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J.S.バッハ「喜び迎えん、慈しみ深きイエスよ」BWV768
長らくのご無沙汰でした。バッハのコラール・パルティータ「Sei gegrüsset, Jesu gütig.(喜び迎えん、慈しみ深きイエスよ)」BWV768を、PCのオルガン音源で演奏しました。パルティータ(組曲)の名前のとおり、コラールと11の変奏で構成される長い曲です。今回、レジストレーション(音の設定)をテロップで流してみました。それぞれの意味についてはhttp://www.bach.jp/register.htmlがわかりやすいと思います。使用した楽器は、バロック時代ドイツのアルプ・シュニットガーのオルガンです。詳しくはhttp://www.milandigitalaudio.com/schnitger.htmをどうぞ。A=465HzのLehman/Bach調律を使っています。その他オルガン音楽などmylist/6618008
バッハ:「喜び迎えん、慈しみ深きイエス」によるパルティータ BWV768
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=seFBz-Cxkxw)。
バッハはオルガン独奏のためのコラールの主題による変奏曲、いわゆる「コラール・パルティータ」を少な
くとも4曲作曲しています。そのうち、最も大規模で成熟した作品とされているのが「喜び迎えん、慈しみ
深きイエス」によるパルティータ BWV768で、題名の通りコラール「喜び迎えん、慈しみ深きイエス」を
主題とする変奏曲です。
この作品は1700~05年頃に作曲されたと推定されていますが、その後に何度も改訂され、最終的にバッハ
がヴァイマルにいた1717年頃までの間にコラール主題と11の変奏という現代演奏される形にまとまったと
考えられています。このため、改訂を重ねて完成度が高い一方で、10代の若いバッハの作品としての面影も
残る作風となっています。
レオ・ファン・ドゥセラール(オルガン)