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バッハ「平均律クラヴィーア曲集」全曲(ピアノ)
#00:00 第1巻第1番 BWV 846~
#24:52 第1巻第7番 BWV 852~
#53:35 第1巻第13番 BWV 858~
#77:30 第1巻第19番 BWV 864~
#113:14 第2巻第1番 BWV 872~
#141:01 第2巻第7番 BWV 876~
#176:16 第2巻第13番 BWV 882~
#214:43 第2巻第19番 BWV 888~
演奏はリヒテルによるビアノ演奏。
バッハ:平均律クラヴィーア曲集(エトヴィン・フィッシャー演奏 世界初全曲録音)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=JysTlgUXuXk)。
1933~36年、当時のバッハ演奏において第一人者と目された名ピアニストのエトヴィン・フィッシャー
(1886 - 1960)によって録音された、バッハの平均律クラヴィーア曲集の世界初全曲録音です。全体的
に速いテンポで演奏されていますが、その内容はむしろ整然としており、戦前においてカザルスの無伴
奏チェロ組曲と並ぶバッハ演奏の決定盤と高く評価されたのもうなずける名演奏となっています。
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
バッハ:マタイ受難曲 BWV244(フリッツ・レーマン指揮 世界初完全全曲録音)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=X6YZPsTwhs4&t=528s)。
1949年の復活祭にあたる4月9日と10日、ベルリンにおいてフリッツ・レーマンの指揮、
ベルリン放送交響楽団や合唱団等により、バッハの「マタイ受難曲」BWV244が演奏さ
れました。この演奏の特筆すべき点は、プロのバリトン歌手としてデビューしたばかり
のディートリヒ・フィッシャー=ディースカウがイエス役を務めていたこと、そして、
それまでの演奏では慣習的に省略されていた曲を全て演奏したことです。
この演奏は実況録音され、世界初の「マタイ受難曲」完全全曲版のレコードとして発売
されました。また、この演奏会から2か月も経たない1949年5月23日には西ドイツ(ド
イツ連邦共和国)が誕生してドイツの東西分裂が決定的になっており、その点でも歴史
的な録音となっています。
なお、フリッツ・レーマンはこの後にカンタータや「クリスマス・オラトリオ」といっ
たバッハの声楽曲の録音を行うようになりますが、1956年にミュンヘンでマタイ受難曲
を演奏中に心臓発作を起こして急逝しました。
ヘルムート・クレプス(テノール、福音史家)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン、イエス)
エルフリーデ・トレチェル(ソプラノ)
ディアナ・エウストラーティ(アルト)
ヘルムート・クレープス(バス)
フリッツ・レーマン指揮
ベルリン放送交響楽団
ベルリン放送合唱団
ベルリン聖ヘドヴィヒ大聖堂合唱団
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻(ワンダ・ランドフスカ)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=pKunRRke0xQ&t=1308s)。
バッハの平均律クラヴィーア曲集全曲を世界で初めて録音したのは、ポーランド人のチェンバロ奏者ワン
ダ・ランドフスカ(1879 - 1959)です。彼女は1903年に24歳でチェンバロ奏者としてデビューすると、
早くも翌1904年にチェンバロによるバッハ演奏会を開き、以降はチェンバロによる優れたバッハ作品の
演奏者として活躍しました。
ランドフスカは半世紀に及ぶ演奏活動において、バッハのクラヴィーア作品を多数チェンバロ演奏で録音
しています。そして平均律クラヴィーア曲集は1949年に第1巻(sm42007024)、そして1952年に第2巻
の録音が行われ、これが彼女のバッハ作品演奏の総決算となりました。
ただし、ランドフスカの演奏は20世紀に現代ピアノの製造技術を活用して作られたモダン・チェンバロ
によるもので、現代の古楽器演奏家の間では高く評価する意見はあまりないようです。とはいえ、その
演奏が優れていることに疑いはなく、使用する楽器で評価を下げるのは適当ではないと思います。
ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)
バッハ:マタイ受難曲 BWV244(小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=auAlA0qxUI4&t=4879s)。
1997年9月、第6回サイトウ・キネン・フェスティバル松本において、小澤征爾の指揮、サイトウ・キネ
ン・オーケストラ等により、バッハのマタイ受難曲 BWV244の全曲演奏が行われました。これは、小澤と
の親交が深かった武満徹からの提言が元となって実現したものですが、前年の1996年に武満はガンにより
死去しており、この演奏を聴くことはかないませんでした。
図らずも武満への追悼の意味合いも加わったこの演奏では、一部では古楽器が使用されているものの、基本
は現代楽器による演奏ということで賛否両論があるようですが、自分が聴いた限りでは、小澤とサイトウ・
キネン・オーケストラのコンビによる最良のバッハ演奏なのは間違いないかと思います。
クリスティアーネ・ウルツェ(ソプラノ)
ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)
トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン)
小澤征爾指揮
サイトウ・キネン・オーケストラ
東京オペラシンガーズ
バッハ:6つのパルティータ 全曲 BWV 825~830(クラヴィコード演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=gE-0Ux1PYiU&t=207s)。
クラヴィコードはチェンバロとほぼ同じく14世紀ごろに開発された鍵盤楽器で、16~18世紀に
演奏用または練習用の楽器として、特にドイツ圏で広く使われました。構造としては動画にあ
る通り、長方形の箱に鍵盤が付いており、チェンバロより小型であるため音量も小さく、蜂の
飛ぶ音と比べる記録すらあるものの、後のピアノと同じく「弦を叩いて音を出す」という仕組
みのため、打鍵の強さによってチェンバロ以上に音の強弱をつけられ、繊細な表現に優れると
いう特徴があります。
バッハをはじめとするバロック時代の作曲家が作曲した鍵盤楽器のための作品は、基本的には
チェンバロ演奏を想定しているものの、その多くはクラヴィコードによる演奏が可能です。そ
して、この動画ではベルギー出身のヴィム・ウィンターズ(1972 - )がバッハのパルティータ
全曲BWV 825~830をクラヴィコードで演奏しており、その繊細な音楽表現がわかりやすく示
されています。
ヴィム・ウィンターズ(クラヴィコード)
バッハ:マタイ受難曲 BWV244(フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=xBXzM6ac_kE)。
20世紀前半を代表する名指揮者の一人であるフルトヴェングラーは演奏会において数多くバッハの作品を演奏しましたが、遺された録音はかなり少なく、管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068、ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048、同第5番ニ長調BWV1050、そして「マタイ受難曲」BWV244の4曲だけとされています。
このうちマタイ受難曲については3種類のライブ録音があり、この動画はフルトヴェングラーが亡くなる1954年に録音された最後のものです。ただしこの演奏では、当時は慣習的に行われていた一部の曲(第19・23・29・38・40・41・48・49・50・51・55・61・70・75曲)のカットに加え、他の曲も繰り返しが省略された短縮版となっており、しかも再生機械のトラブルにより第65・66曲も除かれているため、現在では一般的な完全全曲版ではありません。
しかし、全体的に遅めのテンポで奏でられる音楽は、フルトヴェングラーの本作に対する真摯な姿勢がうかがえる静謐さに満ちており、同時代に活躍したメンゲルベルクの録音に対して劇的表現では一歩劣るものの、かなり優れた演奏であることは間違いありません。
アントン・デルモータ(テノール、福音史家)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン、イエス)
エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)
マルガ・ヘフゲン(アルト)
オットー・エーデルマン(バス)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン少年合唱団
ウィーン・ジングアカデミー
バッハ:イギリス組曲 BWV 806~811(ピーター・ウォッチョーン)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=gGYjqVT3wT4)。
オーストラリア出身のチェンバロ奏者ピーター・ウォッチョーン(Peter Watchorn 1957- )の
演奏による、バッハのイギリス組曲全曲です。
ピーター・ウォッチョーン(チェンバロ)
クラシックメドレー 往年の巨匠達によるバロックめい演奏
リヒター、メンゲルベルク、クナッパーツブッシュ、フルトヴェングラー、カラヤン、シェルヘン。この往年の巨匠達によるバロックの演奏です。重厚で荘厳な演奏は今日一般的なスタイルとはかけ離れたものですがその説得力は確かです(みたいな事がどのライナーノーツにも書かれています。ホントかどうか聴いて確かめてください)。曲目は時代的な制約もありバッハがメインで+ヴィヴァルディとヘンデルです。
なお録音状況等により一部の曲お聞き苦しい点があるかもしれませんがご了承ください。
目次付き、投稿者コメントで頭出しできます。17弾はこちらsm5930941。19弾はこちらsm6897365。mylist/3503033
バッハ(フランチェスコ・テオピーニ編):無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ BWV1001~1006(ギター版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=JN22ATDxOwQ)。
イタリア出身のギター奏者フランチェスコ・テオピーニは7歳でギターを始め、ボローニャのスタターレ
音楽院とロンドンの王立音楽アカデミーで学びました。レパートリーはバッハから現代音楽まで幅広く、
その技量はイギリスのギター奏者デイヴィッド・ラッセルも絶賛するほどで、現在は香港で教師兼演奏家
として活動しています。
この動画はテオピーニが自らギター独奏用に編曲・演奏した、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパル
ティータの全曲版になります。この編曲版はギターの技巧に関しては控えめで、オリジナル版のヴァイオ
リンの音をほぼ忠実にギターに引き写しており、追加された装飾音は最小限に抑えられています。
テオピーニはバッハの作品について「これらの作品は今やギタリストの標準的なレパートリーであり、自
己啓発のために必須である」と述べており、その姿勢に忠実な編曲と言えます。
フランチェスコ・テオピーニ(ギター)
J.S.バッハ オルガン曲集
■曲目は投稿者コメントを見てください。 ■ほぼトン・コープマン氏の演奏ですが、BWV546,547,548のみグスタフ・レオンハルト氏の演奏です。■J.S.バッハのオルガン曲はこれで全てではありません。■低ビットレートの為、音が痩せて厚みが無くノイズも発生しています。スマソ ◆動画が見れない、途中で止まるなどの場合は試しにこちらを⇒sm8287916
バッハ:「クリスマス・オラトリオ」BWV248
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=vXNX6Ulzvn0&t=820s)。
バッハはその生涯においてオラトリオを3つ作曲しています。そのうち、最も大規模な作品が1734年に作曲された「クリスマス・オラトリオ」BWV248で、6つのカンタータ(全64曲)で構成されており、全曲を通して演奏すると約2時間半を要する大曲となっています。ただし、これらは本来は一気に全曲を演奏するのではなく、クリスマスから顕現節(1月6日)までのうち、日曜や祝日に1日にカンタータ1作ずつ、6日間に渡って演奏する用に構成されており、初演も1734~35年の年末年始の6日間に行われました。現在では、本作は途中に休憩をはさんで全曲を1日で演奏することが一般的となっています。
ルネ・ヤーコプス指揮ベルリン古楽アカデミー、RIAS室内合唱団
バッハ(エレーナ・バルシャイ編):ヴィヴァルディ等による12のオルガン協奏曲集
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=I9Fp6GZ0vhs)。
ロシアの名指揮者ルドルフ・バルシャイの妻で、ロシアでは有名なオルガン奏者であるエレーナ・
バルシャイの演奏によるバッハのオルガン協奏曲集です。この録音では、バルシャイの曲目選択に
かなりの独創性が見られます。
まず、バッハがヴィヴァルディ等の協奏曲をオルガン独奏用に編曲したオルガン協奏曲は全6曲で、
通常の録音ではこの6曲を全曲盤としていますが、このうち第6番 変ホ長調 BWV597は偽作の疑い
がもたれているため、この録音では採用されず5曲となっています。
次に、バッハにはヴィヴァルディの協奏曲等をチェンバロ独奏用に編曲した「チェンバロ協奏曲」
と呼ぶべき作品が存在します(BWV972~987)。この録音では、それらの作品からバルシャイは
7曲(BWV976、972、975、978、973、984、980)を選び、これをオルガン独奏用に編曲したも
のが追加されています。このうち、BWV984はバッハのオルガン協奏曲BWV595と同じ原曲(ザク
セン=ヴァイマール公エルンスト作曲)の編曲版で、BWV595が第1楽章のみの編曲なのに対し、
BWV984は全楽章を編曲しているため、バルシャイはBWV984の第2・第3楽章をオルガン独奏用
に編曲して、BWV595を補完する形にしています。
そしてバルシャイは、バッハがヴィヴァルディの作品を編曲した4台のチェンバロのための協奏曲
イ短調 BWV1065もオルガン独奏用に編曲して録音しており、これで全12曲のオルガン協奏曲集
となっています。
エレーナ・バルシャイ(オルガン)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻(ワンダ・ランドフスカ)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=bvh6D7hyKP0&t=6428s)。
バッハの平均律クラヴィーア曲集の世界初の全曲録音は、ピアノによるエトヴィン・フィッシャーの演奏
(sm40150820)ですが、つづく2番目の、そして世界初のチェンバロ演奏による全曲録音を成し遂げた
のは、ワンダ・ランドフスカでした。このうち、第1巻は1949年に、第2巻(sm42039952)は1952年に
録音されました。
ランドフスカは、いったんは過去の遺物とされたチェンバロを20世紀に復興させた立役者で、バッハのク
ラヴィーア作品はチェンバロで演奏されるべきとの持論を持っており、その信念に基づいて数多くのバッ
ハ作品をチェンバロで演奏・録音しました。とはいえ、彼女が演奏で使用したチェンバロはグランド・ピ
アノの構造を利用して製造されたモダン・チェンバロであり、現在では一般的な古楽器としてのチェンバ
ロとはかなり音色が異なっていて、チェンバロ復興の過渡期を偲ばせる録音となっています。
ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ BWV1001~1006(バロック・リュート版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=pTBooio3h9U)。
ニューヨーク生まれでスイス・バーゼル在住のルネサンス・バロックリュート奏者ホプキンソン・スミス
(1946 - )は、1999年にバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ全曲を録音しました。この録
音は、ヴァイオリン以外の楽器で演奏された無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータの録音の中でも非常
に高く評価されており、グラモフォン誌に「どの楽器で演奏されようとも、これらの作品の録音としては間
違いなく最高のもの」と評されています。
ホプキンソン・スミス(バロック・リュート)
バッハ:マタイ受難曲 BWV244(ミュンシュ指揮ボストン響)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=iagFcst4MaE&t=2016s)。
フランスの指揮者シャルル・ミュンシュ(1891 - 1968)はベルリオーズやラヴェルなど、フランス人作曲家の作品演奏に定評のあった人ですが、彼の出身地は当時ドイツ領であったアルザス地方ストラスブールであり、人生の半分をドイツ人として過ごしたため、ドイツ人作曲家の作品も得意なレパートリーとしていました。ミュンシュは長く常任指揮者として活躍したボストン交響楽団との録音で、ベートーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーンなどのドイツ人作曲家の作品が多く残されています。ただ、バッハの作品についてはブランデンブルク協奏曲全曲、ヴァイオリン協奏曲第1番が知られている程度で、声楽曲の録音はほとんど知られていません。
1959年3月26日、ミュンシュはボストン・シンフォニー・ホールにおいて、バッハの「マタイ受難曲」BWV244を演奏し、成功を収めました。この動画は、その日の演奏のライブ録音になります。この演奏について報じたハーバード大学の学生新聞「ハーバード・クリムゾン」の記事によると、ミュンシュの演奏はメンゲルベルクやフルトヴェングラーのように一部の曲を省略した慣習的なもので、当時においても「歴史的に不正確な解釈」と指摘され、多くのアリアや合唱曲は「バッハをヴェルディのように」扱っており、「過度にロマン主義的な解釈」だったにもかかわらず、作品演奏としては「深い感動をもたらす最高に美しい芸術作品」であったと述べています。
Saramae Endich(ソプラノ)
フローレンス・コプレフ(アルト)
ユグ・キュエノー (テノール)
マック・ハレル(バリトン)
ジェイムズ・ジョイス(バス)
ダニエル・ピンカム(ハープシコード)
ベルイ・ザムコヒアン(オルガン)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストン交響楽団
ハーバード・グリークラブ
ラドクリフ合唱協会
バッハ:フランス組曲 BWV 812~817(ユアン・シェン)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=zmEa7KX6D00)。
海外において「中国人で最高のバッハの解釈者」と高く評価されているピアニスト、
ユアン・シェン(Yuan Sheng)の演奏による、バッハのフランス組曲全曲です。
ユアン・シェン(ピアノ)
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232(1929年 全曲版世界初録音)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=JbQqwIvnmjo)。
バッハの最高傑作と称されるミサ曲 ロ短調 BWV232は演奏時間が約2時間に及ぶ大曲ですが、完全全曲版が世界で初めて録音されたのは1929年のことです。
指揮を務めたアルバート・コーツ(1882 - 1953)はロシア系イギリス人の指揮者・作曲家で、1920年代からスクリャービンの「法悦の詩」やワーグナーの「ニーベルンクの指輪」抜粋、そしてベートーヴェンの交響曲第9番など、数多くの管弦楽曲を録音しており、多くの経験を積んだ上で満を持して演奏録音に臨み、録音・演奏ともに当時としては高水準の成果をもたらしました。このあと、バッハのミサ曲 ロ短調の全曲録音は第二次世界大戦を経た後の1947年(ロバート・ショウ指揮)まで登場せず、コーツの録音は戦前における唯一無二の全曲版として高く評価されました。
エリザベート・シューマン(ソプラノ)
マーガレット・バルフォー(アルト)
ウォルター・ウィドップ(テノール)
フリードリヒ・ショア(バス)
アルバート・コーツ指揮
ロンドン交響楽団
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲全集
組曲第1番~6番までの全曲です。■演奏:アンナー・ビルスマ(Anner Bylsma) バロック・チェロ ■録音:1979年 // 長時間の作業用BGMにでもお使いください。
バッハ:マルコ受難曲 BWV247(トン・コープマン復元版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=kp5Toc7Arfk)。
バッハは生涯において受難曲を5曲作曲したとされていますが、そのうち完全な形で遺されたバッハの真作
はマタイ受難曲とヨハネ受難曲の2作のみです。
そして、もう1つの真作としてマルコ受難曲BWV247が挙げられます。この作品は1731年に初演され、
1744年に再演されたことがわかっていますが、現存するのは台本のみで、楽譜は失われているため演奏は
不可能とされていました。しかし遺された台本の歌詞の構造を分析した結果、バッハの他のカンタータなど
から曲が転用されているらしいことが判明し、これにより多くの作曲家・音楽家がマルコ受難曲の復元に挑
むこととなりました。
その中でおそらく最も有名なのが、トン・コープマンによる復元版です。大抵の復元版では曲は再現してい
るものの、曲の間をつなぐレチタティーヴォは再現が不可能なためセリフを読むだけにとどめていますが、
コープマンは自らレチタティーヴォを作曲しており、それがバッハの曲に違和感なく溶け込んでいるのは本
当に見事な腕前だと思います。
デボラ・ヨーク(ソプラノ)
ベルンハルト・ランダウアー(カウンターテナー)
クリストフ・プレガルディエン、ポール・アニュー(テノール)
ペーター・コーイ、クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック・オーケストラ
アムステルダム・バロック合唱団
バッハ:クラヴィーア練習曲集 第3部(ドイツ・オルガン・ミサ)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=u1hir1w84kk&t=186s)。
1739年、バッハはオルガン演奏のための「クラヴィーア練習曲集 第3部(第3巻)」を作曲し、
同年のうちに自家出版しました。
全26曲からなる作品は「聖アン」の通称で知られる前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552(ただ
し「前奏曲」と「フーガ」は分割され、作品冒頭に前奏曲が、作品の最後にフーガが配置され
ています)、コラール前奏曲(BWV669~689)、「4つのデュエット」BWV802~805で構成
されています。この構成からわかるように、第3部の中心となっているのは21曲ものコラール
前奏曲で、ルター派の教理問答(カテキズム)歌に基づいた曲が多いため、作品全体を通して
演奏すると、あたかもルター派の中心教理を音楽で伝えようとするかのような作品となってい
ます。このため、第3部は「ドイツ・オルガン・ミサ」との通称でも呼ばれています。
第3部がこのような構成になったことについては、1736年にバッハがザクセン公国の「王室宮
廷楽団所属作曲家」の称号を与えられ、その称号拝受のために訪れたドレスデンで彼が2時間
にわたるオルガン演奏を行い、観衆の絶賛を受けたことが関係しており、このときの演奏曲目
がオルガンのための作品集である第3部の母体になったと考えられています。
なお、バッハは「クラヴィーア練習曲集」と名付けた作品を4つ出版しました。第1部が「6つ
のパルティータ」BWV825~830、第2部が「イタリア協奏曲」BWV971と「フランス風序曲」
BWV831のセット、第4部が「ゴルトベルク変奏曲」BWV988となっていますが、オルガン演
奏のための作品は第3部のみとなっています。
マッテオ・メッソーリ(オルガン)
バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=SiKgrevzT-g)。
1724年、ライプツィヒのトーマス・カントルに着任したバッハは、着任から初めて迎える聖金曜日に演奏するため「ヨハネ受難曲」BWV245を作曲し、同年の聖金曜日である4月7日に初演しました。受難曲の作曲にあたってヨハネ福音書が選ばれたのは、ルター派教会のミサや礼拝式はほとんどカトリック教会の伝統を踏襲しており、聖金曜日の主の受難の礼拝式での福音朗読にはカトリックに従ってヨハネ福音書が用いられていたためでした。
この3年後にバッハが作曲・初演した「マタイ受難曲」と比較すると、こちらは合唱が全体に占める割合が多くなっています。これはマタイが個人の言葉を多用するのに対し、ヨハネが群衆の言葉を多用するためです。例えば総督ピラトの尋問から始まる第2部では、マタイは独唱曲であるアリアが多めに挿入されているのに対し、ヨハネでは福音史家、イエス、ピラト、群集の掛け合いで曲が進行します。そして、ヨハネ受難曲にはコラールが全40曲のうち11曲も含まれており、礼拝式で歌われる典礼的な性格が色濃いものとなっています。
また、マタイ受難曲がイエスの死を悲痛に描き、自らの罪とその悔い改めがテーマなのに対し、ヨハネ受難曲はイエスの死は神の計画が成就されたことと見なしています。
鈴木美登里(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
ゲルト・テュルク(テノール)
ステファン・マクラウド(バス・バリトン)
浦野智行(バス)
鈴木雅明指揮
バッハ・コレギウム・ジャパン
バッハ・コレギウム・ジャパン合唱団
Bach-E.Jobin解釈案 テンペラメント(2005)で聴く Das Wohltemperirte Clavier (平均律クラヴィーア曲集)第1巻 BWV 846 - 869 全24曲
MIDIデータ制作:John Sankey
https://www.midiworld.com/bach.htm
※打ちこみデータです。音の強弱の変化やテンポの変化がほぼ無いベタ打ちのものです。
古典音律 引用元:
BACH et le Clavier bien Tempere, par Émile Jobin
https://www.clavecin-en-france.org/spip.php?article52
Das Wohltemperirte Clavier (平均律クラヴィーア曲集)の 表紙の模様の解釈案と
MIDIデータを組み合わせて録音しました。
0:00 BWV 846
3:50 BWV 847
7:30 BWV 848
11:55 BWV 849
18:30 BWV 850
21:39 BWV 851
25:20 BWV 852
30:32 BWV 853
36:55 BWV 854
39:55 BWV 855
43:50 BWV 856
46:40 BWV 857
52:40 BWV 858
56:10 BWV 859
1:00:50 BWV 860
1:05:20 BWV 861
1:09:45 BWV 862
1:13:50 BWV 863
1:18:40 BWV 864
1:23:23 BWV 865
1:30:53 BWV 866
1:34:22 BWV 867
1:40:06 BWV 868
1:43:52 BWV 869
使用音源:Modartt 製 Pianoteq6 (v6.7.3) "Neupert Clavichord lute"
https://www.modartt.com/neupert
ソフト音源のストレッチ(高音を少し高めに、低音を少し低めに広げる)は1.05に設定しています。
バッハ:ブランデンブルク協奏曲(カラヤン指揮ベルリン・フィル 1964、65年録音)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=efosxyYOhBQ&t=271s)。
ヘルベルト・フォン・カラヤンはベルリン・フィルを指揮してバッハのブランデンブルク協奏曲全曲を2度
録音しています。この動画は最初の録音で、1964年及び65年に録音されました。
当時は古楽器による演奏が一般的ではなく、他の指揮者も現代楽器でバッハ作品を演奏していましたが、
それらの中でもカラヤンの流麗な演奏は、名演とされるカール・リヒター指揮の演奏とは対極でありなが
ら、カラヤンの統率力と個々の演奏者の技量がかみ合った極めて優れた演奏といえます。
後の2度目の録音の方がカラヤンの美学が徹底しているといわれ、評価も高いようですが、独奏者はこち
らの方が優れているように思え、個人的には好みです。
ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン)
ローター・コッホ(オーボエ)
アラン・シヴィル(ホルン)
カールハインツ・ツェラー(フルート)
アドルフ・シェルバウム(トランペット)
エディト・ピヒト=アクセンフェルト(チェンバロ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
宗教曲詰め合わせ(110分!)
CDウン百枚の中から選んだ宗教曲の詰め合わせです。 名曲から珍曲、秘曲まで様々なので、全曲ご存じの方はいないと思います。 順番に意味はありません。 作曲家 バッハ、ヴェルディ、ベートーベン、ヘンデル、シマノフスキ、ティペット、ペンデレツキ、メンデルスゾーン、モーツァルト、クーマン、三枝成彰、ロッシーニ (2011/03/26)久々に詰め合わせ的な動画を作ろうと思っていますが、うまい動画の作り方が全然わからん……orz うp動画(音楽ばかり)mylist/9710731 NEW! > sm17683262 だんだん元気がわいてくるBGM(オーケストラ中心)
バッハ(ポール・ビンスキー補筆、アン・ペイジ編):フーガの技法 BWV1080(オルガン独奏版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=cM26_o251rg)。
バッハの「フーガの技法」BWV1080は、最後のフーガであるコントラプンクトゥス XIVが中断された未完
成状態で遺されたことから、様々な研究者により補筆の試みがなされています。この動画の演奏もその一つ
で、ケンブリッジ大学の中世美術史の教授であるポール・ビンスキー(Paul Binski)がコントラプンクトゥ
ス XIVを補筆しており、それを含めた全曲をオーストラリア出身の女性オルガン奏者アン・ペイジ(Anne
Page)がオルガン独奏用に編曲して演奏したものです。
アン・ペイジ(オルガン)
【グールド】バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 ピアノ:グレン・グールド 1960年代mylist/17695568 第2巻sm16140937
作曲者不詳:ルカ受難曲 BWV246(伝バッハ作)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=1GMu6sEm-5U)。
バッハが作曲した受難曲は、19世紀に編纂された旧バッハ全集では4曲とされ、その中には「ルカ受難曲」BWV246が含まれています。この作品はバッハの生前に1730年と1743~46年の間の2度演奏されており、バッハの自筆譜が遺されていたため、バッハ作とされていました。
しかしその後の研究では、1727年初演の「マタイ受難曲」より後の作品にも関わらず音楽様式にバッハらしからぬ稚拙さがみられることから、1730年の演奏会に間に合わせるために作曲者不詳の受難曲を筆写して自作の代わりに演奏したと推測されており、新バッハ全集では除外されています。
ただ、バッハは本作を単純な筆写のみで終わらせず、2度目の演奏に際して楽器編成に手を入れたり、コラールを追加したりしており、バッハの音楽技法を研究するうえで重要な史料であることは間違いありません。
ヴォルフガング・ヘルビッヒ指揮
ブレーメン・バロック管弦楽団
アルスフェルト声楽アンサンブル
J.S.バッハ 『イギリス組曲』 ヴァルヒャ(チェンバロ)
J.S.Bach The English Suites BWV.806-811
Helmut Walcha (Ammer-Cembalo)
Helmut Walche: mylist/20925522
Uploaded:
Songs: mylist/27494013
Songs(indv.): mylist/27494020
Sounds: mylist/27494022
Movies: mylist/27494023
【グールド】バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 ピアノ:グレン・グールド 1960年代mylist/17695568 第1巻sm16140290
バッハ:6つのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ BWV1014~1019
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=rnZ42rP0fKI)。
バッハが作曲したヴァイオリンのためのソナタというと、普通は無伴奏ヴァイオリン・ソナタを
連想すると思いますが、彼はヴァイオリンとチョンバロのためのソナタも6曲作曲しています。
バロック時代の二重奏におけるチェンバロは、しばしば通奏低音の演奏楽器として相方の独奏楽
器を目立たせるため控えめな響きであることが多いですが、バッハはチェンバロのパートを独奏
楽器に劣らず重視しており、知名度こそ無伴奏ソナタに劣るものの、ヴァイオリンとチェンバロ
が対等に音色を響かせる優れた作品であることに変わりはありません。
後世のヴァイオリン・ソナタがベートーヴェンの作品を筆頭に、ヴァイオリンとピアノを対等な
立場に置いたことを考えると、バッハのソナタの方向性は時代を先取りするかのようです。
エムリン・ナイ(ヴァイオリン)
ピーター・ウォッチョーン(チェンバロ)
J.S.バッハ 『ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ』
J.S.Bach The 6 Sonatas for Violin and Harpsichord BWV.1014-1019
Henryk Szeryng (Violin)
Helmut Walcha (Harpsichord)
Helmut Walche: mylist/20925522
Uploaded:
Songs: mylist/27494013
Songs(indv.): mylist/27494020
Sounds: mylist/27494022
Movies: mylist/27494023