キーワード ピーター・ウォッチョーン が含まれる動画 : 6 件中 1 - 6 件目
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バッハ:イギリス組曲 BWV 806~811(ピーター・ウォッチョーン)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=gGYjqVT3wT4)。
オーストラリア出身のチェンバロ奏者ピーター・ウォッチョーン(Peter Watchorn 1957- )の
演奏による、バッハのイギリス組曲全曲です。
ピーター・ウォッチョーン(チェンバロ)
バッハ:6つのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ BWV1014~1019
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=rnZ42rP0fKI)。
バッハが作曲したヴァイオリンのためのソナタというと、普通は無伴奏ヴァイオリン・ソナタを
連想すると思いますが、彼はヴァイオリンとチョンバロのためのソナタも6曲作曲しています。
バロック時代の二重奏におけるチェンバロは、しばしば通奏低音の演奏楽器として相方の独奏楽
器を目立たせるため控えめな響きであることが多いですが、バッハはチェンバロのパートを独奏
楽器に劣らず重視しており、知名度こそ無伴奏ソナタに劣るものの、ヴァイオリンとチェンバロ
が対等に音色を響かせる優れた作品であることに変わりはありません。
後世のヴァイオリン・ソナタがベートーヴェンの作品を筆頭に、ヴァイオリンとピアノを対等な
立場に置いたことを考えると、バッハのソナタの方向性は時代を先取りするかのようです。
エムリン・ナイ(ヴァイオリン)
ピーター・ウォッチョーン(チェンバロ)
バッハ:組曲(パルティータ) ハ短調 BWV997(ラウテンヴェルク演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=XYsAK6ToN4g)。
現在ではリュートで演奏されることが多いバッハの組曲(パルティータ)ハ短調 BWV997には、実
は2つの版が存在しています。まず1738~41年にラウテンヴェルク(リュートで用いられるガット
弦が張られたチェンバロ)での演奏のための第1版が作られ、その後にリュート演奏のために編曲
された第2版が作られました。このうち、第2版はバッハ自身が編曲を手掛けたわけではなかったと
の説が有力視されています。
実際、バッハはリュートの演奏には堪能ではなく、チェンバロのストップ操作によってリュート風
の響きを楽しんでいたと推測されています。このことから、最近では本作をラウテンヴェルクによ
り演奏することが増えているようです。
ピーター・ウォッチョーン(ラウテンヴェルク)
バッハ:組曲 ホ短調 BWV996(ラウテンヴェルク演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=FzDps4E1wQk)。
バロック音楽の時代には「ラウテンヴェルク(Lautenwerk または Lautenklavier)」という
鍵盤楽器が存在していました。この楽器の外見はチェンバロですが、 内部は通常のチェン
バロで用いられる金属弦ではなく、リュートで用いられるガット弦が張られ、チェンバロよ
りも柔らかな音色が出るようになっていました。このため「リュート・チェンバロ」の別名
があります。
バッハはこの楽器を愛好しており、彼の死後の遺産目録には2台のラウテンヴェルクが含ま
れていました。また、現在ではギターやリュートで演奏されることの多い組曲 ホ短調 BWV
996は(自筆譜は残されていませんが)現存する筆写譜には「aufs Lautenwerck(ラウテン
ヴェルクで)」との記載があり、ラウテンヴェルクによる演奏が想定されていたのではない
かと推測されています。
現在はオリジナルのラウテンヴェルクは現存しないものの、残された文献・資料から復元の
試みがなされるようになっています。
ピーター・ウォッチョーン(ラウテンヴェルク)
バッハ:7つのトッカータ BWV910~916
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=LgC68HB67G8)。
バッハによる鍵盤楽器(クラヴィーア)のための作品のうち単独で「トッカータ」と名付け
られた曲は7つあり、いずれもバッハの初期の作品と推測されています。
これら7曲はひとまとめの作品群とは想定されておらず、バッハが他の作品を作曲する際に
技法研究の目的で別々の時期に作曲された「試作品」とみられています。そのためか、各曲
は導入部やトッカータ、フーガなどの4つの部分からなるのは共通しているものの、各曲に
はそれぞれ工夫がなされており、後の「平均律クラヴィーア曲集」や「6つのパルティータ」
などの傑作クラヴィーア曲に通ずる響きを聴くことができます。
ピーター・ウォッチョーン(チェンバロ)
バッハ:小前奏曲集(9つの小前奏曲、6つの小前奏曲、5つの小前奏曲)BWV924~943
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=z1x2i2e385c)。
バッハはクラヴィーア作品を数多く作曲しましたが、その中には「平均律クラヴィーア曲集」「インヴェンションとシンフォニア」など、鍵盤楽器演奏の練習用として作曲されたものも含まれています。そういった作品の1つが「小前奏曲(kleine Praeludien)」で、全部で20曲が遺されています。これらは慣習的に「9つの小前奏曲」BWV924~932、「6つの小前奏曲」BWV933~938、「5つの小前奏曲」BWV 939~943の3つに分類されています。
なお「9つの小前奏曲」のうち第9曲 ホ短調 BWV932はバッハの長男ヴィルヘルム・フリーデマンの筆写で伝えられていますが、なぜか曲の途中で中断されているため未完で、この動画では演奏者のピーター・ウォッチョーンによる補筆完成版が演奏されています。
ピーター・ウォッチョーン(チェンバロ)