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メンデルスゾーン(コルンゴルト編):映画「真夏の夜の夢」オリジナル・フィルム・スコア
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=A1l4Is2FN94)。
1935年、オーストリアで舞台監督・映画監督を務めていたマックス・ラインハルトは、ハリウッドで新作
映画を制作します。題材は題名が示す通り、シェークスピアの喜劇「真夏の夜の夢」に基づくコメディ映画
で、ラインハルトは映画の伴奏音楽の担当をエーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルトに依頼し、コルンゴ
ルトはメンデルスゾーンの劇付随音楽「真夏の夜の夢」を編曲することで応えました。この編曲版は単なる
演奏編成の拡大版にとどまらず、コルンゴルトによって曲の構成が改変されている上、メンデルスゾーンの
他の作品である交響曲第3番「スコットランド」、交響曲第4番「イタリア」、無言歌集や歌曲「歌の翼に」
などの抜粋も追加編曲されています。
こうして完成した映画「真夏の夜の夢」の評価は賛否両論で、アカデミー最優秀撮影賞、最優秀編集賞を受
賞したものの、興行成績の面では散々な結果に終わりました。しかし、それまでのハリウッド映画の音楽が
ダンス音楽を演奏する小規模のバンドに任せていたのに対し、コルンゴルトが手掛けた映画音楽は大編成の
オーケストラと合唱による後期ロマン派直系のもので、「映画音楽の変革をもたらした」と高く評価されま
した。
この映画をきっかけとして、コルンゴルトはハリウッド映画の映画音楽を数多く手がけるようになり、その
後期ロマン派の作風は、現代にいたるまでのハリウッド映画音楽(ジョン・ウィリアムス等)に深い影響を
及ぼしています。
カリーナ・リンズレー、ミシェル・ブリート(ソプラノ)
スコット・ウィアー(テノール)
ミヒャエル・ブルト(バス)
ゲルト・アルブレヒト指揮
ベルリン交響楽団
ベルリン放送合唱団
ファウスト (1926・ドイツ) 3/3
監督:F・W・ムルナウ、原作:ルドウィッヒ・ベルゲル、脚本:ハンス・カイザー、撮影:カール・ホフマン
ファウスト (1926・ドイツ) 2/3
監督:F・W・ムルナウ、原作:ルドウィッヒ・ベルゲル、脚本:ハンス・カイザー、撮影:カール・ホフマン
ファウスト (1926・ドイツ) 1/3
監督:F・W・ムルナウ、原作:ルドウィッヒ・ベルゲル、脚本:ハンス・カイザー、撮影:カール・ホフマン