シチリア - nicozon

南イタリアの旅

長かったシチリアの旅を終えて、私たちはメッシーナ海峡を渡り、イタリア本土に上陸しました。

シチリア最後の夜を聖ゴミニコ宮殿のテラスで過ごしました。宮殿内は荘厳な雰囲気で宝物などが展示されていました。パティオ（中庭）は藤が満開でした。食事をしたテラスからはエトナ山が裾をのばし、美しい海岸線をつくっていました。ピアノ演奏を聴きながらのワインの味は最高！　でした。

台地のタオルミーナから、白い可愛いゴンゴラで浜辺におり、ボート２隻に分乗して青の洞門に入りました。船頭さんが地ワインをサービスしてくれました。

タオルミーナの町は海岸に沿ったところではなく、高い台地の上にありました。昔は城壁に囲まれていたようで、私たちはメッシーナ門から入りました。１６世紀に造られた聖カタリーナ教会、野外音楽堂跡、コルヴァヤ宮殿、ギリシャ劇場などを見てまわりました。

朝食前に海岸を散歩しました。波にゆられて丸くなった色とりどりの浜の石がきれいでした。

カザレの別荘はピアッツァ・アルメリーナにあります。レンガ造りの浴室やモザイクの応接室、寝室などがほぼ原形のまま残されています。狩りの間、赤いビキニ姿の若い女性がバレーなどをしている少女の部屋、愛の交歓をしている寝室など興味深い部屋が数多くありました。

シチリア島の北海岸パレルモからシチリア島を縦断して南側のアグリジェントにいきました。ここには、カストルとボルクスの神殿、ヘラ（ユノ）神殿、コンコルディア神殿、ヘラクレス神殿などギリシャ遺跡を思い起こすような古代遺跡が数多くありました。また、墓の跡、城塞、石を運んだレールなども残されていました。

自治州シチリアの州都パレルモを観光しました。カテドラーレ（大聖堂）、プレトリア大噴水、マルトラーナ教会、クワットロ・カンティ、旧王宮、聖ジョヴァンニ教会、ノルマン宮殿、マッシモ劇場など、見るところの多いパレルモでした。