 華麗なる人びと
私立性蘭学園高等部の1年B組に入学した御苑生奈々子。そこは、右大将・薫の君=折原薫。宮さま=一の宮蕗子、サンジュスト=朝霞れいという3人の美しい先輩生徒たちと、彼女たちに憧れの眼差しを送る乙女たちの花園であった。そして、この学園には<ソロリティー>と呼ばれる華麗な社交クラブが存在し、今年は10名の新入生が入会できるのだという。驚きと戸惑いの中、奈々子の高校生活がスタートする。
おにいさまへ… 第36話 蛍火、恋に燃えて…
蕗子の決断でソロリティーは解散した。智子と映画を見に行った帰り、奈々子は、サン・ジュストがこの世に別れを告げた跨線橋の上で、薫が泣きくずれているのを目にしてしまう。病のために余命の知れない薫は、サン・ジュストの死に誰よりも強い衝撃を受け、彷徨っていた。そしてかつて恋人だった辺見武彦との思い出の場所で、彼と再会する。だが、薫は武彦の想いを受け入れることができないでいた……。
おにいさまへ… 第34話 沐欲
あきらめ家路についた奈々子は、駅の改札で思い詰めた様子の智子に出会う。彼女に連れられ訪ねた病院の部屋に横たわるサン・ジュスト……彼女は跨線橋から落ち、帰らぬ人となっていた。誰もが彼女の死の重さを受け止めきれずにいた。そしてその夜、蕗子の元にれいからバラの花束が届く。全ての感謝をこめて…あなただけの妹より…と。一方、奈々子はサン・ジュストが最後に飛翔した場所で、薫と哀しみを分かち合うのだった……。
おにいさまへ・・・ 第24話 アンコール
蕗子の逆鱗に触れた理由が理解できないサン・ジュストは、貴から衝撃の事実を聞かされる。6年前の夏、12歳だった蕗子は、貴と共に別荘に現れた辺見武彦に心を奪われ、パーティーの席で彼のために弾こうと、バイオリンであの曲を一生懸命練習した。ところがその日、武彦は急用で来られなくなってしまう。失意を隠しながら、素晴らしい演奏を聴かせた蕗子は、聴衆のアンコールには応えず、湖に向かっていった……。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
©NHK・NEP・池田理代子プロ・手塚プロダクション
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おにいさまへ・・・ 第23話 禁じられた贈り物
宮さま18回目のバースデイパーティー当日。ソロリティーメンバーズからは次々と豪華なプレゼントが贈られ、手製のクッキーを持参した奈々子は圧倒されるばかり。宴もたけなわとなり、サン・ジュストはみんなのリクエストで、蕗子が一番好きだと信じていた曲をバイオリンで弾き始める。ところが、その曲を耳にした途端、宮さまの表情は一変、ナイフを片手にサン・ジュストに向かって突進する……。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
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おにいさまへ・・・ 第16話 カムバック
復帰後、初めての練習試合に臨む薫。いつの間にか薫を慕うようになっていたマリ子は、バスケに興味のない智子たちまでも応援に駆り出そうとする。心に何かを秘め、これからの試合のすべてに勝ちたいとコーチに宣言する薫だったが、相手のチャージを受けて胸から出血、病院へ運び込まれる。一方、退場した薫に代わって試合に出たサン・ジュストの、日常とはうって変った生命感溢れるプレイに、奈々子は我が目を疑う……。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
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おにいさまへ・・・ 第1話 華麗なる人びと
私立青蘭学園高等部の1年B組に入学した御苑生奈々子。そこは、右大将・薫の君=折原薫。宮さま=一の宮蕗子、サンジュスト=朝霞れいという3人の美しい先輩生徒たちと、彼女たちに憧れの眼差しを送る乙女たちの花園であった。そして、この学園には<ソロリティー>と呼ばれる華麗な社交クラブが存在し、今年は10名の新入生が入会できるのだという。驚きと戸惑いの中、奈々子の高校生活がスタートする。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
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おにいさまへ・・・ 第25話 薔薇のルージュ
蕗子からプライドを奪い去った原因が辺見武彦にあることを知ったサン・ジュストは、武彦のマンションに向かい、彼と対面する。だが蕗子の名誉と誇りを思うと、聞きたいことも聞き出せず、ひとり悩み苦しむのだった。一方、ソロリティーハウスに呼び出された奈々子は、蕗子から時ならぬ愛の告白を受け、動揺を隠せない。だが、そこに飛び込んできたサン・ジュストは、奈々子の前で蕗子の真意を暴露する……。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
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おにいさまへ・・・ 第26話 あかし、二人だけの雪
恋のために誇りを失った蕗子に、耐え難い怒りと悲しみを感じるサン・ジュスト。彼女の心の痛手を和らげようとマンションに向かった奈々子だったが、そこに立ちはだかったのは蕗子その人だった。そう遠くない昔、北の地でふたり、心中を決意した日のことを回想するサン・ジュストと蕗子。そのとき果たすことのできなかった心中を今こそ成就しようと、蕗子は中空に足を踏み出す……。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
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so33467805←前話|次話→so33467803 第一話→so33467836
おにいさまへ・・・ 第29話 生徒総会
マリ子の事件をきっかけに、奈々子もソロリティーを去った。薫はソロリティー廃止の必要性を痛感し、サン・ジュストに相談を持ちかける。だが彼女は「ソロリティーは蕗子に残されたたったひとつの誇りだ」と激しく動揺する。同じ頃、マリ子は、自分が傷つけてしまった三咲に、自分ととてもよく似た何かを感じ、悔根の涙を流していた。ついに生徒総会の幕が開き、薫は動議を発言。それぞれの思いを胸に、運命の時は容赦なく訪れる……。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
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so33467802←前話|次話→so33467800 第一話→so33467836
おにいさまへ・・・ 第30話 署名運動
ソロリティー廃止の署名運動を始める薫。奈々子は智子も巻き込んで、積極的に署名を集め始める。そして、蕗子の誇りを本当の意味で守るために、サン・ジュストまでもが運動に協力していた。一方、モナリザたちにそそのかされ園部と古田は、署名簿を消却しようとする。自分の為に愚かな行いをするふたりをかばいながらも、激しく揺れ動く三咲の心。同じ頃、マリ子は三咲と自分がライバルになったある事件を、懐かしんでいた……。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
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おにいさまへ・・・ 第32話 誇り、ラストミーティング
ついにボルジアたち有力メンバーもソロリティーを退会し、廃止運動の署名簿に名を連ねる。完全に孤立した蕗子はサン・ジュストを訪ね、深しふたりで歩いた雪の海岸に想いを馳せる。緊急のお茶会を招集した蕗子だったが、ソロリティーのメンバーはついに誰一人現れなかった。サン・ジュスト、薫、奈々子と智子が固唾」を呑んで成り行きを見守る中、蕗子は威厳に満ちた態度で、自らの「誇り」について、滔々と語り始める……。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
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so33467799←前話|次話→so33467797 第一話→so33467836
おにいさまへ・・・ 第33話 飛翔
署名運動はついに理事会を動かし、1週間以内に緊急会議が開かれることになった。幼い時と変わらぬ誇り高い蕗子の姿を目のあたりにしたサン・ジュストは、久々に心の平穏を手に入れた。ある夜、奈々子を呼び出し、蕗子の秘密を打ち明ける。彼女は、かつて母と共に歩いた海岸に奈々子を連れていくと約束する。喜び約束の場所へ向かう奈々子。だが待ち続ける奈々子の前にサン・ジュストの姿が現れることはなかった……。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
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おにいさまへ・・・ 第35話 夢海岸
しめやかに執り行われるサン・ジュストの葬儀。式の間中、悲しみを耐え、毅然と振る舞う蕗子。その夜、眠れぬ奈々子は、自分でも気がつかぬまま、サン・ジュストの部屋に足を向けていた。その部屋には蕗子も独り訪れていた。かつてサン・ジュストが見たであろう窓の景色を無言で見つめるふたり……。そして蕗子は、奈々子が予期していなかった告白を始めるのだった……。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
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so33467741←前話|次話→so33467739 第一話→so33467836
おにいさまへ・・・ 第36話 蛍火、恋に燃えて…
蕗子の決断でソロリティーは解散した。智子と映画を見に行った帰り、奈々子は、サン・ジュストがこの世に別れを告げた跨線橋の上で、薫が泣きくずれているのを目にしてしまう。病のために余命の知れない薫は、サン・ジュストの死に誰よりも強い衝撃を受け、彷徨っていた。そしてかつて恋人だった辺見武彦との思い出の場所で、彼と再会する。だが、薫は武彦の想いを受け入れることができないでいた……。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
©NHK・NEP・池田理代子プロ・手塚プロダクション
so33467740←前話|次話→so33467738 第一話→so33467836
おにいさまへ・・・ 第12話 きずあと
れいのマンションを訪れた薫は、蕗子への憧憬をいつまでも捨てきれないサン・ジュストに業を煮やし、蕗子の呪縛の象徴とも言えるブレスレットを腕からもぎ取る。そのブレスレットの下に隠されていたのは深い傷跡……サン・ジュストの過去に思いを馳せる奈々子。その翌日、蕗子を楡の木の下に呼び出し、れいへの仕打ちを激しく非難する薫。その様子を物陰から見ていた奈々子は、薫の発した言葉に耳を疑うのだった……。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
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so33467945←前話|次話→so33467916 第一話→so33467836
おにいさまへ・・・ 第11話 楡の木にて
ソロリティーメンバーズ恒例の中間テスト勉強会。蕗子は珍しくサン・ジュストにも誘いの声をかけ、5時に中庭の楡の木の下に迎えに来ると約束する。忘れ物を取りに勉強会から学園に戻った奈々子は、大雨の中、楡の木の下にたたずむサン・ジュストの姿を見つけ、驚く。冷え切った彼女を無理矢理タクシーに乗せ、マンションまで送る奈々子。初めて足を踏み入れたその部屋には、おびただしい数の鏡が飾られていた……。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
©NHK・NEP・池田理代子プロ・手塚プロダクション
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おにいさまへ・・・ 第9話 発病、砕かれた心
マリ子の狂気を垣間見た奈々子は、あのパーティーの日以来、彼女に心を許すことができない。そんなある日、薫が突然倒れる。れいならば痛み止を持っているはずと、薫は奈々子にサン・ジェストを探すよう頼む。だが、芝居のリハーサルに勤しんでいたサン・ジュストは、真剣な表情の奈々子を前にしても、謎の微笑みを浮かべるばかり。その心ない振る舞いに怒った奈々子は、ついに泣きながらサン・ジュストの頬を打つ……。
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
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おにいさまへ・・・ 第7話 闇の時計塔
宮さまの言葉でソロリティー奪回を思いとどまった奈々子。しかし、終わることのない嫌がらせに耐えかね、足はいつしか時計塔へと向かう。そこには、過去の在校生が遺した恋や人生の悩みが無数に綴られていた。つらいのは自分だけじゃない……つかの間の心の安らぎを得た奈々子。だが、時計塔にはもうひとりの生徒が訪れていた。床に座り込み、タバコを吸いながらナイフを投げ続けるサン・ジュスト―そしてその切っ先には……
御苑生奈々子:笠原弘子/辺見武彦:玄田哲章/折原 薫:戸田恵子/一の宮蕗子:小山芙美/朝霞れい:島本須美/信夫マリ子:玉川紗己子/有倉智子:神田和佳/一の宮 貴:堀内賢雄
原作:池田理代子/監督:出崎 統/音楽:羽田健太郎/キャラクターデザイン、作画監督:杉野昭夫/美術監督:田中資幸/シリーズ構成:高屋敷英夫、金春智子/撮影監督:高橋宏固/音響監督:山田悦司/音楽監督:鈴木清司/ミキサー:大城久典/アニメーションプロデューサー:永山邦明/制作プロデューサー:松本弘考、塩浦雅一/アニメーション:手塚プロダクション/共同制作:NHKエンタープライズ/オープニングテーマソング:「黄金の器 銀の器」作詞/作曲:小椋佳 編曲:原田真二 歌:高田さとみ(ファイヤー・クラッカーズ)/制作著作:NHK
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