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ゴルトマルク:歌劇「サバの女王」作品27より 序曲
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=e7EqSCMGKso)。
ハンガリー出身のユダヤ人作曲家カール・ゴルトマルク(1830 - 1915)は19世紀後半のドイツ音楽圏で高い人気を誇った人物で、独学で音楽を学び、歌劇や合唱曲から交響曲、室内楽曲、ピアノ曲に至るまで、ほぼすべてのジャンルで旺盛な作曲を行いました。また、ブラームスと仲が良かった一方でウィーンで最初のワーグナー信奉者の団体を組織するなど、作曲にとどまらない活発な音楽活動を行いました。
ゴルトマルクが1875年にウィーンで初演した歌劇「サバの女王」作品27は、同年に彼が作曲した交響曲「田舎の婚礼」とともに彼の代表作として認知されています。名前からわかる通り、この作品はソロモン王を訪問した「シバ(サバ)の女王」を中心とした話で、彼女とソロモン王の大使アサド、そして彼の婚約者スラミスの三角関係が描かれます。
音楽的にはワーグナーの影響を強く受けたグランド・オペラ形式となっており、評論家の一部では「二流のワーグナー」と揶揄されたものの、観衆からは絶大な支持を集めました。その人気のほどは、半世紀以上経った1938年までウィーン国立歌劇場のレパートリーに残り続けたという事実でうかがい知れます(ユダヤ人音楽家を排斥するナチスドイツがオーストリアを併合しなければ、レパートリーとして更に存続したかもしれません)。また、自身は何度も歌劇の作曲に挑みながら、結局断念したブラームスは「自分がオペラを書いたらゴルトマルクのようになるだろう」と称賛したともいわれています。
アダム・フィッシャー指揮
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団
カール・ゴルトマルク:交響曲「田舎の婚礼」作品26
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=6eoIl8GKXbc)。
カール・ゴルトマルク(1830 - 1915)はハンガリー出身のユダヤ人作曲家で、ワーグナー派とブラームス
派が対立した19世紀後半のウィーンにおいて、両者の影響を受けつつ、オペラや交響曲などの多彩なジャ
ンルにおいて作曲を行い、生前は高く評価されました。 また、3歳年下のブラームスとはウィーンで同じ散
歩道を歩く同士として、交流が多かったといわれています。
代表作の1つである交響曲「田舎の婚礼」作品26は1875年に作曲され、翌1876年に初演されました。本作
は初演直後から好評で、ブラームスも「あなたの今までの作品の中で最高の曲だ」と絶賛したと伝えられ
ています。ゴルトマルクが死後にほとんど忘れ去られかけた時代においてもレパートリーとして根強く残
り、トマス・ビーチャムやレナード・バーンスタインも録音を遺しています。
構成は「婚礼の行進」「新郎新婦の歌」「セレナード」「庭園にて」「舞踊」の5楽章からなり、標題通り
に中欧における農村の結婚風景をわかりやすく描写しています。また、通常の交響曲では終楽章に採用さ
れることが多い「変奏曲」の様式が、本作では第1楽章「婚礼の行進」となっており、本作以外の交響曲で
はほとんど見られない特徴となっています。
モーリス・アブラヴァネル指揮
ユタ交響楽団
【ミルシテイン】 ゴルトマルク:ヴァイオリン協奏曲
ナタン・ミルシテインによるカール・ゴルトマルクのヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 作品28。ブレック指揮/フィルハーモニア管 クラシック系投稿動画→mylist/22338853