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【コパ・アメリカ2019】過去の因縁と現在の乱入者
現地時間6月24日に行なわれたコパ・アメリカのグループC最終節
ウルグアイとチリの一戦は、試合終盤の82分に
エディンソン・カバーニがヘディング弾をねじ込んでウルグアイが1-0で勝利し
首位でベスト8進出を果たした。
思わぬ事態が発生したには72分のことだった。突如、ピッチ外から鶏の被り物を装着した
ウルグアイ・サポーターと見られる男が乱入してきたのである。
話題となっているのは、この直後のシーンだ。警備員の追走をかわして
ピッチを横断する乱入者をハーフウェーライン付近で
チリのベテランCBゴンサロ・ハラが、足を引っ掛けて食い止める。
これを見たウルグアイのルイス・スアレスが“噛みついた”のだ。
スアレスは、瞬間的な速さで主審の下へと詰め寄り
ハラを退場にすべきだというようなジェスチャーを交えて猛抗議をしたのだ。
これに他の選手たちも続き、試合は異様なムードとなった。
スアレスの抗議には意味があったのだ。というのも、南米サッカー連盟の規約12条に
「選手またはその場にいた人に暴行を加えた場合、最低2試合の出場停止処分が下される」
と明記してあるのだ。これを32歳のストライカーが知っていたのかは定かではない。
ただ、レッドカードに相当するという主張も決してオーバーではないのだ。
結局、主審はレッドカードはおろかイエローカードすら出さずに試合は再開されたが
そもそもウルグアイの面々が、ハラの行為に過剰に反応したのには、浅からぬ因縁が関係している。
2015年にチリで開催されたコパ・アメリカの準々決勝で両国が相まみえた際
ハラがカバーニの肛門に中指を突っ込んで激怒させ、頭突きを受けて、退場に追い込んでいたのだ。
1-0で勝利したチリは、母国での南米制覇を成し遂げ、ハラの指は「神の指」と崇められるようになった。
コパ・アメリカ2019専用→mylist/65828396
スポナビ:コパアメリカ特集→https://sports.yahoo.co.jp/contents/3665