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【2/2】さやわか「さやわか式☆ベストハンドレッド2020」(2021/4/17収録) @someru #ゲンロン210417 投稿処理中
※ 本番組は、シラスで行われた延長放送を除く、本編のみのアーカイブ動画となります。予めご了承ください。
【収録時のイベント概要】
さやわか。
ライター、物語評論家、マンガ原作者、〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉主任講師。
尋常ならざる広さと深さであらゆるコンテンツを網羅し、余人の追随を許さない男。
シラスの個人チャンネル「カルチャーお白洲」では、カルチャー批評の復権を志し、幅広いジャンルのコンテンツを魅力的に紹介しながら、コンテンツの背景やそれらを語る理論を視聴者に伝えている。
そんな彼が、1年間を通して目にしたあらゆるコンテンツから100個を選び抜き、ランキング形式で紹介する超人気企画が「さやわか式☆ベストハンドレッド」だ。例年、年末に開催されるゲンロン総会(ゲンロン友の会の会員向け謝恩パーティー)のプログラムのひとつとして行われているが、昨年末は新型コロナウィルス感染拡大の影響に伴い開催中止。この度、ゲンロンカフェの配信イベントとして帰ってきた。
俎上にのせるのは、ジャンルごった煮の作品群。マンガ、アニメ、ゲーム、文学、音楽、映画、演劇、ライブ、スポーツ……などをすべて一緒くたにして、一切の政治的配慮なく、完全に私情に基づいて、体力の許す限り語り尽くす。
本企画は、さやわかが単に好きな作品を語るとか、あまり世間では知られていないコンテンツの情報を教えるなどといった生ぬるいものではない。彼が全身全霊をかけて「いま、カルチャーを語ることとはなにか」を示す「百コンテンツ組手」だ。刮目して相待つべし!
さやわか式☆ベストハンドレッド2020 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210417/
武富健治×切通理作+東浩紀 司会=さやわか「神話、英雄、異形――『古代戦士ハニワット』単行本発売記念イベント」 (2019/6/18収録)@ryosuketono @risaku @someru
【収録時のイベント概要】
マンガ家・武富健治氏が描く、超古代伝奇ヒーロー譚『古代戦士ハニワット』単行本第1巻&2巻発売記念イベント!!
テレビドラマ・映画化された代表作『鈴木先生』や、又吉直樹氏の芥川賞受賞作を原作にした『火花』など、濃密な心理描写や世界観の演出で、根強い人気と高い評価を得ているマンガ家・武富健治氏。
2018年7月より「漫画アクション」にて最新作『古代戦士ハニワット』連載をしている。
『古代戦士ハニワット』は武富ファン念願の作品。その原点となる『原始戦士ハニワット』を描いたのは、なんと武富氏が小学5年のとき!! その後も並々ならぬ思い入れで、幾度となく「ハニワット」を描き続けてきた。
満を持して商業連載化された今作は、大学2年の時に1話だけ完成させた『古代戦士ハニワット 月読伝説』を大胆に改めたもの。その構想期間なんと28年!!
武富氏の情熱もさることながら、作品自体も非常に壮大だ。第1巻の帯に推薦コメントを寄せた諸星大二郎氏を彷彿させる、古代日本モチーフ満載の伝奇SF的な世界観。石ノ森章太郎作品に象徴されるような異形ヒーローに変身して戦うという、マンガ的な想像力に満ちあふれた作品である。
ヒーローものや英雄譚は、その時代や社会のあり様を浮き彫りにする。近年ではゼロ年代以降の平成仮面ライダーシリーズ、海外においてはクリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」シリーズやマーベル・シネマティック・ユニバースなどを通して、現代社会を人文的に捉えていく論客も多い。
『古代戦士ハニワット』は、平成から令和時代を代表する新たな英雄譚として、多方面から熱い期待が寄せられている。
この度ゲンロンカフェでは、『古代戦士ハニワット』単行本第1巻&2巻が2ヶ月連続で刊行されるのを記念して、トークイベントを開催。
武富氏のほか、評論家・映画監督の切通理作氏、司会に批評家・マンガ原作者のさやわか氏をお迎えする。
ゲンロンカフェ初登壇となる切通氏は、サブカルチャーから政治まで幅広く精通。サントリー学芸賞を受賞した『宮崎駿の〈世界〉』など、多数の著書や雑誌のコラムを執筆している。特に、ウルトラマンなど特撮ヒーローに関する造詣の深さは高名だ。
さやわか氏は〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉の監修・主任講師を務め、武富氏は例年ゲスト講師として参加している。作品についてはもちろん、武富氏のマンガ家としての矜持や人間味を含めて、さまざまな話題を引き出してくれることだろう。
さらに! トーク終了後には、武富氏のサイン会も予定!
武富ファン、マンガ好きはもちろん、歴史や神話に興味のある方は必見のイベント!
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20190618/
佐藤大×さやわか×東浩紀「サイバーパンク・リバイバルーー復活した没入(ジャック・イン)的想像力とその可能性」【さやわか式☆現代文化論 #30】
近年、サイバーパンクがふたたび隆盛を迎えている。ハリウッドでは『ゴースト・イン・ザ・シェル』に『ブレードランナー 2049』、ドラマの世界に目をうつせば『ウエストワールド』『カウボーイビバップ』のリメイクと、まさに「サイバーパンク・リバイバル」とも呼ぶべき状況を呈している。
このリバイバルはいったいなにを意味しているのか? 昨今のVRブームとはどのような関係にあるのか? そして現代の技術はサイバーパンクの夢を実現できるのか?
先日劇場版『交響詩篇 エウレカセブン』の製作を発表したばかり、アニメ版『カウボーイビバップ』『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の脚本家で無類のサイバーパンク狂いの佐藤大と、『ゲンロン0』でサイバーパンクを批評の題材にした東浩紀、あらゆるサブカルに精通する評論家さやわかの3人が、サイバーパンクの未来と可能性を語り尽くす!
■
サイバーパンクというと電脳世界、アジア的スラム、そして人間と機械をめぐる哲学的な考察……というイメージが強いわけですが、最近の「ゴースト・イン・ザ・シェル」「BLAME!」などの映画作品、さらには「デウスエクス」などのゲームなどを見るに、古く様式化したイメージを更新してきている気がします。さらには昨今のVRやAR、MRなど、技術の実際的な台頭と合わせて考えると、これはサイバーパンクというジャンル自体を捉え直す必要があるのではないかと思われます。今回のイベントでは、主要な作品を検討しながらその糸口がつかめるのではないかと期待しています! 皆さんぜひご参加を!(さやわか)
【イベントのページ】
http://genron-cafe.jp/event/20170804/
【1/2】さやわか×大井昌和×東浩紀「マンガは歴史と社会を語れるか2ーー大学紛争と『ビューティフル・ドリーマー』の問題、あるいは大塚英志とジェンダーについて」【ニッポンのマンガ #6】(2020/1/9収録) @someru @ooimasakazu
【収録時のイベント概要】
大反響の「マンガは歴史と社会を語れるか」(2019年11月19日)、早くも続編開催決定!
批評家・さやわか氏とマンガ家・大井昌和氏が不定期で送る「ニッポンのマンガ」シリーズ。その第5弾は、美少女コミック研究家・稀見理都氏と東浩紀が参戦し、戦後史とマンガ史を横断する内容で大きな反響を呼んだ。
2020年最初のゲンロンカフェでのイベントとして、その続編の開催が決定。「1」では安彦良和と山本直樹が話題となったが、「2」では2人の接点である1972年の連合赤軍事件(山岳ベース事件+あさま山荘事件)を出発点として、戦後史をマンガが描くことの困難と可能性を語り尽くす。
山本は「レッド」シリーズで連合赤軍事件を入念な取材のもと精微に描ききった。安彦は連合赤軍事件の中心人物と大学時代に深い繋がりがあり、『革命とサブカル』(2018年)ではロングインタビューを行なっている。じつは参加者の東浩紀はこの1ヶ月で大学紛争関係資料に沈潜。いまや山本直樹「レッド」の登場人物についても「だいたい実名が思い浮かびますね。中村愛子(作中では平)と伊藤和子(同じく唐松)あたりになると、ときどきまちがえちゃうけど……」などと言い出す始末。永田洋子(赤城)も植垣康博(岩木)も坂口弘(谷川)も回顧録を読んだという。そんな彼が、あらためて「大学紛争をマンガで描くこと」の問題を提起する。新たな参照点として、押井守、大塚英志、そしてオウム真理教事件などが呼び出される予定だ。
とはいえ、例によってテーマはテーマ。どこにいくかわからない脱線、逸脱、迷走こそが「ニッポンのマンガ」シリーズの魅力。2020年代の幕開けにふさわしい、圧倒的熱量でお届けする神イベントに乗り遅れるな!
マンガは歴史と社会を語れるか2 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200109/
斧屋×さやわか「パフェは究極のエンタメである――『パフェが一番エラい。』刊行記念」(2021/9/14収録) @onoyax @someru #ゲンロン210914
webゲンロンにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://www.genron-alpha.com/article20211101_01/
今回は初の試み!渾身のマンガレポートです☆
【収録時のイベント概要】
「はじめに――パフェは食べ物ではありません」
パフェ評論家の斧屋氏の新著『パフェが一番エラい。』は、こんな衝撃的な見出しからはじまる。予約制のお店からファミレスまで、過去10年で累計3000本以上のパフェを食してきた斧屋氏にとって、パフェとは食べ物ではなく「究極のエンターテインメント」なのだという。本書では、パフェをありとあらゆる角度から分析し、さらにパフェを通じて食文化やエンタメについて思索を深めている。
このたびゲンロンカフェでは、お相手に物語評論家のさやわか氏を迎え、本書の刊行記念となる対談番組を生配信する。両氏は長年交流があり、今回のイベントに向け、事前に「現代パフェの勉強会」をおこなったそうだ。幅広いジャンルのカルチャーに精通するさやわか氏は、食に対しても並々ならぬこだわりがあるという。ゲンロンカフェで今年5月に開催した「シラスと酒」、7月に開催した「飲食業界応援企画! グルメマンガと本当に最高に美味しい店」でも、さやわか氏の食文化への鋭い見識が披露された。そんなさやわか氏は、パフェというカルチャーをどう分析してみせるのだろうか。
パフェはなぜパフェなのか。「食べる」だけではないパフェの魅力とはなんなのか。
パフェから広がる食文化とエンタメの世界をお楽しみに!
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斧屋『パフェが一番エラい。』(ホーム社)
https://amzn.to/3t8JJvO
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パフェは究極のエンタメである – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210914/
須川亜紀子×石田美紀×さやわか「2.5次元とはなにか――ファンダムと虚構的身体性がつくる宇宙」(2021/11/26収録) @lamipus @someru #ゲンロン211126
【収録時のイベント概要】
いまやオタク文化を語るうえで欠かせない「2.5次元舞台」。ミュージカル『テニスの王子様』シリーズをはじめ、『美少女戦士セーラームーン』『刀剣乱舞』『ハイキュー!!』など、マンガ・アニメ・ゲームを原作とする舞台作品の人気はとどまるところを知りません。
そんな「2.5次元」の文化に光を当て、その歴史や特徴、魅力、ファン共同体のありようを熱量あふれる筆致で描き出したのが、横浜国立大学教授の須川亜紀子さんの近著『2.5次元文化論――舞台・キャラクター・ファンダム』(青弓社)です。
すべてのターニングポイントとされる『テニミュ』はなにが凄いのか。2.5次元舞台を成立させるキャラクター/キャストの「虚構的身体性」とはなにか。舞台上の虚構世界を支えるファン共同体は国内外でどのような広がりを見せているのか――。
この度ゲンロンカフェでは須川さんをお迎えし、2.5次元舞台のさまざまな作品や2.5次元文化全体のおもしろさについて存分に語っていただきます。
お相手は、新潟大学教授の石田美紀さんと、物語評論家・マンガ原作者のさやわかさん。おふたりは今年6月に、石田さんの『アニメと声優のメディア史――なぜ女性が少年を演じるのか』(青弓社)をめぐって、ゲンロンカフェで対談イベントを開催しました。濃いオタクトークが展開する場面も好評だったおふたりに須川さんが加わることで、どのような化学反応が巻き起こるのでしょうか。ご期待ください!
※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。
■
須川亜紀子『2.5次元文化論――舞台・キャラクター・ファンダム』(青弓社)
https://amzn.to/3qdEVWq
■
2.5次元とはなにか – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20211126/
さやわか×吉田雅史「ダンス/ポップミュージックのレシピ!」(2019/4/6収録) @someru @nejel_mongrel
【収録時のイベント概要】
どこから何を聞けば良いか分からないほど多様化した、
現在のダンスミュージック≒ポップミュージックの構造を聴覚的/視覚的に明らかにし、
最新のモードと各ジャンルのレシピを明らかにする!
トラップ、EDM、グライム、チルウェイヴ、ブーンバップ、フットワーク、ヴェイパーウェイヴ…..
これらのカタカナ文字は、エレクトリック/ダンスミュージックのジャンル名を羅列したものです。これらの字面から、一体どのような音楽を指しているのか想像することが困難であるように、アーティスト名や曲名を知らずにとある楽曲を聞いて、そのジャンル名を当てるのは容易ではないかもしれません。
しかし個々のジャンルを形作っているサウンドの骨格は、実は思った以上にシンプルなものです。それらを整理すると、楽曲のテンポやビートの打ち方、ベースやドラムなどの音色、そして特定のフレーズの組み合わせなど、そのジャンル特有のいわば<文法>とでもいうべきパターンが見えてきます。
そしてそれらの組み合わせは、機材やコンピュータの発展の歴史とも密接に関わっています。また、グローバルに併走しているように見えるダンスミュージックの各ジャンルの進化の背後には、複雑なヨーロッパとアメリカ、さらにはアジア諸国との関係が存在し、またネット上でのムーブメントがそれを支えている例も珍しくありません。
本イベントでは、それらを実際の音楽制作ソフトを用いてサウンドで各ジャンルの特徴を明らかにしながら、そのジャンル誕生の背景をも解説、ダンス(/ポップ)ミュージックの最新モードを視聴覚を駆使して解説します!
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20190406/
稀見理都×小杉あや×さやわか×武富健治「萌え文化の知られざる原点を探る——内山亜紀から温泉むすめへの40年」 (2022/2/5収録)@kimirito @ayadayWreath @someru @ryosuketono #ゲンロン220205
無料ダイジェスト https://youtu.be/UOkpJbY2FCY?si=RF-dkLMBIZQRHS0i
【収録時のイベント概要】
「萌え」という言葉が、今の日本のサブカルチャーの大きな骨組みとして機能していることは、もう疑いのない事実であろう。「萌え」という言葉自体は90年代初めから使われるようになり、その意味や位置づけ、表象などを変えながらいろいろな文脈で用いられてきた。
しかし、萌え文化がいつどこで生まれ、どう発展していったのかという体系的な議論はまだ少ない。大きな流れとして、70年代の終りに吾妻ひでおが発表した伝説的な同人誌『シベール』に端を発する、ロリコンブーム。それが美少女文化へと変化し、アニメやゲーム、そしてマンガと80年代の熱狂的なオタク文化を包括しつつ複雑に発展していったと語られることは多い。しかし、それらを体系付けるにはまだまだ、当時の資料、そして当事者たちの総括などが不十分ではなかろうか。
当時のロリコンブームを牽引した内山亜紀が、80年代に秋田書店の「週刊少年チャンピオン」で連載した『あんどろトリオ』の完全復刻版が、昨年11月に刊行された。監修した美少女コミック研究者の稀見理都氏によると、復刻版プロジェクトのなかで、さまざまな新しい発見がもたらされたという。
そんな萌えのルーツを探るべく、今回のゲンロンカフェでは稀見氏のほか、マンガ家の小杉あや氏、物語評論家・マンガ原作者のさやわか氏、マンガ家の武富健治氏にご登壇いただく。
小杉氏は、女性作家として伝説の美少女コミック誌「漫画ブリッコ」に作品を発表し、当時のロリコンブームの広がりを体験した当事者。『あんどろトリオ』を読んで育ち、多大な影響を受けたというさやわか氏と武富氏も交え、内山亜紀の80年代から温泉むすめの2020年代までの「萌え文化の40年」を検証していきたい。
絶対にお見逃しなく!
■
萌え文化の知られざる原点を探る – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20220205
さやわか×大井昌和【令和第一弾!】「『名探偵コナンと平成』を語り尽くす!ーーニッポンのマンガ #4」 【四天王シリーズ #11】(2019/5/4収録)@someru @ooimasakazu
【収録時のイベント概要】
さやわか氏の新著『名探偵コナンと平成』が、
2019年4月3日に発売され、はやくも大きな話題を呼んでいるーー!
ゲンロンカフェの大人気シリーズ「ニッポンのマンガ」にて、著者のさやわか氏とマンガ家の大井昌和氏が、本書を徹底解説いたします!
平成6年『サンデー』誌で連載が開始された「名探偵コナン」は、一躍人気となり、その2年後の平成8年にはテレビアニメがスタート、続々映画も公開され大ヒットを記録する、国民的名作マンガとなりました。
平成元年に生まれたひとにとっては、主人公のコナンや少年探偵団のこどもたちと同年齢の時に、アニメ放映が開始されるなど、まさに平成とともに歩んできたといえる「コナン」。
この平成の名作は、いったいどのように、どうして、生まれたのか、
そして、ともに歩んできた「平成」とは一体なんだったのか。
平成がおわり令和を迎えようとするいま、ふたつの謎を名推理により解き明かした本書について、徹底的に語り尽くします!
「名探偵コナン」は、4月12日(金)より劇場版第23弾『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』が公開。
いまもっともアツいマンガ×批評イベントとなること間違いなし。
『名探偵コナン』をヒントに平成という時代の真実を推理してみませんか。
ーー『名探偵コナンと平成』より
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20190504/
橋爪大三郎×仲俣暁生×さやわか 「『橋本治』とはなにものだったのか――優しいお人好しをめぐって」(2019/7/11収録)@solar1964 @someru
【収録時のイベント概要】
今年(2019年)1月、橋本治が70歳で亡くなった。
1977年のデビュー作『桃尻娘』に始まり、小説、翻案、戯曲、評論、エッセイなど、
42年のキャリアで発表した著作は200冊を優に超える。
橋本治は東大在学中から注目を集めていた。
東大駒場祭のポスター「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く」はあまりにも有名だ。
その後イラストレーターを経て小説家としてデビューし、1989年には『男の編み物』で注目を集めた。『桃尻語訳 枕草子』『窯変源氏物語』『双調平家物語』など古典の現代語訳、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』といった文芸評論、歌舞伎・浄瑠璃・義太夫の入門書、時評・社会評論など、分野を超える業績は枚挙に暇がない。
東大の一年後輩にあたる橋爪大三郎は、橋本治の早すぎる死を悼み、
彼を「一人で藤原定家、契沖、本居宣長、近松門左衛門、鶴屋南北、
福沢諭吉、小林秀雄を兼ね備えたようなひと」とたとえている
(「追悼・橋本治さん 権威から自由 批評鋭く」)。
評論家の仲俣暁生は橋本治を「未完の『小説家』」とし、
村上龍、村上春樹、高橋源一郎といったポストモダニズムの作家たちと一線を画す、
日本の現代文学のキーパーソンと位置づけている
(「1983年の廃墟とワンダーランド――橋本治という未完の「小説家」について」)。
しかし橋本治自身が「位置づけ」を拒んでこともあり、その評価はいまだ定まらない。
ライターのさやわかは、橋本治を自身の仕事のモデルに掲げている
(「八匹目の終わりと始まり」、『ユリイカ 5月臨時増刊号 (総特集)橋本治』)。
漫画、ゲーム、映画、文学と題材を選ばず、「何だかよくわからない」書き手。
そして、冷たい世の中にあって、度を越して「優しすぎるし、お人好しすぎる」人。そういう書き手になろうと思うのだと。
結局のところ、「橋本治」とはなにものだったのだろうか。
それぞれの仕方でその仕事を追い続けてきた橋爪大三郎、仲俣暁生、さやわかが、いまだ謎めいた巨人・橋本治を語り尽くす。
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20190711/
伊藤剛×斎藤環×さやわか「『鬼滅の刃』と少年マンガの新情勢――竈門炭治郎の優しさと強さが伝えるもの」(2020/12/9収録) @GoITO @pentaxxx @someru #ゲンロン201209
【イベント概要】
新型コロナウィルスの流行、東京五輪の中止、安倍長期政権が交代するなど、話題となるニュースに事欠かなかった2020年。だがそのなかでも、吾峠呼世晴氏のマンガ『鬼滅の刃』( https://amzn.to/3nOPcnK )の大ヒットは外せない。
「週刊少年ジャンプ」での連載は今年5月に幕を下ろしたが、単行本の売上は急上昇。書店の販売ランキング上位を既刊が独占し、シリーズ累計発行部数は1億部を突破。昨年放映されたアニメが人気爆発のきっかけとされているが、続編となる映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』( https://kimetsu.com/anime/mugenresshahen_movie/ )が10月16日に公開されると、その勢いは社会現象となった。11月24日時点で『千と千尋の神隠し』『タイタニック』に続く歴代映画興行収入ランキング3位となり、なおも興収記録を伸ばし続けている。
そんな『鬼滅の刃』をめぐる言説は枚挙にいとまがないが、あらためて『鬼滅の刃』とはどんな作品なのかを、ゲンロンカフェならではの濃密なトークで迫っていきたい。
ご登壇いただくのは、マンガ評論家の伊藤剛氏、精神科医の斎藤環氏、批評家のさやわか氏。三氏は昨年6月に、南勝久『ザ・ファブル』をめぐってトークをくり広げ( https://genron-cafe.jp/event/20190627/ )、その独自の着眼点や鋭い考察は大好評を博した。『鬼滅の刃』にも並々ならぬ思い入れがあるという三氏が、物語やキャラクター、マンガとしての構造にいたるまで熱く語り尽くしてくれるだろう。
単行本の最終巻は、まもなく12月に刊行予定。『鬼滅の刃』をまだ読んだことがないという人も、『鬼滅の刃』ファンの人も必見のイベント!
『鬼滅の刃』と少年マンガの新情勢 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20201209/
松井悠×三宅陽一郎 司会=さやわか「eスポーツと人工知能の交差点」(2021/928収録)@yumatsui @miyayou @someru #ゲンロン210928
無料ダイジェスト動画はこちら!
https://youtu.be/vhQeZocZg5E
【収録時のイベント概要】
近年「eスポーツ」が熱い(eは、諸説あるが、electronicの頭文字といわれる)。おもに対戦型のデジタルゲームをスポーツとして競い合うeスポーツは、国内外でさまざまな大会が盛んに開催されている。海外では賞金総額が億を超える大会も少なくなく、eスポーツの動画配信が話題を呼び、プロゲーマーの活躍がゲームファンのみならず注目を集めるなど、ブームとして盛り上がりを見せている。
このたびゲンロンカフェでは、株式会社グルーブシンク代表取締役の松井悠氏、ゲームAI開発者の三宅陽一郎氏、司会にライター・物語評論家のさやわか氏をお招きしてのトークイベントを生配信する。
松井氏は、大規模なゲームイベントやeスポーツ大会を運営するほか、動画配信、選手のサポート、グッズ制作など、eスポーツをはじめとするゲーム事業を多岐にわたって手がけている。現在のブーム以前からeスポーツを推進する松井氏に、eスポーツの魅力とはなんなのか、eスポーツを取り巻く状況について幅広くお話をうかがう。
ゲームAIの開発を手がける三宅氏は、松井氏とは長年交流があるという。そんな三宅氏は、eスポーツとAI(人工知能)の関係、デジタルゲームにおける人間の身体性のあり方などをどのように捉えているのだろうか。ゲームをはじめとして、あらゆるカルチャーに知見が深いさやわか氏の司会のもと、eスポーツが持つ可能性と未来について、たっぷりと語り合っていただく予定だ。
ゲンロンカフェ初の「eスポーツ」イベント! eスポーツに馴染みがないという人も、eスポーツファンも必見!
eスポーツと人工知能の交差点 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210928/
夏目房之介×伊藤剛×さやわか「マンガの『線』を総括する」【『ゲンロン11』刊行記念】(2020/11/14収録)@fusa811 @GoITO @someru #ゲンロン201114
無料ダイジェスト動画はこちら!
https://youtu.be/cHtvDv-5lKI
■
『ゲンロン11』好評販売中!!
特設サイト: https://genron-tomonokai.com/genron11
ゲンロンショップ : https://genron.co.jp/shop/products/detail/487
Amazon: https://amzn.to/3nqK09z
■
マンガ論の大家、夏目房之介さんがゲンロンカフェについに降臨!
今年9月に刊行された『ゲンロン11』の小特集は「『線の芸術』と現実」。
安彦良和さんと山本直樹さんの描く「線」のタッチのちがいから、
マンガ表現が政治思想や歴史とどう結びつくかを考えています。
今回のイベントではその刊行を記念し、
線に着眼したマンガ論の第一人者である夏目房之介さんをお招きして、
「線の芸術」としてのマンガの可能性を徹底的に語っていただきます。
トークのお相手を務めるのは特集の参加者であるお二人、
マンガ研究者の伊藤剛さんとひらめき☆マンガ教室主任講師のさやわかさん。
伊藤さんの論考「それはすでに線ではない」では夏目さんの議論も直接参照されています。
果たして夏目さんは「『線の芸術』と現実」をどのように読んだのか。
厳しい「総括」が行われるのか、それとも……?
予測不能のガチの鼎談をお届けします。
すべてのマンガ読者におくる、必見の生放送です!
マンガの「線」を総括する – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20201114/
【1/2】さやわか×辻田真佐憲「コロナ非常時は今後どうなる? <世界>のさやわかと<日本>の辻田真佐憲が語る、新しい時代の現実と想像力」(2020/6/11収録) @someru @reichsneet #ゲンロン200611
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20200614_01/
【収録時のイベント概要】
新型コロナウィルスの感染は世界に広がり、社会のあり様を大きく変容させた。あらたなパンデミックの脅威に世界各国の政府はどのような対策を講じ、またメディアはなにを報じ、市民のあいだではどんな混乱や事件が起こったのだろうか。
批評家のさやわか氏、文筆家の辻田真佐憲氏は、それぞれ違ったアングルで「コロナ現象」をウォッチし続けている。
さやわか氏は世界各国のメディアに幅広く目を通し、それぞれの国や地域の対応の違いを比較検討、また各国の識者がどのような発信をしているのかを分析し続けている。日本と海外の違い、また海外と比較することで日本でこれから予想される事態を、自身のSNSやYouTubeのチャンネルで紹介している。
日本の近現代史を研究範囲とする辻田氏は、日本の主要メディアはもちろんのこと、地域紙なども深掘りし、コロナ禍におけるさまざまな「事案」を収集しているそうだ。4月末にゲンロンカフェから配信した西田亮介氏との対談番組でも、コロナ禍のニュースを読み解き、議論が展開した。4月30日に「現代ビジネス」に寄稿した記事では日本各地で起きている「コロナ差別事件」を取り上げ、5月30日公開の記事では多発する「自粛警察」の暴走に警鐘を鳴らしている。
日本では5月25日に全国の緊急事態宣言が解除されたが、再び感染者数が増加する可能性や経済への懸念の声もあり、「コロナ非常時」が終わったとはまだ言えないだろう。
<世界>全体のコロナ関連の出来事を幅広く見渡すさやわか氏と、<日本>のコロナ事案を深掘りする辻田氏をお招きし、コロナ非常時の今後はどうなるのか、予測されうる災禍にわれわれはどのように対処していくべきなのかを考えていく。
もちろん、両氏には豊富なプレゼンもご用意いただける予定だ。
ゲンロンカフェの人気登壇者である両氏の初タッグをお見逃しなく!
コロナ非常時は今後どうなる? <世界>のさやわかと<日本>の辻田真佐憲が語る、新しい時代の現実と想像力 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200611/
土佐信道(明和電機)×三宅陽一郎 司会=さやわか「テクノロジーと『現実』――ナンセンスマシーン、人工知能、ゲーム」(2020/12/16収録)@MaywaDenki @miyayou @someru
無料ダイジェスト動画はこちら!
https://youtu.be/vmJzcxfxdMU
【収録時のイベント概要】
テクノロジーが発展すれば、現実を自由に変えて、幸福を手に入れることができる――わたしたちはそう信じてきた。だが実際には、テクノロジーは社会の分断や混乱を深めているのではないか。わたしたちは、「現実」のなかにテクノロジーを、あるいはテクノロジーのなかに「現実」をどう配置すればいいのだろうか?
ゲンロンカフェでは、土佐信道氏と三宅陽一郎氏という、まったく違う角度からテクノロジーと向き合うおふたりをお招きして、イベントを開催する。アートユニット明和電機の「社長」として、数々の「ナンセンスマシーン」をつくりだし、現実を攪乱し続けている土佐氏。かたやスクウェア・エニックスのリードAIリサーチャーとしてゲームAIの開発を手がけ、東西の哲学の知見をもとに、現実の拡張を試みる三宅氏。「ローテク」と「ハイテク」との邂逅ともいえるふたりの出会いは、ニューノーマルの現実から次に進むためのヒントを与えてくれるかもしれない。
司会をつとめるのは、批評家のさやわか氏。あらゆる分野で評論をおこない、現実と虚構の関係をつねに問い続けている氏の舵取りで、テクノロジーの、人間の、未来を考えていく。お見逃しなく!
テクノロジーと「現実」 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20201216/
さやわか×ばるぼら「さやわか式☆現代文化論#26 今からでも間に合う! 正しい渋谷系入門」
90年代前半から半ばまで、音楽を中心としたムーブメントとして盛況だった「渋谷系」。だが現在ではその潮流は表向き失われたし、語られることがあったとしても誤解や偏見に基づいているか、ノスタルジーが協調されがちである。昨今では小沢健二が活動を活発化させるなど、渋谷系を再検討する機運が芽生えてもいるが、その言説はリアルタイムに渋谷系を体験した世代にとっては単に懐かしく、またそれ以下の世代にはさほど重要さの理解できないものになりがちなのである。日本文化の重要なポイントである渋谷系について、正しい理解がなされないのは深刻な問題である。そこで、他分野と同様、渋谷系についても網羅的な取材研究を重ね著書『渋谷系の時代』も書き進めているばるぼら氏に、今こそ正しく理解すべき渋谷系の知識と教養を教示いただくことにする。氏はさやわかとも過去に渋谷系について話す機会があったが、今回は渋谷系の基本的な知識から、90年代の文化は正しく再評価しうるか、なぜそれがなされないのかという広い視野での討議も行う。(さやわか)【イベントのページ】http://genron-cafe.jp/event/20160623/
磯野真穂×さやわか「ダイエットという幻想、あるいは愛とルッキズムの現代文化論」(2021/2/2収録) @mahoisono @someru #ゲンロン210202
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https://youtu.be/IVKgujgDeeg
webゲンロンにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20210217_01/
【収録時のイベント概要】
なぜ「やせたい」と思うのだろうか。美しくなりたいから? 健康になりたいから? モテたいから? やせている人は自己管理ができ能力が高いから?(太っている人は自己管理ができずにだらしないから?)
人類学者の磯野真穂氏は『ダイエット幻想』( https://amzn.to/2L2VMt8 )『なぜふつうに食べられないのか』( https://amzn.to/2YCTAfb )などの著書を通して、食べることと、からだと社会との関係を考察し続けている。「美しく、健康なからだ」は時代や地域によって大きく異なる。糖質制限など、一見「科学的」とされるダイエットも、必ずしも「正しい」とは限らない。人々にインストールされている「ダイエットをしてやせることで、美しく、健康なからだを手に入れる」という物語によって、《いまの20歳女性の体型は、栄養失調が国として問題視されていた時期よりもやせている》(『ダイエット幻想』、84頁)という。
ライター・物語評論家・マンガ原作者のさやわか氏は、さまざまなカルチャーの分析を通して、物語と社会との関係を論じている。電子批評誌「ゲンロンβ」( https://genron-tomonokai.com/beta/ )で連載中の「愛について――符合の現代文化論」( https://genron-alpha.com/gb042_01/ )では、記号と意味とを対応させる「符合」に注目する。例えば「やせている」ことは、美しいこと、健康であること、他人から評価されることを必ずしも意味しない。それは慣習的に、あるいは恣意的に決められている曖昧なものだ。さやわか氏は、現代社会のなかで固定化された記号と意味の結びつきを解きほぐすことによって、人々が困難を乗り越えるためのヒントを模索している。
この度ゲンロンカフェでは、磯野氏とさやわか氏に、ダイエットについて、ルッキズム(容貌で価値を判断すること)について、コミュニケーションの問題について、たっぷりと語りあってもらう予定だ。さやわか氏は、ルッキズムを実証的に考察するためのダイエッターとしても知られている。磯野氏が「さやわか式☆ダイエット」をどう評価するかも注目だ。
ダイエットは「幻想」なのか。だとすれば、われわれはその幻想とどう向き合えばいいのか。ゲンロンカフェならではの刺激的な対話をお見逃しなく!
ダイエットという幻想、あるいは愛とルッキズムの現代文化論 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210202/
米代恭×魚豊×金城小百合×千代田修平 司会=さやわか「いまマンガはなにを描けるのか――生きづらさと不合理に対峙するマンガの力」(2021/12/13収録) @cometakuzo @uotouoto @dobugawa_info @cyd____ @someru #ゲンロン211213
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https://youtu.be/NxkRc3C9Tvc?si=jOtEQy8PiiMmIm8s
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記事URL= https://www.genron-alpha.com/article20220329_01/
【収録時のイベント概要】
(※ 魚豊さんはご本人の希望により、会場にはいらっしゃいますが、放送では音声のみのご出演となります。サイン会は予定通り行います。ご了承ください。)
ゲンロンカフェの観覧受付再開第2弾は、話題作を手がける気鋭マンガ家おふたりが登場!
会場ではコミックスの販売を行うほか、トーク終了後はサイン会も実施します!
「週刊ビッグコミックスピリッツ」で好評連載中の『往生際の意味を知れ!』と『チ。―地球の運動について―』。マンガの新時代を切り拓く注目作として、それぞれ大きな話題を呼んでいる。
『往生際の意味を知れ!』は、前作『あげくの果てのカノン』でも多くの読者を獲得した米代恭さんの最新作。元カノとの別れによって映画を撮れなくなった主人公。そんな主人公の前に突然、元カノが現れ「出産記録を撮ってほしい」「(そのために)精子が欲しい」と告げる。突飛な要望に戸惑いながらも記録映画の撮影をはじめるうちに、衝撃の事実が次々と明らかになっていく。奇妙に惹かれ合う主人公と元カノの関係など、息もつかせぬ怒涛の展開に目が離せない。
魚豊さんの『チ。―地球の運動について―』の舞台は中世ヨーロッパ。異端思想が激しく弾圧をあっていた時代に、禁じられた「地動説」の探求に命を懸ける人々を一大叙事詩として描いていく。真理とは? 信念とは? 正しさとは? 単行本のシリーズ累計部数は150万部を突破し、 「このマンガがすごい! 2022」オトコ編2位や「マンガ大賞2021」2位を受賞するなど、今後が最も期待される作品のひとつとして注目を浴びている。
この度ゲンロンカフェでは、米代さんと魚豊さんに加え、おふたりの担当編集である金城小百合さんと千代田修平さんをお招きし、作品の魅力を掘り下げるとともに、マンガ家と編集者それぞれの視点から「いまマンガはなにを描けるのか」についてたっぷりと語り合っていただく。司会は、物語評論家・マンガ原作者で〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉主任講師でもあるさやわかさん。
マンガの面白さ、これからのマンガの可能性に迫る白熱のトークイベントをお見逃しなく!
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いまマンガはなにを描けるのか – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20211213/
【2/2】さやわか×大井昌和「自宅待機をどう過ごす!? COVID-19時代に家で楽しめるコンテンツをさやわか大井コンビが大紹介! ウィルス感染を防ぎつつ明るく元気に生きる方法を伝授する! 課金して見てね!」(2020/4/3収録)@ooimasakazu @someru
【収録時のイベント概要】
批評家のさやわか氏とマンガ家の大井昌和氏といえばマンガ……だけじゃない! ありとあらゆるサブカルチャーに精通する両氏が、自宅待機、外出自粛要請が続くいま、家で楽しく過ごすためのコンテンツを大紹介する!
さやわか氏といえば、尋常ならざる広さと深さであらゆるコンテンツを網羅し、余人の追随を許さない男。文学、音楽、映画、アニメ、マンガ、ゲーム、演劇、ライブ、はてはスポーツに至るまで、1年を通して目にしたあらゆるコンテンツから100個選び、ランキング形式で紹介する狂気の企画「さやわか式☆ベストハンドレッド」は年末の超人気企画だ。
大井氏も、同業のマンガ家から「作画中あまりに暇なんですけど、なにか面白いコンテンツはありますか?」と尋ねられるほどのサブカルウォッチャー。COVID-19(新型コロナウィルス)が流行する前から外出しないで仕事をしてきた大井氏が(マンガ家なので当たり前だ)、仕事をしながら楽しめる、仕事の合間に楽しめる、あまりに楽しくて仕事が手につかなくなるコンテンツをお勧めしてくれる。
今回もゲンロンカフェの会場は無観客。3月はなんとか乗り切れたが、はっきり言って、これからがヤバい。ゲンロンの危機を救うべく、さやわか大井の両氏がとっておきのコンテンツをバンバン紹介してくれるはずなので、とにかく課金して番組を視聴しよう! 雑談放談もたくさん(真面目な話もちょっとは)するよ!
自宅待機をどう過ごす!? COVID-19時代に家で楽しめるコンテンツをさやわか大井コンビが大紹介! ウィルス感染を防ぎつつ明るく元気に生きる方法を伝授する! 課金して見てね! – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200403/
伊藤剛×斎藤環 司会=さやわか「南勝久『ザ・ファブル』はなぜあんなに面白いのか?――実写映画化を勝手に祝して、アクションとエンタメの現在を熱く語るイベント!」(2019/6/27収録) @GoITO @pentaxxx @someru
【収録時のイベント概要】
南勝久『ザ・ファブル』(週刊ヤングマガジンにて連載中)は〝いま一番面白い作品〟と呼び声が高い人気作品。2017年度講談社漫画賞<一般部門>を受賞し、単行本累計部数400万部突破、さらに今年6月21日から実写化映画が公開されるなど、大きな話題だ。
主人公は裏社会で〝ファブル(寓話)〟と呼ばれる、天才的な殺し屋。ある日「1年間の休業」として、一般人になりきり、普通の暮らしを過ごすことを命ぜられる。
殺しの〝プロ〟として、一般社会に影を潜めて溶け込むことができるのか――
次から次へと起こる思わぬ展開、個性的で人間味あふれる登場人物たちと、同作は多彩な魅力を放っている。
この度、ゲンロンカフェでは『ザ・ファブル』そして南勝久作品の大ファンというマンガ評論家の伊藤剛氏、精神科医の斎藤環氏、司会に批評家のさやわか氏をお迎えしてトークイベントを開催する。
「『ザ・ファブル』は面白い! こんなに面白んだから、もっとその面白さが語られていい!」と熱く語る、伊藤・斎藤両氏。その面白さの原動力はどこにあるのか? 南勝久氏の人気シリーズ『ナニワトモアレ』 『なにわ友あれ』とも比較しながら、〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉主任講師も務めるさやわか氏を交え、アクション、エンタメの現在を探っていく。
『ザ・ファブル』ファンの人も、今回の実写映画化で初めて同作を知った人も、ゲンロンカフェに集合だ!
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20190627/
【2/2】さやわか×大井昌和×東浩紀「マンガは歴史と社会を語れるか2ーー大学紛争と『ビューティフル・ドリーマー』の問題、あるいは大塚英志とジェンダーについて」【ニッポンのマンガ #6】(2020/1/9収録) @someru @ooimasakazu
【収録時のイベント概要】
大反響の「マンガは歴史と社会を語れるか」(2019年11月19日)、早くも続編開催決定!
批評家・さやわか氏とマンガ家・大井昌和氏が不定期で送る「ニッポンのマンガ」シリーズ。その第5弾は、美少女コミック研究家・稀見理都氏と東浩紀が参戦し、戦後史とマンガ史を横断する内容で大きな反響を呼んだ。
2020年最初のゲンロンカフェでのイベントとして、その続編の開催が決定。「1」では安彦良和と山本直樹が話題となったが、「2」では2人の接点である1972年の連合赤軍事件(山岳ベース事件+あさま山荘事件)を出発点として、戦後史をマンガが描くことの困難と可能性を語り尽くす。
山本は「レッド」シリーズで連合赤軍事件を入念な取材のもと精微に描ききった。安彦は連合赤軍事件の中心人物と大学時代に深い繋がりがあり、『革命とサブカル』(2018年)ではロングインタビューを行なっている。じつは参加者の東浩紀はこの1ヶ月で大学紛争関係資料に沈潜。いまや山本直樹「レッド」の登場人物についても「だいたい実名が思い浮かびますね。中村愛子(作中では平)と伊藤和子(同じく唐松)あたりになると、ときどきまちがえちゃうけど……」などと言い出す始末。永田洋子(赤城)も植垣康博(岩木)も坂口弘(谷川)も回顧録を読んだという。そんな彼が、あらためて「大学紛争をマンガで描くこと」の問題を提起する。新たな参照点として、押井守、大塚英志、そしてオウム真理教事件などが呼び出される予定だ。
とはいえ、例によってテーマはテーマ。どこにいくかわからない脱線、逸脱、迷走こそが「ニッポンのマンガ」シリーズの魅力。2020年代の幕開けにふさわしい、圧倒的熱量でお届けする神イベントに乗り遅れるな!
マンガは歴史と社会を語れるか2 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200109/
【3/4】さやわか×辻田真佐憲×東浩紀「2020年前半めった斬り! コロナで振り返るゲンロン式時事放談」(2020/7/9収録) @someru @reichsneet @hazuma #ゲンロン200709
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記事URL= https://genron-alpha.com/article20200713_01/
【収録時のイベント概要】
2020年は、カルロス・ゴーンの国外逃亡とトランプ政権によるソレイマニ司令官暗殺で明けた——のだが、いまだれがそのことを覚えているだろうか(ゴーン逃亡自体は前年末)。2月以降のコロナパニックと一種の「高揚感」のなかで、日本と世界の健忘症はますますひどくなっている。このあと第2波が来るかもしれないし衆院選もあるかもしれない。少なくとも米大統領選はある。年末まで待っていたら、もうだれも前半のことなんて語らなくなりそうだ。そんな危機感から急遽企画された振り返り企画! コロナで明け暮れたこの半年間、あらためてなにが起きたのかゲンロン風に好き勝手に語る。お迎えするのは政治批評の辻田真佐憲氏と文化批評のさやわか氏。聞き手と司会は東浩紀!
2020年前半めった斬り! コロナで振り返るゲンロン式時事放談 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200709/
石田美紀×さやわか「ジェンダーを攪乱する声――『アニメと声優のメディア史』刊行記念」(2021/6/21収録) @someru #ゲンロン210621nd
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https://youtu.be/qiNgZz1QbVY
【収録時のイベント概要】
新潟大学教授で視聴覚文化論を専門とする石田美紀さんの近著『アニメと声優のメディア史――なぜ女性が少年を演じるのか』(青弓社)をめぐって、石田さんと、物語評論家・マンガ原作者のさやわかさんの対談番組を配信します。
『ドラえもん』の野比のび太、『ドラゴンボール』の孫悟空、『ONE PIECE』のモンキー・D・ルフィ、『名探偵コナン』の江戸川コナン、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジ――これらの少年役は、すべて女性声優が演じています。ディズニー長編作品に代表されるアメリカのアニメにおいて性別も年齢も近い子どもが演じるのとは対照的に、日本のアニメ作品では、女性声優が少年役を演じることは珍しくありません。
なぜ女性声優が少年役を演じるのでしょうか。石田さんは、戦後直後のラジオドラマにはじまり、テレビ人形劇や海外作品の吹き替え、アニメ産業の広がりなどを通して、アニメと声優の歴史をたどっていきます。また本書の後半では、声優とファンとのコミュニケーションの変遷についても考察を深めます。性別や年齢、外見上の特徴について、声優とキャラクターの一致を求める傾向がある一方で、性別の差異やキャラクターとのずれは、女性声優の独自の表現とファンの需要を生み出してきました。
本書のなかで石田さんは、東浩紀が『動物化するポストモダン』で名付けた「データベース消費」の概念に、「声」の観点を通して議論を展開していきます。電子批評誌「ゲンロンβ」で連載中の「愛について――符合の現代文化論」において、おなじく東の「データベース消費」に言及しながらキャラクター論を広げたさやわかさんは、石田さんの考察をどのように読んだのでしょうか?
ジェンダーを攪乱する女性声優という存在から、アニメと声優のメディア史を考えていきます。どうぞお見逃しなく!
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石田美紀『アニメと声優のメディア史――なぜ女性が少年を演じるのか』(青弓社)
https://amzn.to/3uFwySd
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ジェンダーを攪乱する声 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210621/
夏目房之介×伊藤剛×さやわか「手塚治虫超入門――夏目の目は手塚の手をどう見るか」(2021/5/6収録)@fusa811 @GoITO @someru #ゲンロン210506
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https://youtu.be/hJrfA9WsHy8
【配信時のイベント概要】
手塚治虫が『マアチャンの日記帳』でデビューしてから75年。手塚は、後のマンガ家のみならず、戦後文化に強い影響を与えた巨匠として知られている。しかし、いまの若い世代は、手塚マンガを読もうにも膨大な作品群のなにから手をつけていいのか迷うかもしれない。“手塚以降”のマンガが当たり前となった世代にとっては、手塚マンガの受けとめ方にとまどうこともあるだろう。
今回のゲンロンカフェのテーマは、手塚治虫超入門。マンガ評論の第一人者である夏目房之介氏、マンガ研究者の伊藤剛氏、評論家・マンガ原作者のさやわか氏を迎え、あらためて「マンガ家・手塚治虫」について、手塚マンガの豊潤な作品の数々について読み解いていく。
『手塚治虫はどこにいる』『手塚治虫の冒険』など、手塚マンガを考察することでマンガ評論を牽引してきた夏目氏は、いま手塚マンガをどのように捉えるのか。『テヅカ・イズ・デッド』でマンガ評論の新たな地平を切り開いた伊藤氏、〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉主任講師として若いマンガ家を育てるさやわか氏とともに、手塚治虫と戦後マンガ史を存分に語り合う。絶対にお見逃しなく!
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手塚治虫超入門 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210506/
磯野真穂×さやわか「そもそも、文化ってなんだろう――文化人類学とカルチャー批評から考える」 @mahoisono @someru #ゲンロン211113
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https://youtu.be/efbrzqA6JMw?si=AUlr7Z-PWs99BIla
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記事URL= https://www.genron-alpha.com/article20220329_01/
【収録時のイベント概要】
人類学者の磯野真穂さん、物語評論家のさやわかさんの対談番組を配信します。おふたりは今年2月、ゲンロンカフェから配信したイベント「ダイエットという幻想、あるいは愛とルッキズムの現代文化論」で対談を行いました。食べることやからだと社会との関係を考察してきた磯野さんと、自身のメソッドによるダイエットの実践やルッキズムへの分析を行うさやわかさんとの対談は好評を博しました。
おふたりの対談第2弾のリクエストが数多く寄せられるなか、今回テーマとなるのは、ずばり「文化」について。磯野さんは文化人類学という学問を専門にしていますが、文化人類学にとって「文化」とはなんでしょうか。さやわかさんは、ありとあらゆるカルチャーを幅広く批評する仕事で知られていますが、分析の対象となるカルチャーをどのように定めているのでしょうか。
新型コロナウィルスが流行し始めた頃、一部のカルチャーや文化活動を「不要不急」の言葉で脇に追いやるむきもありました。文化は本当に不要不急なのでしょうか? 人間社会にとって文化とはなんなのでしょうか?
文化人類学者とカルチャー批評家のおふたりが、あらためて「文化」とはなにかついて考えます。ゲンロンカフェならではの濃密な対話をご期待ください。
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そもそも、文化ってなんだろう – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20211113/
【2/2】山本直樹×さやわか×東浩紀「山本直樹はなぜ『レッド』を描いた/描けたのか――エロ、暴力、政治」(2020/2/21収録)@tsugeju @someru @hazuma
【収録時のイベント概要】
2006年から2018年まで、足掛け13年にわたる長期連載の末に完結した山本直樹氏の大作「レッド」(全13巻、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞)。半世紀前の左翼集団、連合赤軍の山岳ベース事件およびあさま山荘事件にいたる歩みを緻密な取材のもとに描いたたいへんな力作である。
山本氏は1960年生まれで、あさま山荘事件(1972年)のときには12歳。けっして関係者と同世代なわけではない。また、1980年代のデビュー後は成人向けマンガを数多く手がけ、社会派として知られてきたわけでもない。そんな氏が、なぜ21世紀に入って、連合赤軍の物語をマンガのテーマにしようとしたのか。そして逆に、この作品から振り返ったときに、氏のそれまでの作品歴がどのように見えるのか。このイベントでは、物語と表現の両面から、「山本直樹が『レッド』を描かなければならなかった理由」に迫りたい。
当日のイベントでは、まずはさやわか氏が山本氏の作品歴を簡単に振り返り、「レッド」にいたる表現の歩みを紹介する予定である。東は連合赤軍事件への山本氏の評価や左翼運動の歴史をいま振り返ることの意義などについて質問する予定だが、さやわか氏・東双方ともに関心の焦点のひとつは「永田洋子の描き方」にあり、そこからはマンガ一般の女性描写の問題、あるいは現在のMeTooなどにも話題が広がっていくかもしれない。山本氏はツイッターで現在の政治状況についても積極的に発言しており、そんな話題も扱えたらと思う。
あさま山荘事件が起きたのは1972年2月19日から2月28日。48年目の同じ2月に開催される当イベントをお見逃しなく。
山本直樹はなぜ『レッド』を描いた/描けたのか – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200221/
【2/2】大井昌和×さやわか×稀見理都×東浩紀「マンガは歴史と社会を語れるか——安彦良和の古代史/満洲と山本直樹の『レッド』を出発点として」【ニッポンのマンガ #5】(2019/11/19収録) @ooimasakazu @someru @kimirito @hazuma
【収録時のイベント概要】
批評家のさやわか氏とマンガ家の大井昌和氏による人気トークシリーズ「ニッポンのマンガ」に、美少女コミック研究家の稀見理都氏、そして東浩紀が参戦!
従来のマンガ批評やマンガ研究の文脈にとらわれず、「マンガを語ること」のさまざまな魅力と可能性を広げてきた「ニッポンのマンガ」シリーズ。
今回は「マンガは歴史と社会を語れるか」と題し、日本のマンガ家がわれわれの歴史や社会をどのように描き、また影響を与えてきたのかを考察していく。
その出発点として、まずは安彦良和氏の古代史シリーズと『虹色のトロツキー』に代表される満洲を舞台にした作品、山本直樹氏があさま山荘事件にいたる新左翼運動の若者たちを描いた『レッド』を取り上げる。
さらに、各登壇者からさまざまな年代とジャンルのマンガ家たち(とその作品)に触れたプレゼンが行われ、議論が進んでいく予定だ。
自身も実作者であるマンガ家の大井氏は、コマ割り、キャラクター、ストーリーといったマンガの構造を鋭く分析し、マンガのあり方を解きほぐしてきた。
稀見氏は、社会的にオープンに語られづらい美少女コミック(エロマンガ)というジャンルに注目することで、翻ってマンガと社会の関係を掘り下げている。
〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉主任講師でありマンガ原作者でもあるさやわか氏は、マンガの技術と主題の両方に迫りながら、マンガ表現の可能性を語ってきた。
『ゲンロン10』の論考の終わりに、虚構(物語、フィクション)と歴史や社会との関係について示唆した東は、三氏とともにマンガというジャンルをどのように思索していくのであろうか。
もちろん、会場からの質問も大歓迎! マンガ家たちが思想的な表現者(作家)として生み出してきた多様な作品と仕事について、時間のゆるす限り語っていきたい。
知的好奇心を刺激する、ゲンロンカフェならではの極大射程のマンガ語りをお見逃しなく!
マンガは歴史と社会を語れるか – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20191119/
【1/2】大井昌和×さやわか×稀見理都×東浩紀「マンガは歴史と社会を語れるか——安彦良和の古代史/満洲と山本直樹の『レッド』を出発点として」【ニッポンのマンガ #5】(2019/11/19収録) @ooimasakazu @someru @kimirito @hazuma
【収録時のイベント概要】
批評家のさやわか氏とマンガ家の大井昌和氏による人気トークシリーズ「ニッポンのマンガ」に、美少女コミック研究家の稀見理都氏、そして東浩紀が参戦!
従来のマンガ批評やマンガ研究の文脈にとらわれず、「マンガを語ること」のさまざまな魅力と可能性を広げてきた「ニッポンのマンガ」シリーズ。
今回は「マンガは歴史と社会を語れるか」と題し、日本のマンガ家がわれわれの歴史や社会をどのように描き、また影響を与えてきたのかを考察していく。
その出発点として、まずは安彦良和氏の古代史シリーズと『虹色のトロツキー』に代表される満洲を舞台にした作品、山本直樹氏があさま山荘事件にいたる新左翼運動の若者たちを描いた『レッド』を取り上げる。
さらに、各登壇者からさまざまな年代とジャンルのマンガ家たち(とその作品)に触れたプレゼンが行われ、議論が進んでいく予定だ。
自身も実作者であるマンガ家の大井氏は、コマ割り、キャラクター、ストーリーといったマンガの構造を鋭く分析し、マンガのあり方を解きほぐしてきた。
稀見氏は、社会的にオープンに語られづらい美少女コミック(エロマンガ)というジャンルに注目することで、翻ってマンガと社会の関係を掘り下げている。
〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉主任講師でありマンガ原作者でもあるさやわか氏は、マンガの技術と主題の両方に迫りながら、マンガ表現の可能性を語ってきた。
『ゲンロン10』の論考の終わりに、虚構(物語、フィクション)と歴史や社会との関係について示唆した東は、三氏とともにマンガというジャンルをどのように思索していくのであろうか。
もちろん、会場からの質問も大歓迎! マンガ家たちが思想的な表現者(作家)として生み出してきた多様な作品と仕事について、時間のゆるす限り語っていきたい。
知的好奇心を刺激する、ゲンロンカフェならではの極大射程のマンガ語りをお見逃しなく!
マンガは歴史と社会を語れるか – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20191119/
【1/2】山本直樹×さやわか×東浩紀「山本直樹はなぜ『レッド』を描いた/描けたのか――エロ、暴力、政治」(2020/2/21収録)@tsugeju @someru @hazuma
【収録時のイベント概要】
2006年から2018年まで、足掛け13年にわたる長期連載の末に完結した山本直樹氏の大作「レッド」(全13巻、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞)。半世紀前の左翼集団、連合赤軍の山岳ベース事件およびあさま山荘事件にいたる歩みを緻密な取材のもとに描いたたいへんな力作である。
山本氏は1960年生まれで、あさま山荘事件(1972年)のときには12歳。けっして関係者と同世代なわけではない。また、1980年代のデビュー後は成人向けマンガを数多く手がけ、社会派として知られてきたわけでもない。そんな氏が、なぜ21世紀に入って、連合赤軍の物語をマンガのテーマにしようとしたのか。そして逆に、この作品から振り返ったときに、氏のそれまでの作品歴がどのように見えるのか。このイベントでは、物語と表現の両面から、「山本直樹が『レッド』を描かなければならなかった理由」に迫りたい。
当日のイベントでは、まずはさやわか氏が山本氏の作品歴を簡単に振り返り、「レッド」にいたる表現の歩みを紹介する予定である。東は連合赤軍事件への山本氏の評価や左翼運動の歴史をいま振り返ることの意義などについて質問する予定だが、さやわか氏・東双方ともに関心の焦点のひとつは「永田洋子の描き方」にあり、そこからはマンガ一般の女性描写の問題、あるいは現在のMeTooなどにも話題が広がっていくかもしれない。山本氏はツイッターで現在の政治状況についても積極的に発言しており、そんな話題も扱えたらと思う。
あさま山荘事件が起きたのは1972年2月19日から2月28日。48年目の同じ2月に開催される当イベントをお見逃しなく。
山本直樹はなぜ『レッド』を描いた/描けたのか – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200221/
高橋弘樹×さやわか「越境するテレビとウェブ動画――面白さはどうやって生まれるのか」(2021/8/2収録)@takahashi_ntu @someru #ゲンロン210802
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https://youtu.be/1tIxRbfjdVg
【収録時のイベント概要】
テレビ東京制作局プロデューサー・ディレクターの高橋弘樹さん、物語評論家・マンガ原作者のさやわかさんの対談番組を配信します。
『家、ついて行ってイイですか?』『吉木りさに怒られたい』『空から日本を見てみよう』など、斬新な企画の人気番組を数多く手がけてきた高橋さん。だれも見たことがない面白さを作りだし、より多くのひとに魅力を伝えるにはどうしたらいいのか。著書『1秒でつかむ』『TVディレクターの演出術』では、その技術と心得を惜しげもなく披露しています。
さまざまなジャンルのサブカルチャーに精通するさやわかさんは、大のテレビ好きを公言します。シラスのチャンネル「カルチャーお白州」では、高橋さんの『1秒でつかむ』を取り上げ「具体的な方法論を生み出すための『考え方』の本。クリエイターやその志望者は絶対に読んだほうがいいし、こういうことを考えた方がいい!」と熱く推奨しました。
高橋さんは今年4月から、テレビ東京と日本経済新聞社が共同で立ち上げたYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」のコンテンツ制作を統括しています。2019年にはウェブ広告費がテレビ広告費を上回りました。新型コロナウィルスが流行しはじめた2020年春以降は、動画配信の需要は加速し、テレビ出演者や制作者がウェブ動画に参入することも増えてきました。
越境するテレビとウェブ動画 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210802/
さやわか×速水健朗「すべてのポップスは賞味期限切れなのか?」【さやわか式☆現代文化論 #14】 @someru @gotanda6
2014年の音楽シーンは順当にAKB48とジャニーズとEXILEが表舞台を独占し、ボーカロイド曲が対抗軸を代表するという構図が温存されたかに思われた。
しかし、いまや音楽の「ヒットの度合い」を測ることはきわめて難しく、媒体によって、あるいは調査対象の選び方によって、消費者層の偏りだけがはっきりと観測され、売り上げ枚数や再生回数が「何を示しているのか」はかえって一言で言い表せないという状況がかつてなく鮮明になっている。
ポピュラーカルチャーとしての音楽はどうなってしまったのか?そんな中でそもそも「2014年総括」などできるのだろうか?
今回は、『すべてのニュースは賞味期限切れである』を上梓したばかりの速水健朗をゲストに迎え、同世代であり、関心領域を近しくしつつも対談の機会がなかったさやわかとお互いの来し方を振り返りつつ、そこにある違いの中から現状が招かれた理由と今後の展望を占う!
【イベントのページ】
http://genron-cafe.jp/event/20150130/
【1/2】さやわか「さやわか式☆ベストハンドレッド2020」(2021/4/17収録) @someru #ゲンロン210417
※ 本番組は、シラスで行われた延長放送を除く、本編のみのアーカイブ動画となります。予めご了承ください。
無料ダイジェスト動画はこちら!
https://youtu.be/cUjGRgXW4rc
【収録時のイベント概要】
さやわか。
ライター、物語評論家、マンガ原作者、〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉主任講師。
尋常ならざる広さと深さであらゆるコンテンツを網羅し、余人の追随を許さない男。
シラスの個人チャンネル「カルチャーお白洲」では、カルチャー批評の復権を志し、幅広いジャンルのコンテンツを魅力的に紹介しながら、コンテンツの背景やそれらを語る理論を視聴者に伝えている。
そんな彼が、1年間を通して目にしたあらゆるコンテンツから100個を選び抜き、ランキング形式で紹介する超人気企画が「さやわか式☆ベストハンドレッド」だ。例年、年末に開催されるゲンロン総会(ゲンロン友の会の会員向け謝恩パーティー)のプログラムのひとつとして行われているが、昨年末は新型コロナウィルス感染拡大の影響に伴い開催中止。この度、ゲンロンカフェの配信イベントとして帰ってきた。
俎上にのせるのは、ジャンルごった煮の作品群。マンガ、アニメ、ゲーム、文学、音楽、映画、演劇、ライブ、スポーツ……などをすべて一緒くたにして、一切の政治的配慮なく、完全に私情に基づいて、体力の許す限り語り尽くす。
本企画は、さやわかが単に好きな作品を語るとか、あまり世間では知られていないコンテンツの情報を教えるなどといった生ぬるいものではない。彼が全身全霊をかけて「いま、カルチャーを語ることとはなにか」を示す「百コンテンツ組手」だ。刮目して相待つべし!
さやわか式☆ベストハンドレッド2020 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210417/