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鳩山友紀夫×茂木健一郎「友愛とはなにか――アメリカと中国のあいだ、保守とリベラルのあいだで」【モギケンカフェ #1】@hatoyamayukio @kenichiromogi(2020/8/27収録)
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20200902_02/
※鳩山さんご出演の本編のみの動画です。予めご了承ください。
【イベント概要】
脳科学者の茂木健一郎氏がホストを務める、トークイベントシリーズ「モギケンカフェ( https://is.gd/9ayURo )」がスタート!
各界の第一線で活躍する著名人をお招きし、茂木氏だから聞くことのできる話題を深掘りしていく。
その記念すべき第1回にご登場いただくのは、元内閣総理大臣の鳩山友紀夫氏。現在は政界を引退し、自身が掲げる「友愛」の理念のもと、理事長を務めるシンクタンク「東アジア共同体研究所」を拠点に幅広く活動している。
茂木氏は東アジア共同体研究所の理事を務めるなど、鳩山氏とは長年の親交が深い。現在の国際情勢や、憲政史上最長の在任日数を更新する安倍政権を、いまの鳩山氏はどう見ているのか。また、当時の鳩山政権での政策や、メディアの報道のされ方を、ふり返ってどのように捉えているのか。既存のメディアでは報じられない鳩山氏の率直な思いを、茂木氏と縦横無尽に語り合っていただく予定だ。
リニューアルしたばかりのゲンロンカフェからお届けする、極上の対談シリーズの第1回。分野を横断しながら闊達に言葉を投げかけあい、混迷する時代のなかで社会のビジョンを追い求めていく、ゲンロンカフェ新章の幕開けを見逃すな!
友愛とはなにか – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200827/
【1/2】伊沢拓司×田村正資×徳久倫康「クイズ王は本当にいなくなるのか――『ユリイカ』クイズ特集刊行記念&大反省会」@tax_i_ @kaiseitamura @tokuhisan(2020/9/7収録)
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20200911_01/
【収録時のイベント概要】
世は空前のクイズブームです。
『ユリイカ』2020年7月号( https://amzn.to/31NS6Rv )ではついに、「特集=クイズの世界」が組まれました。クイズは誰にでも親しみやすく、ひっきりなしにテレビを賑わせている一方で、その歴史や性質についての研究はあまり進んでいません。プロのクイズ作家や現役のプレイヤーから、小説家、マンガ家、社会学者、評論家、哲学者、宗教学者など、多彩な顔ぶれが「クイズ」をテーマに寄稿した本書は、いまだからこそ成り立ったエポックメイキングな1冊です。
巻頭を飾る対談では、田村正資さん司会のもと、このブームの中心人物であるところの伊沢拓司さんと、「クイズ王とは何者なのか?」と題し、数時間にわたって話し合いました。そこでぼくたちは、クイズは文化として成熟しつつあり、もはや権威としての「クイズ王」は必要ない、という結論にたどり着きます。いまやメディアで見かけない日はない、押しも押されもせぬ「クイズ王」であるところの伊沢さんがこんなことを言うのは、自己矛盾のようにも見えます。というか、勝手に「クイズ王」を終わらせていいのでしょうか?
今回はこの『ユリイカ』クイズ号の刊行を記念し、多士済々の執筆陣がそれぞれの立場でクイズを解きほぐしたテクストを参照しながら、この特集の意味を総括していきます。そして、歴史上もっとも成功し、もはや「クイズ王」の代名詞的存在である伊沢さん、そして開成学園時代の先輩であり、いまに続くブームの端緒を開いたと言える田村さんとともに、クイズはどこへ行くのか、そして本当に「クイズ王」はいなくなるのか、『ユリイカ』への反響を踏まえて延長戦を行います。
こんなイベントが成立するとは、いい時代になりました。疑問・質問もお待ちしています。
(徳久倫康)
クイズ王は本当にいなくなるのか – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200907/
【2/2】西田亮介×辻田真佐憲「安倍政権の過去と現在、日本のこれから――メディア戦略から政治を読む #5」@Ryosuke_Nishida @reichsneet #ゲンロン200903 (2020/9/3収録)
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記事URL= https://genron-alpha.com/article20200909_01/
【イベント概要】
8月28日、安倍晋三総理大臣は、持病が再発したことなどから国政に支障が出る事態は避けたいとして、記者会見を開き、総理大臣を辞任をする意向を表明した。
それを受けて、西田亮介氏と辻田真佐憲氏による人気トークイベントシリーズ「メディア戦略から政治を読む」の第5弾を緊急開催! 憲政史上最長となった安倍政権とはなんだったのか、両氏が徹底検証する!
安倍総理は、2006年9月に戦後最年少の52歳で総理に就任、第1次安倍政権が誕生した。しかし翌年、持病の潰瘍性大腸炎が悪化するなどして、在任期間366日で辞任をする。その後、民主党との政権交代によって自民党は野党に退いたが、2012年の衆院選で圧勝して政権を奪還、第2次安倍政権が発足した。いったん退陣した総理が再就任するのは、戦後では吉田茂元総理以来となった。
第1次政権と合わせた通算在任日数は憲政史上最長となり、つい先日の8月24日には、第2次安倍政権発足以降の連続在任日数についても佐藤栄作元総理を抜いて歴代最長となった。
経済政策では「アベノミクス」を掲げ、消費税率は5%から8%、現在の10%にまで引き上げられた。2015年には、集団的自衛権の行使を可能にすることなどが盛り込まれた、安全保障関連法を成立させた。今年に入って新型コロナウィルス感染拡大への対策として緊急事態宣言を発出、全世帯に配布を決めた布マスクは「アベノマスク」とも呼ばれた。森友・加計問題、首相主催の「桜を見る会」問題、検察官の定年延長問題など、公文書の改竄といった民主主義の根幹を揺るがしかねない不祥事が続き、その度にメディアでは政権を糾弾する報道がされるものの、「安倍1強」の盤石は崩れなかった。
安倍政権はなぜ長期にわたって政権を維持できたのか? 安倍政権はわれわれの何を変えたのか?「ポスト安倍政権」のゆくえはどうなるのか? 政治広報やSNSとのかかわり合いなども検証しながら、両氏が掘り下げていく。
今回も、恒例となったほぼ無制限!?の質疑応答の時間を設ける予定だ。両氏に聞きたいこと、議論して欲しい内容を、投稿フォームからどしどし送って欲しい。
コロナ禍での安倍政権を「耳を傾けすぎる政府」として鋭く分析した新著『コロナ危機の社会学( https://amzn.to/3lq6YND )』が話題の西田氏と、SNSとポピュリズムの時代を象徴するような安倍政権の国威発揚案件を追い続けた辻田氏による、いま必聴の議論!
安倍政権の過去と現在、日本のこれから – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200903/
小泉悠×服部倫卓×上田洋子「ベラルーシに革命は可能かーーSNS時代の独裁と運動」(2020/9/10収録)
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記事URL= https://genron-alpha.com/article20200918_01/
【収録時のイベント概要】
8月9日に実施された大統領選挙をきっかけに、
旧ソ連のベラルーシでは大規模なデモが起こっている。
2020年の大統領選は
1994年から26年間大統領職にあり続ける現職のアレクサンドル・ルカシェンコ(1954年生まれ)と
収監中のブロガーの夫に代わって立候補した女性候補、
スヴェトラーナ・チハノフスカヤ(1982年生まれ)の2人が有力候補とされた。
事前調査ではチハノフスカヤの支持率が高く、
ついに政権交代となるかが争点となっていた。
結果はルカシェンコが8割以上の得票率での圧勝となった。
しかし、チハノフスカヤ陣営の選挙対策委員長が選挙前夜に逮捕される、
オブザーバーが呼ばれない、期日前投票が4割以上、
選挙中のインターネットの遮断など、
不正選挙が疑われるような状況が複数発生していた。
この結果に不満を抱いた市民たちが大規模な抗議運動を開始。
それに対して政権側は治安部隊を出動させ、3000人規模の逮捕者が出た。
選挙翌日にはチハノフスカヤは国外脱出を余儀なくされた。
その後も抗議運動は止まず、9月に到るまで、連日大規模なデモが続いている。
一時は反ルカシェンコ側に連帯して警察官が次々に辞職を表明したり、
工場がストライキを起こすなど、反対勢力の優勢に思われたが、
8月末ごろからはルカシェンコがロシアを味方につけ、
ふたたび独裁者ぶりを見せている。
ベラルーシはどこへ向かうのか。選挙のやり直しはありえるのか。
ジャーナリストで旧ソ連圏、とくにベラルーシ・ウクライナ・ロシアを専門とする服部倫卓氏と
軍事評論家の小泉悠氏をお招きし、ベラルーシの情勢を徹底分析。
司会はゲンロンの上田洋子が務める。
【登壇者より】
旧ソ連の小国ベラルーシが大揺れに揺れています。欧州最後の独裁国家と言われつつロシアと西側の間を巧みに泳ぎ回って生き残りを図ってきた同国ですが、その歴史上初めての大規模な反体制運動が起きているためです。しかも反体制運動の中心はこれまで政治経験が全くなかった30代の女性というから面白い。
とはいえ政権側も簡単に権力を明け渡すつもりはなく、ロシアも軍事介入をそこはかとなく匂わせながらじんわりと圧力をかけているようです。こうなると2014年のウクライナ革命が想起されてくるのですが、この種の社会的現象が科学実験と異なるのは、観察対象自体に学習能力があるという点でしょう。反体制派も、政権側も、ロシアもEUも、2014年にキエフで起きたことから膨大な知見、ショック、ダメージなどを得ました。現在、ベラルーシの首都ミンスクで起きているのは、こうして学習したプレイヤーたちによる新たな危機の形といえるでしょう。それがどのように展開し、どこへ着地しそうなのか、皆さんと考えてみたいと思っています。(小泉悠)
■
私は1998~2000年と3年間、駐日本大使館で働き、それ以来この国をウォッチしてきました。当時から反ルカシェンコ運動はあったものの、これまで当局は最小限の力の行使で、反対派を封じ込めることができていました。それが、2020年の選挙では、反ルカシェンコ運動がかつてない広がりを見せています。ベラルーシと長く付き合ってきた私のような人間の方が、今日の事態への戸惑いが大きいかもしれません。
思えば、ベラルーシはまともな独立宣言もせずに、ソ連の崩壊で「心ならずも」独立してしまったような国です。独立後も、ルカシェンコによりソ連的な価値観が保持され、ロシアの庇護の下、モラトリアムの状態が続いてきました。そう考えると、2020年の反ルカシェンコ運動には、単に民主化というだけでなく、30年遅れの独立運動という意味合いがあるように感じます。今回の報告では、そんな観点からベラルーシの軌跡について語ってみたいと思います。(服部倫卓)
ベラルーシに革命は可能か – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200910/
さやわか×荘子it×吉田雅史「キャラクターから考えるヒップホップ──トランプ・ヒプノシスマイク・シミュレーショニズム再考 」(2020/8/17収録)
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記事URL= https://genron-alpha.com/article_20200824_01/
【収録時のイベント概要】
ラッパーのリアリティショー的側面から、サウンドにおけるキャラクターまで、「キャラクター」をキーワードにヒップホップを徹底的に掘り下げつつ、他ジャンルや社会との接続を試みます!
登壇するのは、批評家/ビートメイカー/MCの吉田雅史、『キャラの思考法』の著者でもあり、自らも楽曲制作経験があるさやわか、台湾のIT担当大臣オードリー・タンとのコラボレーションや2nd album『Dos Siki』のリリースも話題のDos Monosのブレイン、荘子itの3人。お見逃しなく!
▼吉田雅史さんからイベントに向けたコメントが届きました!
近年音楽ジャンルの中でも最も需要を伸ばしているヒップホップ/ラップミュージック。その人気を支える要素のひとつは、ラッパーが開陳する世界—例えばギャングスタライフやセレブライフ—をリアリティを持って「窓からその世界を覗き見るように」観察することができる点にある。
ここでは「歌詞の世界=現実に起こっていること」が前提となるが、それはSNSを始めとするメディア環境とリンクし、ありのままの現実とフィクションが入り混じることで、さながらリアリティショーのような様相を帯びている。
ヒップホップで繰り返し引用されてきた最も有名なキャラクターのひとりが、米大統領となる前のドナルド・トランプであることや、大統領選出馬や度重なる問題発言で炎上キャラのカニエ・ウエストの言動がどこまで本気/演技なのか分からないことからしても、ヒップホップにおけるキャラクターとは現実とフィクションの架け橋となっているように見える。
ラッパーは何よりも「キャラ立ち」を求められ、それを演じる。彼らの所作はしかし、僕たちが様々な相手や集団に合わせてキャラを演じることと地続きだ。だとすれば、ヒップホップのこれほどまでの人気は僕たちに何を示してくれるのだろう?
このことを別の方向から考える補助線として、日本語ラップのバトルブームと相まって、巨大なコンテンツとなったヒプノシスマイクを取り上げたい。それぞれに個性的なバックグラウンドや性格、アニメ絵を与えられたキャラクターたちが、ラップでバトルを繰り広げる世界。そこではラッパーというキャラクターは、声優によって演じられる。するとひとつの疑問が生じる。声優が演じるキャラクターとしてのラッパーに対しても、リアリティは問われるのだろうか?だとすれば、それは一体どのように担保されうるのだろうか?
また、キャラクターとして捉えられるのはラッパーだけではない。サウンドを制作するビートメイカー、さらには彼らの身体の延長としての機材を、キャラクターとして眺めてみるとどうだろう。近年の音楽の魅力がもっぱら、音韻(楽譜やMIDI)から音響(機材やエンジニアリング)の操作へシフトしている中で、従来の音楽理論から離れて音楽批評の方法論を考える上で有効な手段となるのではないだろうか。
サンプリングやコラージュ、カットアップやリミックスといった手法に着目しながら、ハウスを中心とした八〇年代のクラブ・ミュージックを批評したのは、椹木野衣『シミュレーショニズム』だった。当時は言語化されていなかったリズムの揺らぎ/ヨレや音色変化などの手癖をキャラの所作と解し、機材をもキャラ化してみれば、ハウスからヒップホップまでを横断しながらその理論のアップデートができるはずだ。なぜ今シーンで注目を集めるEarl SweatshirtやMIKE、Standing On The Corner周辺のサウンドが「コラージュ」的と呼ばれるのか?さらには荘子it率いるDos Monosのサウンドはどのように言語化されるのか?
(吉田雅史)
キャラクターから考えるヒップホップ – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200817/
安田登 聞き手=山本貴光「禍の時代を生きるための古典講義――第4回『論語』を読む」(2020/7/15収録)@eutonie @yakumoizuru #ゲンロン200715
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記事URL= https://genron-alpha.com/article20200720_01/
【収録時のイベント概要】
いよいよ最終回! 大好評シリーズを締めくくるのは『論語』!
第1回『古事記』、第2回『平家物語』、第3回『おくのほそ道』『鶉衣』と、さまざまな古典を読み解くことで、現代に生きるわれわれへのヒントを探ってきた「禍の時代を生きるための古典講義」シリーズ。講師を務める能楽師の安田登さん、聞き手を務める文筆家の山本貴光さんの刺激的なかけ合いと読み解きには、毎回大きな反響をいただいています(過去3回のアーカイブ動画はVimeoで公開しているほか、ゲンロンαにレポート記事を掲載しています)。
『論語』は、中国の春秋時代の思想家で、儒教の始祖である孔子と、その弟子たちとの問答などが集録された書物です。古来より、日本人の思想や生活習慣にも大きな影響を与え、多くの人々に読み継がれてきました。安田さんは『論語』をひも解く名手として知られ、『10のキーワードで味わう『論語』』『身体感覚で『論語』を読みなおす。』『あわいの時代の『論語』』『すごい論語』など、数々の著書を通して『論語』の新たな魅力を発信し続けています。
孔子が生きたのは、それまでの伝統的な価値観や制度が崩れ、社会が大きく変わっていく激動の時代でした。コロナ禍のいま『論語』を読み直すことで、どのような発見があるのか。シリーズを締めくくるに相応しい、白熱の講義をご期待ください!
禍の時代を生きるための古典講義 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200715/
【2/2】大山顕×ゆうきとも×堀内大助「なぜ人は現実と虚構を混同するのか」【『新写真論』刊行記念】(2020/7/10収録) @sohsai @tomoyukimagic @hrchdsk #ゲンロン200710
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20200715_01/
【収録時のイベント概要】
【イベント概要】
『新写真論』×マジック!?
インフォデミックが深刻化する、フェイクニュースとポスト真実の時代をどう生きるべきなのか。『新写真論』( https://genron-tomonokai.com/shinshashinron/ )著者の大山顕氏、クロースアップマジックの第一人者ゆうきとも氏、ゲンロンの堀内大助が語り尽くす。
スマホとSNSの時代の写真論として、従来の写真論にとらわれない鮮やかな切り口で、写真(と、それに連なるあらゆる社会的な事象)をスリリングに考察し、大きな反響を呼ぶ『新写真論』。
そんな同書が論じるテーマのひとつが「人は現実(もしくは虚構)をどのように認識するのか」だ。
第3章「幽霊化するカメラ」では心霊写真を取り上げ(大山氏は「心霊写真が写真論の本質をついている」と強調する)、第10章「写真の現実味について」ではライフログカメラとゲームの視点に対する考察から、現代人の現実のとらえ方として「視覚認識の四人称性」を指摘する。第20章「写真は誰のものか」では、もはや写真は人間が「見る」ためのものではなく、監視カメラやドライブレコーダーなどで膨大量の写真や映像が記録され、AIによるアルゴリズムによって「客観的事実(証拠)」として処理されるものになると分析している。
人は現実と虚構をどのように見分けるのか? 写真は現実を写すものなのか? そもそも『現実』とはなにか?
「現実と虚構とを混同させる」エンターテイメントといえば、マジック(奇術、手品)である。大山氏は、以前からマジックに対して関心を抱いていたという。『新写真論』でもラスベガスに訪れたエピソード(第21章)が紹介されているが、その際にも、世界的なイリュージョニストであるデヴィッド・カッパーフィールド氏のショーを観賞したそうだ。
写真が誕生した19世紀前半は、それまでは大道の見せ物や呪術的なものであったマジックが、産業革命によって余暇の生まれた大衆向けのショービジネスとして華やぎ、近代化した時期とも重なる。
また、写真の原理のひとつである「カメラ・オブスクラ」(ピンホール現象による投影装置)を用いた「ファンタスマゴリア」(薄暗い部屋に充満させた煙や紗幕に、亡霊の姿を映し出すショー)は、当時大衆の人気を博し、マジシャンたちもその手法を取り入れていった。
写真にまつわる技術とマジシャンとの関係は、フランスのマジシャン、ジョルジュ・メリエスがさまざまなトリック撮影の手法を発明し、「動く写真」を「映画」に変えることにも結びついていく。
本イベントでは『新写真論』の議論、写真とマジックの歴史だけでなく、これまであまり語られることのなかったマジックの本質やその醍醐味にも迫っていく。
ゲンロンカフェ初登壇となるプロマジシャンのゆうきとも氏は、パフォーマーとしてはもちろん、創作者、指導者としても活躍し、業界からの評価も高い。著述家としても、専門家向け・一般向けのマジック解説本を多数執筆するほか、『人はなぜ簡単に騙されるのか』( https://amzn.to/3idF5aa )、『だましの技術!』(多田文明氏との共著 https://amzn.to/382A0wt )などの著書を通して、タネや仕掛けにとどまらないマジックの魅力を広く紹介している。本イベントではトークはもちろんのこと、マジックのパフォーマンスも披露していただく予定だ。
イベントの進行を務めるのは、ゲンロンの堀内大助。実はゲンロン入社前はプロマジシャンとして活動しており、そのことに興味を持った大山氏の呼びかけにより本イベントが実現した。
現在も世界に大きな影響を及ぼしている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は「インフォデミック(Infodemic)」と呼ばれる現象を発生させている。インフォデミックとは、真偽不明の噂やデマ、虚偽の情報(フェイクニュース)が、SNSを中心としたウェブ上に大量に氾濫し、社会に混乱を引き起こすことだ。今回のコロナ禍でも、SNSでの誤情報の拡散がきっかけとなって、トイレットペーパーや食料品の買い占めが起こったのは記憶に新しい。
2010年代後半からフェイクニュースとポスト真実(客観的な事実より、感情や信条への訴えかけが力を持つ)の時代と呼ばれ、時にはヘイトを煽り、社会を分断する要因にもなっている。かつてなく人類は不確かな、現実と虚構の見分けがつかない大量の情報にさらされ、その情報への適切な向き合い方が問われているのではないだろうか。
『新写真論』の写真家とマジシャンが考える、フェイクニュースとポスト真実の時代の生き方とは? ゲンロンカフェならではの、充実の議論を乞うご期待!
なぜ人は現実と虚構を混同するのか – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200710/
【4/4】さやわか×辻田真佐憲×東浩紀「2020年前半めった斬り! コロナで振り返るゲンロン式時事放談」(2020/7/9収録) @someru @reichsneet @hazuma #ゲンロン200709
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記事URL= https://genron-alpha.com/article20200713_01/
【収録時のイベント概要】
2020年は、カルロス・ゴーンの国外逃亡とトランプ政権によるソレイマニ司令官暗殺で明けた——のだが、いまだれがそのことを覚えているだろうか(ゴーン逃亡自体は前年末)。2月以降のコロナパニックと一種の「高揚感」のなかで、日本と世界の健忘症はますますひどくなっている。このあと第2波が来るかもしれないし衆院選もあるかもしれない。少なくとも米大統領選はある。年末まで待っていたら、もうだれも前半のことなんて語らなくなりそうだ。そんな危機感から急遽企画された振り返り企画! コロナで明け暮れたこの半年間、あらためてなにが起きたのかゲンロン風に好き勝手に語る。お迎えするのは政治批評の辻田真佐憲氏と文化批評のさやわか氏。聞き手と司会は東浩紀!
2020年前半めった斬り! コロナで振り返るゲンロン式時事放談 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200709/
【3/4】さやわか×辻田真佐憲×東浩紀「2020年前半めった斬り! コロナで振り返るゲンロン式時事放談」(2020/7/9収録) @someru @reichsneet @hazuma #ゲンロン200709
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記事URL= https://genron-alpha.com/article20200713_01/
【収録時のイベント概要】
2020年は、カルロス・ゴーンの国外逃亡とトランプ政権によるソレイマニ司令官暗殺で明けた——のだが、いまだれがそのことを覚えているだろうか(ゴーン逃亡自体は前年末)。2月以降のコロナパニックと一種の「高揚感」のなかで、日本と世界の健忘症はますますひどくなっている。このあと第2波が来るかもしれないし衆院選もあるかもしれない。少なくとも米大統領選はある。年末まで待っていたら、もうだれも前半のことなんて語らなくなりそうだ。そんな危機感から急遽企画された振り返り企画! コロナで明け暮れたこの半年間、あらためてなにが起きたのかゲンロン風に好き勝手に語る。お迎えするのは政治批評の辻田真佐憲氏と文化批評のさやわか氏。聞き手と司会は東浩紀!
2020年前半めった斬り! コロナで振り返るゲンロン式時事放談 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200709/
【2/4】さやわか×辻田真佐憲×東浩紀「2020年前半めった斬り! コロナで振り返るゲンロン式時事放談」(2020/7/9収録) @someru @reichsneet @hazuma #ゲンロン200709
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【収録時のイベント概要】
2020年は、カルロス・ゴーンの国外逃亡とトランプ政権によるソレイマニ司令官暗殺で明けた——のだが、いまだれがそのことを覚えているだろうか(ゴーン逃亡自体は前年末)。2月以降のコロナパニックと一種の「高揚感」のなかで、日本と世界の健忘症はますますひどくなっている。このあと第2波が来るかもしれないし衆院選もあるかもしれない。少なくとも米大統領選はある。年末まで待っていたら、もうだれも前半のことなんて語らなくなりそうだ。そんな危機感から急遽企画された振り返り企画! コロナで明け暮れたこの半年間、あらためてなにが起きたのかゲンロン風に好き勝手に語る。お迎えするのは政治批評の辻田真佐憲氏と文化批評のさやわか氏。聞き手と司会は東浩紀!
2020年前半めった斬り! コロナで振り返るゲンロン式時事放談 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200709/
【1/4】さやわか×辻田真佐憲×東浩紀「2020年前半めった斬り! コロナで振り返るゲンロン式時事放談」(2020/7/9収録) @someru @reichsneet @hazuma #ゲンロン200709
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記事URL= https://genron-alpha.com/article20200713_01/
【収録時のイベント概要】
2020年は、カルロス・ゴーンの国外逃亡とトランプ政権によるソレイマニ司令官暗殺で明けた——のだが、いまだれがそのことを覚えているだろうか(ゴーン逃亡自体は前年末)。2月以降のコロナパニックと一種の「高揚感」のなかで、日本と世界の健忘症はますますひどくなっている。このあと第2波が来るかもしれないし衆院選もあるかもしれない。少なくとも米大統領選はある。年末まで待っていたら、もうだれも前半のことなんて語らなくなりそうだ。そんな危機感から急遽企画された振り返り企画! コロナで明け暮れたこの半年間、あらためてなにが起きたのかゲンロン風に好き勝手に語る。お迎えするのは政治批評の辻田真佐憲氏と文化批評のさやわか氏。聞き手と司会は東浩紀!
2020年前半めった斬り! コロナで振り返るゲンロン式時事放談 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200709/
飯沢耕太郎×大山顕「写真はほんとうに人間を必要としなくなるのか ーーSNS時代における写真のゆくえ」(2020/6/26収録)@sohsai #ゲンロン200626
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記事URL= https://genron-alpha.com/article20200702_01/
【収録時のイベント概要】
『新写真論』の大山顕と、写真評論家の飯沢耕太郎のはじめての対談がついに実現!
「まさに『眼から鱗』」( https://artscape.jp/report/review/10162162_1735.html ) の写真論を写真批評から大解剖!
飯沢はデジタルカメラが普及してまもない頃、アナログ写真とは異なるデジタル写真の特性を改変性、現認性、蓄積性、相互通信性、消去性の5つに規定し、それが写真をどう変えるかを予測していた(『デジグラフィ』、2004年)。
大山の『新写真論』で論じられているのは、2000年代前半には新しかったデジタル写真の特性が自明とされるスマホとSNSの時代である。
誰もが無数に写真を撮影し、しかもカメラの技術がアマチュアとプロの境界をカバーするいま、写真はどう変わっていくのか。また、そうした時代に写真家であるとはどういうことなのか。
「いいね」の多数決では評価できない、写真による思考の営みはいかに紡がれていくのか。
人間は写真にとって必要であり続けることができるのか、写真の未来を徹底討論。
写真はほんとうに人間を必要としなくなるのか – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200626/
石田英敬×東浩紀「フーコーで読むコロナ危機――生権力と統治性をめぐって」(2020/6/19収録)@nulptyx @hazuma #ゲンロン200619
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20200623_01/
【収録時のイベント概要】
『新記号論』の師弟コンビが帰ってきた!
コロナ禍のなかで全世界的に力を強めた「公衆衛生」の思想。それは哲学的には「生権力」と呼ばれる。生権力の概念は、フランスの思想家、ミシェル・フーコーによって半世紀ほどまえに提示された。
生権力とはなにか? なぜ危険なのか? どのような歴史的背景をもつのか? その実体を、フーコーについての研究・翻訳で知られる思想家・東京大学名誉教授の石田英敬氏をお招きして、コロナ禍下の分析とともにお話いただく刺激的な特別講義。
教師役の石田英敬氏、生徒役の東浩紀のかけ合いのわかりやすさ&おもしろさは『新記号論』で証明済。進行中の現実分析と最先端の哲学が混ざり合う奇跡の講義を見逃すな!
※ 本イベントの参考文献を下記リンク先でご紹介しています。ぜひご覧ください。
フーコーで読むコロナ危機 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200619/
【1/2】大山顕×佐藤大×東浩紀「人間は見ることを取り戻せるのかーーポスト・コロナの映像論」(2020/5/27収録)@sohsai @storyriders
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
(上)記事URL= https://genron-alpha.com/article20200601_01/
(下)記事URL= https://genron-alpha.com/article20200601_02/
【収録時のイベント概要】
『新写真論』( https://genron-tomonokai.com/shinshashinron/ )刊行記念! 著者の大山顕氏、脚本家の佐藤大氏、東浩紀による鼎談番組を生放送いたします。
《まさに「目から鱗」というべき、味わい深い分析の宝庫》
(飯沢耕太郎氏、『図書新聞』第3449号)
《本書はこれまでの写真ではなく、現在の写真、そしてこれからの写真のあり方をめぐって書かれている。だから「新写真論」なのである》
(タカザワケンジ氏、『東京新聞/中日新聞』2020年5月16日号)
発売以来、各種メディアでも数多く紹介され、話題沸騰中の『新写真論』。同書の第20章「写真は誰のものか」では、録画機器と記録メディアが低価格化・高性能化して、監視カメラやドライブレコーダーなどの「全記録化」が行われるようになり、「今後はAIしか見ない写真が大量に存在するようになる。いや、すでにそうなっている。写真は人間のためのものではなくなった」と、われわれが「見る」という行為そのものが大きく変化している現状をスリリングに考察しています。
4月に行われた文筆家・辻田真佐憲氏との対談では、「コロナウイルスのピークカット戦略はダムの役割と同じ」「コロナウィルスのイメージ画像はスマホで撮ったポートレートの顔に似ている」など、現在のコロナ禍について、大山氏ならではの鋭い見方が披露されました。
今回の番組では、サイバーパンクなどSFにも造詣の深い佐藤氏、東とともに、ポスト・コロナ以降の写真/映像がどのように変わっていくのか、大山氏が『新写真論』で展開した考察を掘り下げながら議論を展開していきます。
大山氏と佐藤氏には「ポスト・コロナの映像論」をテーマにしたプレゼンもお願いしています。団地好きユニット「団地団」のメンバーとして親交の厚い両氏ですが、意外やゲンロンカフェで一緒になるのは今回が初。知的好奇心を刺激する、白熱の議論をご期待ください!
【放送限定!2時間番組】人間は見ることを取り戻せるのか – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200527/
萱野稔人×飯田泰之「不謹慎狩りの向こうに──新型コロナはナショナリズムとリベラリズムをどう変えるか?」(2020/5/18収録)@iida_yasuyuki
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記事URL= https://genron-alpha.com/article20200520_02/
【収録時のイベント概要】
新型コロナウイルスCOVID-19の流行は、わたしたちの社会を一変させた。
多くの事業者に、そして個人に対して自粛が要請され、それに反する動きは不謹慎として吊るし上げられている。
海外から手ぬるいと見なされる日本の対策だが、国民の多くは従順に、場合によっては過剰に従っているように見える。
政府の施策が多くの批難を集める一方、その指示に国民が従うねじれた状態はどこから生まれたのか。
「強い権力者」が待望され、マイナンバーによる行政の効率化が叫ばれるいま、ナショナリズムとリベラリズムはどう変わっていくのか。
日本社会を覆う不謹慎狩りの問題点から、新型コロナが米中の覇権争いに与える影響、これからの国際秩序まで、哲学者・萱野稔人と経済学者・飯田泰之が語り尽くす。
不謹慎狩りの向こうに – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200518/
隈研吾×藤村龍至×東浩紀「ポストコロナの建築言語──隈研吾『点・線・面』から新しい空間論へ」(2020/6/12収録)@ryuji_fujimura @hazuma
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記事URL= https://genron-alpha.com/article20200617_01/
【収録時のイベント概要】
国立競技場の設計に携わり、日本を代表する建築家として知られる隈研吾氏。氏はこの春に『点・線・面』(岩波書店)を出版し、「負ける建築」とも呼ばれる氏独特の建築手法を支える思想を体系的に明らかにされています。同書で言及されるのは、コルビュジェ、ミース、丹下、コールハース、ザハ・ハディドといった建築家、またカンディンスキー、ギブスン、ドゥルーズ、ラトゥール、インゴルド、フラーといった多彩な思想家/アーティストたちです。近代建築史を「線」と「ヴォリューム」(量塊)の相克の歴史として捉え、そのさきに自身の試みを位置付ける同書の見取り図はきわめてクリアで、新たな空間論や住居論、都市論の誕生を予感させます。
このたびゲンロンカフェでは、その隈氏をお招きし、新刊の議論を出発点に、氏の考える新しい住居や都市のかたちを伺うトークイベントを開催します(無観客で放送のみ)。聞き手を務めるのは、建築家で東京藝術大学准教授の藤村龍至氏と東浩紀です。ゲンロンカフェへの隈氏の登壇は、二〇一四年の春以来、じつに六年ぶりとなります。
隈氏は、同書とほぼ同時に、自らの建築経験と日本社会の変遷を重ねて振り返る自伝的な著作『ひとの住処 1964-2020』(新潮新書)も刊行されています。そちらでは、自身の作品についておもに丹下健三との比較で語っています。イベントでは『点・線・面』に加えそちらにも触れながら、高輪ゲートウェイ駅舎、明治神宮ミュージアム、角川武蔵野ミュージアムといった国立競技場以外の近作の話も伺う予定です。
国立競技場はこの夏の東京五輪のメイン会場として使われることが予定されていました。けれども残念なことに、コロナ禍によって開催は翌年に延期され、そもそも開催されるかどうかも不透明な状況になってしまいました。隈氏は、いわば、日本でもっともコロナ禍の被害を直接に被った建築家のひとりといえます。その経験を踏まえて、ポストコロナの住居像や都市像はどうあるべきか、そこでの建築家の使命はどのようなものになるのか、そして東京と日本はどうあるべきか、あらためて伺うこともできればと考えています。
産業資本主義に相当する建築として丹下のモダニズムがあり、金融資本主義に相当する建築としてコールハースとザハのポストモダニズムがあるとして、隈氏の思想はポストコロナの建築言語になりうるのか。多角的に議論できればと思います。ご期待ください。(東浩紀)
ポストコロナの建築言語 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200612/
【2/2】さやわか×大井昌和「自宅待機をどう過ごす!? COVID-19時代に家で楽しめるコンテンツをさやわか大井コンビが大紹介! ウィルス感染を防ぎつつ明るく元気に生きる方法を伝授する! 課金して見てね!」(2020/4/3収録)@ooimasakazu @someru
【収録時のイベント概要】
批評家のさやわか氏とマンガ家の大井昌和氏といえばマンガ……だけじゃない! ありとあらゆるサブカルチャーに精通する両氏が、自宅待機、外出自粛要請が続くいま、家で楽しく過ごすためのコンテンツを大紹介する!
さやわか氏といえば、尋常ならざる広さと深さであらゆるコンテンツを網羅し、余人の追随を許さない男。文学、音楽、映画、アニメ、マンガ、ゲーム、演劇、ライブ、はてはスポーツに至るまで、1年を通して目にしたあらゆるコンテンツから100個選び、ランキング形式で紹介する狂気の企画「さやわか式☆ベストハンドレッド」は年末の超人気企画だ。
大井氏も、同業のマンガ家から「作画中あまりに暇なんですけど、なにか面白いコンテンツはありますか?」と尋ねられるほどのサブカルウォッチャー。COVID-19(新型コロナウィルス)が流行する前から外出しないで仕事をしてきた大井氏が(マンガ家なので当たり前だ)、仕事をしながら楽しめる、仕事の合間に楽しめる、あまりに楽しくて仕事が手につかなくなるコンテンツをお勧めしてくれる。
今回もゲンロンカフェの会場は無観客。3月はなんとか乗り切れたが、はっきり言って、これからがヤバい。ゲンロンの危機を救うべく、さやわか大井の両氏がとっておきのコンテンツをバンバン紹介してくれるはずなので、とにかく課金して番組を視聴しよう! 雑談放談もたくさん(真面目な話もちょっとは)するよ!
自宅待機をどう過ごす!? COVID-19時代に家で楽しめるコンテンツをさやわか大井コンビが大紹介! ウィルス感染を防ぎつつ明るく元気に生きる方法を伝授する! 課金して見てね! – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200403/
【1/2】さやわか×大井昌和「自宅待機をどう過ごす!? COVID-19時代に家で楽しめるコンテンツをさやわか大井コンビが大紹介! ウィルス感染を防ぎつつ明るく元気に生きる方法を伝授する! 課金して見てね!」(2020/4/3収録)@ooimasakazu @someru
【収録時のイベント概要】
批評家のさやわか氏とマンガ家の大井昌和氏といえばマンガ……だけじゃない! ありとあらゆるサブカルチャーに精通する両氏が、自宅待機、外出自粛要請が続くいま、家で楽しく過ごすためのコンテンツを大紹介する!
さやわか氏といえば、尋常ならざる広さと深さであらゆるコンテンツを網羅し、余人の追随を許さない男。文学、音楽、映画、アニメ、マンガ、ゲーム、演劇、ライブ、はてはスポーツに至るまで、1年を通して目にしたあらゆるコンテンツから100個選び、ランキング形式で紹介する狂気の企画「さやわか式☆ベストハンドレッド」は年末の超人気企画だ。
大井氏も、同業のマンガ家から「作画中あまりに暇なんですけど、なにか面白いコンテンツはありますか?」と尋ねられるほどのサブカルウォッチャー。COVID-19(新型コロナウィルス)が流行する前から外出しないで仕事をしてきた大井氏が(マンガ家なので当たり前だ)、仕事をしながら楽しめる、仕事の合間に楽しめる、あまりに楽しくて仕事が手につかなくなるコンテンツをお勧めしてくれる。
今回もゲンロンカフェの会場は無観客。3月はなんとか乗り切れたが、はっきり言って、これからがヤバい。ゲンロンの危機を救うべく、さやわか大井の両氏がとっておきのコンテンツをバンバン紹介してくれるはずなので、とにかく課金して番組を視聴しよう! 雑談放談もたくさん(真面目な話もちょっとは)するよ!
自宅待機をどう過ごす!? COVID-19時代に家で楽しめるコンテンツをさやわか大井コンビが大紹介! ウィルス感染を防ぎつつ明るく元気に生きる方法を伝授する! 課金して見てね! – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200403/
安田登 聞き手=山本貴光「禍の時代を生きるための古典講義――第2回『平家物語』を読む」 @eutonie @yakumoizuru(2020/5/20収録)
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20200522_01/
【収録時のイベント概要】
講師に能楽師の安田登さん、聞き手に文筆家の山本貴光さんを迎える古典講義シリーズの第2回!
鎌倉時代に成立したとされる軍記物の最高傑作『平家物語』を掘り下げます。
新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい、日常が危機にさらされるいま、さまざまな古典を読み解くことで、禍の時代を生き抜く術を考えていく同シリーズ。
第1回目は日本最古の歴史書である『古事記』を取り上げました。天岩戸伝説の思金神に注目し、社会の閉鎖的状況を打破するための観点を紹介するなど、安田さんの古典への意欲的なアプローチは好評を博しました。第1回目のアーカイブ動画はVimeoで公開されているほか、ゲンロンαにレポート記事が掲載されています。
今回の題材は『平家物語』。冒頭句「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり」で思い出す方も多いのではないでしょうか。平安貴族から武士階級に移り変わる乱世のなか、平家一門の栄枯盛衰を中心に、人間のさまざまなあり様が描かれた物語です。コロナ禍で混迷を深めるいまの時代と重ね合わせることで、厳しい社会を乗り越える手がかりを探っていきます。
安田さんは以前にNHKの人気番組「100分 de 名著」の『平家物語』回に講師として出演されました。なんと今月その番組がNHKでアンコール放送されているとのこと! 今回は「テレビでは盛り込めなかったお話もしたい」そうですので、ぜひあわせてお楽しみください。
禍の時代を生きるための古典講義 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200520/
【1/3】辻田真佐憲×大山顕「コロナ非常時のメディアはどうなる? 国民的音楽の昭和、人類総スマホの平成、そして令和へ。『古関裕而の昭和史』の辻田真佐憲と『新写真論』の大山顕が語る社会とメディアの話。」(2020/4/10収録)
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20200414_01/
【トピックのご紹介】
大山さん、辻田さんから、今回のイベントで議論したいトピックを挙げていただきました。
▼ 大山さんから
非常時の「顔」
コロナのインフォグラフィック
マスクと顔認識
空っぽの都市という図像
都市の「作者」としての災厄
▼ 辻田さんから
「執筆→印刷→閲覧」から「SNSでバズったもの勝ち」へ?
政治の萌えキャラ化?
これからも「大風呂敷」(文明論、社会論、政治論などの混合物)は可能か?
サブカル的な語りに未来はあるか?
全社会のSNS化は、撤退戦か、それとも希望か?
【収録時のイベント概要】
世界はいま、新型コロナウイルスを語る言葉であふれています。
人々はそうした言葉に翻弄されざるを得ない状況にあると言ってよいでしょう。
人間は危機をどう表象してきたのか。
危機においてどのようなふるまいをしてきたのか。
また、そのようななか、
「不要不急」とも言われかねない文化は、
どのように育まれ、守られてきたのか。
政治と文化芸術の関係を多角的に研究する辻田真佐憲さんと、
人間の行動様式と写真の関係を突き詰める大山顕さんに、
新著『古関裕而の昭和史』『新写真論』と絡めつつ、
非常時のメディアと文化、そして文化人のありかたについて、お話しをいただきます。
▼ 大山顕さんからイベントに向けたメッセージをいただきました。
みなさんどうお過ごしでしょうか。ぼくはまあまあ元気です。
先日、ロシアで外出禁止に「違反」した(実際にはゴミを出しにちょっと外に出ただけだった)市民が、監視カメラと顔認識システムによって特定・逮捕された、というニュースがありました。この出来事は、さきごろ刊行された『新写真論』で香港のデモと「顔の監視」について論じたぼくにとって、たいへん興味深いものでした。そして写真とコロナ禍について考える必要があるのでは、と思いました。
こういうことは、だれかと一緒に考えたい。そこで辻田さんです。非常時の「顔」について相談できる相手としてこんなにうってつけの人物がいるでしょうか。辻田さんの胸を借りて(2m以上の距離を保ちつつ)コロナ禍と写真について論じます。
(大山顕)
コロナ非常時のメディアはどうなる? 国民的音楽の昭和、人類総スマホの平成、そして令和へ。『古関裕而の昭和史』の辻田真佐憲と『新写真論』の大山顕が語る社会とメディアの話。 – ゲンロンカフェ
飯田泰之×井上智洋「世界恐慌は起こるのか? パンデミック下/以後の経済政策総点検!!!」@iida_yasuyuki @tomo_monga(2020/4/14収録)
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20200417_01/
【収録時のイベント概要】
新型コロナウィルスの流行に歯止めがかからない。
感染は東アジアからヨーロッパ、中東、アメリカと世界へ拡大し、
各国で出入国が規制され、強制力を伴う移動の制限も課せられている。
日本国内では感染拡大を防ぐため多くのイベントが延期・中止を迫られる一方で、
このまま経済活動を制約し続けることの限界も指摘されている。
国を挙げて盛り上げを図ってきたオリンピック・パラリンピックも、
延期を余儀なくされることになった。
収束時期の見えないパンデミックに対し、
経済学が導く正しい対策とはなんなのか。
世界経済はいつまで、どこまで耐えることができるのか。
パンデミックが収束したとして、
グローバル経済はふたたび以前の姿に戻るのか。
現金給付、減税、休業補償……
数々の施策のうち、なにがもっとも有効で、
いつ、どのタイミングで手を打つべきなのか。
安倍政権の施策はどのていど正しいのか。
飯田泰之と井上智洋。
ふたりの気鋭の経済学者が、
パンデミック下/以後の経済を徹底的に語る!!!
世界恐慌は起こるのか? パンデミック下/以後の経済政策総点検!!! – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200414/
西田亮介×辻田真佐憲【ゲンロン10刊行記念】「国威発揚文化の現在地ーーメディア戦略から政治を読む #3」(2019/10/28収録) @Ryosuke_Nishida @reichsneet
【収録時のイベント概要】
【緊急開催!】政治と文化が激動の時代を迎えたいま、国威発揚文化の現在地はどこにあるのかーー。
政治状況を軽妙洒脱なトークで論じる西田亮介氏と辻田真佐憲氏による対談シリーズ「メディア戦略から政治を読む」、毎回好評いただきリクエストも熱く、ついに第三弾を緊急開催!!
辻田真佐憲氏は『ゲンロン10』( https://genron.co.jp/shop/products/detail/236 )に新連載コラム「国威発揚の回顧と展望」を寄稿。第一回の「政治の記号化に歯止めはあるか?」では、現代のプロパガンダを「上からの動員・統制」でも「下からの参加・便乗」でもない新しいモデルで捉えることは可能か、豊富な事例をもとに論じていらっしゃいます。ともに掲載された年譜「おもな国威発揚事案」は日を追うごとに更新され、紙幅いっぱいになるほど・・・。
本イベントではこの「国威発揚の回顧と展望」を両氏とともに振り返りながら、次々と更新する国威発揚文化の現在地を探ります。
また、「政治のメディア戦略」を超えて異常事態が日常化しつつある今日、メディアは何を成しているのか、そしてこれから何を成すことができるのかについても議論することになるでしょう。
前回同様、おそらく質疑応答は無制限!? ゲンロンカフェならではの公開討議をどうぞお見逃しなく!
■
西田さんは、2018年に刊行した『情報武装する政治』( https://amzn.to/2WpbX8E )で、
インターネットの登場以降、政治の情報発信はどのように変化してきたかを読み解き、
なぜ「自民党一強」が続くのか、ポスト・トゥルースが叫ばれる世界情勢を踏まえたうえで、
各政党のメディア戦略を解き明かしています。
辻田さんも、同年に刊行した『空気の検閲』( https://amzn.to/2QNlDnl )で戦前・戦中の日本における表現規制を問い直し、
ベストセラー『大本営発表』(幻冬舎新書)( http://amzn.to/2mknpxv )では、戦時下におけるメディア戦略を論じています。
情報戦を超えはじめた政治に、どのように関わっていくことができるのか。
メディアをとおして政治参加は可能か、考えるきっかけにもなるかと思います。
ぜひ会場にてご参加ください。
■
【西田亮介 × 辻田真佐憲 対談シリーズ「メディア戦略から政治を読む」】
第一回「なぜ自民党だけがうまくいくのか?──古今のメディア戦略から政治を読む」
https://genron-cafe.jp/event/20180411/
第二回「令和における政治広報の行方──メディア戦略から政治を読む #2」
https://genron-cafe.jp/event/20190703/
【ゲンロン10刊行記念】国威発揚文化の現在地 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20191028/
清義明×速水健朗「スポーツ、文化、ナショナリズム——『サッカーと愛国』から考える現代社会」【2017/5/9収録】 @masterlow @gotanda6
ゲンロンカフェ、満を持してののサッカーイベント(?!)をついに開催!!
ご登壇いただくのは、先日『サッカーと愛国』で第27回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞した清義明氏と、自らサッカー好きを豪語しサッカー批評も執筆、そして『ラーメンと愛国』の著者であり、批評誌『ゲンロン』でも「独立国家論」を連載中の速水健朗氏。
サッカーで語ることが出来るのは、サッカーだけでもスポーツだけでも人間だけでもない。ヘイトスピーチはなぜ生まれるのか。スポーツとその熱狂は、ナショナリズムとどのような関係があるのか。そして、「サッカーは右派的なスポーツではない」とは…!
おふたりにたっぷりと議論していただきます。会場は盛り上がること間違いなし! サッカーファンにも、そうでない方にもおすすめのイベントです。
▼2017/5/2 登壇者からコメントをいただきました!サッカーはなぜナショナリズムを呼び寄せるのか。「ネーション」がスポーツチームをコアに形成される現象の不思議さに圧倒される体験を、世界中のスタジアムのサポーターカルチャーにフィールドワークしながら書いたのが『サッカーと愛国』です。ポップミュージックや食文化に現代日本のネーション的機能を見出した著作をもち、サッカーファンでも知られる速水健朗さんとのお話しさせていただけるのは、このへんのテーマを面白く広げられるのではないかと思っています。サッカーを知らない人でも楽しんでいただければ、と。(清義明)
【イベントのページ】
http://genron-cafe.jp/event/20170509/
速水健朗「革命とエンタメ。そして、なんとなく堤幸彦論。」【独立国論 #2】【2015/10/29収録】 @gotanda6
今回の講義では、創作の原点に革命を抱いている作家たちについて話たいと思います。
僕が昔から好きになる作家には、なにかしらふんわり共通点があるような気がしていました。浮かんでくるのは、矢作俊彦、村上龍、村上春樹、映画監督の川島透なんて名前たち。
矢作俊彦『スズキさんの休息と遍歴―またはかくも誇らかなるドーシーボーの騎行』は、かつて左翼の闘士だった“スズキさん”が、愛車のシトロエン2CVで、旅行に出かける妻を成田空港まで送りに行くという一見ドライブ小説。それがいつしか闘争の現場である成田を通り、彼の闘争を振り返るようなものへと変わっていきます。直接的に革命を描くわけではありませんが、現代からその足跡を眺める旅です。
そのほかの作家については、ゲンロンスクールで話しますが、国家転覆を試みる闘争=革命を孕んだ、またはそれにまつわる小説や映画は数多くあります。
こんなストーリーのお芝居があります。学園闘争の時代、ある高校でバリケード封鎖が敢行され、主人公の高校生は、機動隊が水平発射した催涙弾が頭に当たり意識を失います。その彼が意識を取り戻すのは、30年後。主人公は、47歳のおじさんとして高校に復学し、かつての闘争の空気などみじんも残っていない学園で独り横暴な学園の権力と戦おうとします。革命をモチーフにしたコメディです。
これは『僕たちが好きだった革命』として小説になっており、その作者は鴻上尚史ですが、原案者は堤幸彦です。そう、堤幸彦は『ケイゾク』『TRICK』『SPEC』などのドラマシリーズでおなじみの監督で、僕も好きな作家の1人。映画はいろいろ微妙ではありますが。
今回は、なんとなく堤幸彦とその思想をゴールにしてみたいと思います。『ケイゾク』『TRICK』論が僕にできるかどうかはわかりませんが、堤論はいつかはやってみたいと思っていたとっておきのテーマです(ちなみに僕が一番好きな堤作品は堂本剛君主演の『金田一少年の事件簿』シリーズです。DVD全部持ってます)。
とにかく多作で、しかも『20世紀少年』のようなビッグバジェットのテレビ局制作映画をも手がける存在でもある堤幸彦は、思想のなさそうな作家、つまり1人の作家として作家主義的に論じられない作家の1人です。でも、そんな堤を、今回はあえて作家論として語ってみたいと思います。
堤の最新作『天空の蜂』こそ珍しく「原発」「テロ」を扱った作品ですが、それ以外の堤作品にも共通しているように思われる「革命」「闘争世代」「共産主義の夢」的なものを見出してみる。そして、それは矢作、川島といった作家たちの表現活動と紐付いたものに見えてくる。そんな講義にしたいと思います。今回もこうご期待!
速水健朗
http://genron-cafe.jp/event/20151029/
福冨渉×上田洋子「タイ文字の読みかた、タイ文学の読みかた——プラープダー・ユンから21世紀のタイ文学まで」【2016/10/19収録】 @sh0f @yuvmsk
ゲンロンカフェではこれまでもタイの文学・思想を扱ったイベントを開催してきました。タイと日本との交流の歴史は600年前、朱印船貿易の時代にさかのぼるとされています。
3月に開催した作家プラープダー・ユン氏と東浩紀の対談は大きな反響を呼びました。このイベントをきっかけに『ゲンロン4』から、プラープダー氏の哲学エッセイ『新しい目の旅立ち』の翻訳が連載されることになりました。わたしたちは翻訳のおかげで日本語でタイの作品を読むことができますが、絵文字のようなタイ語は、日本人にとってハードルが高いのも事実です。
このイベントでは、タイイベントの仕掛け人、福冨渉氏をお招きし、タイ語の読み方を教えていただきます。また、タイ文化・文学の最新事情を語っていただきます。聞き手はゲンロンのロシア文学者・上田洋子です。どうぞお楽しみに!
■
こんにちは、福冨渉です。みなさん、「タイの作家」と言われて、誰か名前が思い浮かびますか?「プラープダー・ユン」はもしかすると聞いたことがあるかもしれません。(『ゲンロン4』から連載が始まりますよ!)では、「ウィーラポーン・ニティプラパー」(2015年の東南アジア文学賞受賞作家)は?「シーブーラパー」(タイ近代文学の祖)は?他の外国文学と同じように、タイ文学にもたくさんの作家がいて、たくさんの作品が生まれています。政治と社会の大きなうねりの中にある現代タイにおいては、人々が文学の力、言葉の力に託す希望がまだリアリティを持っています。
今回のイベントでは、日本ではなかなか紹介されないタイ文学の世界のドアを少しだけ開いて覗いてみます。もちろんそのためには、言語という鍵も必要になるので、かんたんタイ文字・タイ語講座も実施する予定です。タイ語は文字と発音が難しい一方、文法はとてもシンプル。線画のような、記号のようなタイ文字が読めるようになると、そこから世界が一気に広がります。
上田洋子さんを聞き手に迎えて、日本とタイを越えてもっと広いお話ができればと思っています。10月19日はゲンロンカフェにぜひいらしてください!
http://genron-cafe.jp/event/20161019/
佐々木敦×東浩紀「昭和90年代、批評は再起動する——スクール第2弾<ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾>ついに始動!」【2015/3/20収録】 @sasakiatsushi @hazuma
ゲンロンでは2015年6月より、新しい批評家を養成するための学校「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾」を開講します。
これは4月開講の「ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校」(春学期募集終了)に続く、ゲンロンのスクール事業第2弾にあたります。
メイン講師を務めるのは、これまでにも「批評家養成ギブス」を手がけ、自身も『ニッポンの思想』、『ニッポンの音楽』、『「4分33秒」論』、『批評時空間』、『シチュエーションズ』、『未知との遭遇』、『「批評」とは何か?』など幅広いジャンルの批評を手がけてきた佐々木敦。2015年=昭和90年、いま必要な批評の言葉を探る「批評再生塾」の全貌が明らかに!!
http://genron-cafe.jp/event/20150320/
(2/2)新雅史「東洋の魔女から2020年へ」【2013/10/17配信】 @arapyon
「東洋の魔女」――その主要メンバーは日紡貝塚チーム、つまり「紡績女工」である。
当時の「女工」の共通の想いは塀に囲まれた工場からの脱却だった。経営者は「女工」の想いを理解を示しつつも、工場にとどまってもらいたくてバレーボールを導入した。だが、バレーボールの発展は、経営者の予想をはるかに超えていた。バレーボールは「女工」にひろく受け入れられて、高等教育を受ける女性を打ち負かす「武器」となった。そして、「東洋の魔女」は、バレーボールでヒロインになることで工場からの脱却をはかろうとした。その脱却の先に主婦という夢が描かれていた。その物語に国民は熱狂したのだった。
ひるがえって今の日本にこのような昇華の物語が残されているだろうか。社会的にネガティブな烙印を押された存在が東京オリンピックに想いを託して涙を流す瞬間があるだろうか。この50年でヒーローとヒロインの物語がどのように変容したかを指し示すことができればと思う。
新雅史(あらた・まさふみ)
1973年福岡県生まれ。東京大学人文社会系研究科博士課程(社会学)単位取得退学。専攻は産業社会学・スポーツ社会学。現在、学習院大学大学院ほかで非常勤講師を務める。著書に、初の単著にして2012年5月の刊行以来版を重ねている『商店街はなぜ滅びるのか――社会・政治・経済史から探る再生の道』(光文社新書)がある。ベストセラーとなった同書は、「新書大賞2013」7位にランクイン。最新刊は『「東洋の魔女」論』(イースト・プレス)。共著に『大震災後の社会学』(遠藤薫編著、講談社現代新書)、『現在知vol.1郊外その危機と再生』三浦展・藤村龍至編、(NHKブックス)、などがある。https://twitter.com/arapyon
(1/2)新雅史「東洋の魔女から2020年へ」【2013/10/17配信】 @arapyon
「東洋の魔女」――その主要メンバーは日紡貝塚チーム、つまり「紡績女工」である。
当時の「女工」の共通の想いは塀に囲まれた工場からの脱却だった。経営者は「女工」の想いを理解を示しつつも、工場にとどまってもらいたくてバレーボールを導入した。だが、バレーボールの発展は、経営者の予想をはるかに超えていた。バレーボールは「女工」にひろく受け入れられて、高等教育を受ける女性を打ち負かす「武器」となった。そして、「東洋の魔女」は、バレーボールでヒロインになることで工場からの脱却をはかろうとした。その脱却の先に主婦という夢が描かれていた。その物語に国民は熱狂したのだった。
ひるがえって今の日本にこのような昇華の物語が残されているだろうか。社会的にネガティブな烙印を押された存在が東京オリンピックに想いを託して涙を流す瞬間があるだろうか。この50年でヒーローとヒロインの物語がどのように変容したかを指し示すことができればと思う。
新雅史(あらた・まさふみ)
1973年福岡県生まれ。東京大学人文社会系研究科博士課程(社会学)単位取得退学。専攻は産業社会学・スポーツ社会学。現在、学習院大学大学院ほかで非常勤講師を務める。著書に、初の単著にして2012年5月の刊行以来版を重ねている『商店街はなぜ滅びるのか――社会・政治・経済史から探る再生の道』(光文社新書)がある。ベストセラーとなった同書は、「新書大賞2013」7位にランクイン。最新刊は『「東洋の魔女」論』(イースト・プレス)。共著に『大震災後の社会学』(遠藤薫編著、講談社現代新書)、『現在知vol.1郊外その危機と再生』三浦展・藤村龍至編、(NHKブックス)、などがある。https://twitter.com/arapyon
ゲンロン友の会のご紹介
この動画は2014年7月~2015年6月までが会期の「ゲンロン友の会第5期」について紹介しているものです。
2015年7月から始まるゲンロン友の会第6期につきましては、こちらの動画をご覧ください。
[Book116]石田衣良セレクト『SFの書き方──「ゲンロン 大森望 SF創作講座」全記録』(大森望編/早川書房)〜現役の一線級の作家たちが講師としてSFの書き方を指南〜
▶︎石田衣良がオススメする本を紹介
『SFの書き方──「ゲンロン 大森望 SF創作講座」全記録』(大森望編/早川書房) https://amzn.to/414Lrze
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▶︎石田衣良の書籍情報
新刊『神の呪われた子 池袋ウエストゲートパークXIX』(文藝春秋) https://amzn.to/3LgA4h5
文庫『炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパークXVII』(文藝春秋) https://amzn.to/3RaoBn7
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【石田衣良 大人の放課後ラジオ】
小説家石田衣良が、若い仲間たちと大人の放課後をテーマにお届けする、自由気ままな番組です。映画・マンガ・本、音楽など最新カルチャーから、恋愛&人生相談、ほんのり下ネタまで、日常のひとときを、まったりにぎやかにするエイジレスでジェンダーフリーなプログラムです。
▶出演者プロフィール
【石田衣良】いしだ・いら/1960年東京生まれ。
84年に成蹊大学を卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとして活躍。97年『池袋ウエストゲートパーク』でオール読物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞を受賞。06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、
13年『北斗、ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。『アキハバラ@DEEP』『美丘』など著書多数。最新刊『獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパークXⅥ』(文藝春秋)。
https://ishidaira.com/
【早川洋平】はやかわ・ようへい/プロインタビュアー。キクタス株式会社代表。羽生結弦、よしもとばなな、横尾忠則らトップランナーから戦争体験者までジャンルを超えてインタビュー。声のメディア(Podcast)のプロデュースにも注力し、手がけた番組の累計ダウンロードは 2億6千万回を超える。『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『多摩大チャンネル』などプロデュース多数。
◉早川洋平のニュースレターを配信中 https://yoheihayakawa.substack.com/
【美水望亜】よしみず・のあ/東京都出身。
キャスティング事務所 株式会社フォニプロモーション代表。声優コンテンツを中心にキャスティングだけでなく、企画・アドバイスなど幅広く行なっている。
主なコンテンツに声優レーシングチームVARTシーズン1, 2などがある。
『美水望亜のアニメプリズン』https://www.youtube.com/channel/UCBaHW5mHqSONTcR31wWhdNA
▶︎お問い合わせ
https://forms.gle/rw7AwUAFXU4BXGZR6
佐藤優×辻田真佐憲×西田亮介(+上田洋子、東浩紀)「菅政権は短命で終わるのか? コロナ・五輪・情報戦略――『菅政権と米中危機』『新プロパガンダ論』W刊行記念」(2021/2/22収録) @reichsneet @Ryosuke_Nishida #ゲンロン210222
無料ダイジェスト動画はこちら!
https://youtu.be/i3B3SuvdOQ8
webゲンロンにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20210420_01/
【収録時のイベント概要】
作家の佐藤優氏、近現代史研究者の辻田真佐憲氏、社会学者の西田亮介氏によるトークイベントを配信します。佐藤氏の近著『菅政権と米中危機』(手嶋龍一氏との共著)、辻田氏と西田氏の共著『新プロパガンダ論』のW刊行記念です。
ゲンロンカフェ初登壇の佐藤氏は、外務省で主任分析官を務めた経歴をもち、外交のリアルを知る存在です。『菅政権と米中危機』でも、ときに国家は国民に嘘をつかなければならないと語ります。歴史的にも、国際社会の問題と国内にむけたプロパガンダはコインの裏表でした。
また同書で、佐藤氏は「首相機関説」という見立てを披露しています。安倍長期政権で作り上げられ、菅政権にも受け継がれた独特な統治システム。それは、小泉純一郎元首相のようなカリスマ的な政治の動かし方とは対照的なもので、いま注目すべきなのは、首相の人格や信念よりも政治を動かしているシステムといいます。
まったく新しい安倍長期政権分析として話題の『新プロパガンダ論』を上梓したばかりのふたりは、佐藤氏の見立てをどう捉えるのでしょうか。
同書で西田氏は、いま有権者側は理性的に政局を認識することができず、また政治側も好印象の獲得に積極的に取り組むことで、「イメージ」によって政治が駆動する状態にあると述べます。イメージと政治をめぐる本書の内容は、第二次安倍政権下の社会状況を中心に扱いながら、菅政権以降をも見通す本質的な議論として展開しています。
また辻田氏は、同書のまえがきのなかで、専門知と総合知の関係について言及します。フェイクニュースや陰謀論が広がるいま、専門知の重要性が訴えられています。しかし専門知を過剰に持ち上げ、領域横断的に大胆な視野で語る総合知をないがしろにすることは、かえって専門知と市民社会を乖離させるといいます。
現代の「知の巨人」とも称される佐藤氏と、専門家と評論家の協働が重要だと語る辻田氏、西田氏に、これからの知のあり方についてもたっぷりとお話をいただきます。
ゲンロンカフェならではの充実の議論にご期待ください!
菅政権は短命で終わるのか? コロナ・五輪・情報戦略 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210222/
三浦瑠麗×東浩紀「わたしたちのよりよい分断のためにーー『日本の分断』(文春新書)刊行記念」(2021/4/13収録) @lullymiura #ゲンロン210413
無料ダイジェスト動画はこちら!
https://youtu.be/3IUHldSCJnw
【収録時のイベント概要】
三浦瑠麗さんの新著『日本の分断 私たちの民主主義の未来について』(文春新書)が去る2月に刊行されました。同書は、三浦さんが代表を務めるシンクタンク「山猫総合研究所」が2019年に行った「日本人価値観調査2019」に基づいて、日本のなかにどのような点で政治的な分断があるのか、またあるべきなのか、詳細に分析した著作です。「日本にはもっと「分断」が必要です」という同書のキャッチコピーは、大きな話題を呼びました。
じつは三浦さんには、この本に先立ち、2020年9月にゲンロンカフェで行われたトークショー「ほんとうの日本はどんな国?」で、この調査についての発表をいただいていました。あとがきには、このときの東浩紀との議論が本の内容に反映されていると記されています。
日本には分断が必要だ、と三浦さんはいいます。では、どのような分断なら、社会をよりよく変えることができるのでしょうか。ネットでの極端な意見のぶつかりあいが問題となっているいま、「よりよき分断」を求めて、二人が議論します。
わたしたちのよりよい分断のために – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210413/