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【田中英道先生】「聖徳太子 本当は何がすごいのか」 後編解説_神仏習合、思想の調和的統合のすごさ 神道(共同宗教)と仏教(個人宗教)
【賢者の思考】 田中英道先生聖徳太子 本当は何がすごいのか
解説後編
神仏習合、思想の調和的統合のすごさ 共同宗教である神道をベースとして
、個人宗教である仏教の融合させたのが 聖徳太子のなしとげた神仏習合であるが、
それだけではなく、17条憲法には さまざまな考え方が日本独特の形で調和を持って盛り込まれているのである。
また、和を以て貴しとなすというのは、和をやわらかと読んでいたのではないかという 田中先生の指摘も面白い。憲法論としても、17条憲法があれば、こまごまとした 100条にも及ぶ、憲法を制定する必要は本来ないのである。 憲法とは法の精神、法理との今
回の抽象的な精神をのべるにとどまるものであり、 個別立法をもって、細部は規定するものである。だからこそ、違憲訴訟において 憲法違反という判定がなされないことが多いどころか、憲法判断をされること さえまれなのである。 大和とは、山の人であり、神道はまさに、自然をありのまま受け止める精神である。 ローマではキリスト教がインドでは仏教が国教とされ、宗教を軸にした国家運営が なされたが国教をさだめた時点で、他の宗教は圧迫され遺跡などは破壊されてきたが 日本においては、神仏習合がなしとげられ、神道の神社が破壊されることは 戦争中の一時をおいてなかったのである。
【田中英道先生】 聖徳太子 本当は何がすごいのか無自覚マルクス主義の聖徳太子否定論に物申す 聖徳太子否定論者は日本を否定している
【賢者の思考】 田中英道先生聖徳太子 本当は何がすごいのか
無自覚マルクス主義の聖徳太子否定論に物申す 田中英道「聖徳太子の日本思想史上の重要性」
【日本国史学会】「第四十五回連続講演会」 (2017/04/08)
https://www.youtube.com/watch?v=2_o9HriL4dQ
聖徳太子 本当は何がすごいのか
https://www.amazon.co.jp//dp/B073WQL4B7/
聖徳太子否定論者は、エセ実証主義者であり、無自覚マルクス主義という
政治的態度をとっているだけで、科学的に歴史を検証しているわけではない。
文字文化が定着しきっていない時代の検証には形象学の方法論などもあわせた 検証が必要であり、
都合の良い解釈だけを文字からしてしまうのは軽率である。
聖徳太子否定論者は、聖徳太子の否定をするのみならず、天皇制、日本の歴史 日本国、
日本人をすべて無価値のものとして否定する、ソ連共産主義、中共的で 軽薄な
西洋近代史観にしばられて歴史を見誤っているのである。 いまこそ聖徳太子のとなえた
和を以て貴しとなす、調和の考えが国の 根幹として必要な時である。