ソダハカ - nicozon

グローグレイヴ―夢幻の模倣者4-4―

もう一つの世界の存在を知り、困惑する仲間達。この世界に存在する者たちが自分の正体に気付き始めた時、正義の出す答えは――。そして、マスターの正体が遂に明かされる――。

仲間と再会を果たした正義は、かつて過ごした『現在』の世界を知る。そこは既に、もう一つの正義によって支配され、若い芽を枯らされる地獄のような世界へと変えてしまった話を聞く。

生きて帰るために幽霊船を仕切る大幽霊を倒すことを決めた正義。困難が立ち塞がろうと、信念を崩すことがなければ必ず悪を貫ける。しかし、正義は地獄から帰還してきた仲間と再会することになる。

勇者との再会の前に謎の光の元へ立ち寄ることを決めた正義。しかし正義の前に現れたのは、正義と対する現象を持つ、幽霊と化した謎の青年だった。

仲間を救うため、自らの命を顧みずに極寒の地で戦いを挑むマスター。マスターの熱い信念は、正義を一つの結論へ辿り着かせる。

喫茶店に通い続けるマスター。旅がいっこうに進まない焦りに仲間たちとの亀裂が生まれてしまう。マスターを救うため、そして旅を再開させるため、正義のもとに少女に制裁をくだす。

理想は描くものじゃなく、叶えるもの――。どんな形だろうと男性を虜にする、少女の理想のお店がこの世界で成就した。理想を叶えた少女に正義はただ指を咥えて帰るしかなかった。

理想と平和――。空想を描いた英雄が起こした大罪に、正義は頭を下げて罪滅ぼしを明かす。お互いに打ち溶けてはじめて正義は誕生する。