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映画予告編 『 The Day of the Jackal / ジャッカルの日 』 1973年
『 The Day of the Jackal / ジャッカルの日 』 1973年
原作:フレデリック・フォーサイス
つべより転載2本
真昼の決闘【フレッド・ジンネマン】【ゆっくり文庫リスペクト】
"それがこの町の本音だ。口では法律だ秩序だと何とでも言うが、腹の中の別物だ。どうでもいいのだ。"
ノン・シリーズ series/330979
マイリスト mylist/73029299
<編集後記>
ここ最近小説よりも映画ばかり見ていて、ふと映画をゆっくり文庫化したくなりました。動画化できそうな映画は色々ありましたが、その中でもフレッド・ジンネマンの西部劇映画『真昼の決闘』が一番気に入ったので、動画化することにしました。他の西部劇は現時点で『シェーン』と『駅馬車』しか見たことがないのですが、それぞれ全然違う作風で、見ていて面白く、飽きません。いずれもアマゾンプライムで見ることが出来ます。『真昼の決闘』では、孤独な戦いを強いられる一人の保安官の苦悩を通して、町が抱える病が浮き彫りにされます。この映画で描かれているのは、どこの社会でも起きる問題、"誰が社会のためにリスクを引き受けるのか"という問題だと思います。"誰が犠牲を払うのか"と言い換えることができるかもしれません。半ば進んで、半ば強制的にリスクを引き受ける主人公の保安官、ケーンは命がけの戦いに向かいます。戦いを引き受ける人間が多ければ多いほどリスクは分散される。しかし自分はリスクを背負いたくないという者がいる。あるいはリスクを立身出世のチャンスと捉えて利益を引き出そうとする者がいる。リスクを自覚できていない者もいる。戦う必要のない者がいる。戦いに反対する者がいる。そもそも戦えない者もいる。そうした人々の中で、ケーンはリスクを一身に背負って戦いに向かいます。誰かが引き受けなければ社会は崩壊しますが、人に押し付けるばかりではこの映画のようになります。ただ、実際自分がこの状況に置かれたとして、とてもケーンと一緒に戦えそうにありません。しかしほんの少しのリスクと犠牲なら払えそうです。つまり生きるか死ぬかという極端な選択ではなく、その中間があったらいいなと思っています。大勢の人々がほんの少しずつリスクを引き受けられるなら、ケーンのような状況にある人々の助けになれそうです。身近な例でいえば、お金を然るべきところへ寄付することだと思います。この映画の事例ではそういった解決は不可能ですが。ところで、話は変わるのですが、終盤の戦闘シーンを制作した後、何かそのシーンにちょうどいいBGMはないかと探していたのですが、とてもぴったりなBGMを見つけ出したので採用しました。さらに当初の予定を変更して、エンディングまでそのBGMを流し続けました。偶然にもぴったりハマりました。動画制作は、素材との偶然の出会いに支えられているんだと改めて自覚しました。
『あの日の声を探して』予告編
2011年、現代の白黒無声映画『アーティスト』でアカデミー賞作品賞、監督賞ほか全5部門を受賞し、その比類なき才能を全世界に知られることになったミシェル・アザナヴィシウス監督が、1946年にアカデミー賞4部門ノミネートされたフレッド・ジンネマン監督『山河遥かなり』から着想を得て製作。20154月24日より公開