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古事記ワンダーランド、やっとこさの最終回『古事記ワンダーランド』#60
ついに、ようやく、古事記ワンダーランド、堂々の完結!
古事記の最後の部分は全く物語がなくなり、推古天皇で終了する。
これが、古事記が書かれた当時の「古(いにしえ)」の範囲だったわけである。
当時の人は、「古」と自分達のいる現代との区別があり、「古」は書き残す価値があるものだとはっきり認識していたわけで、これは画期的なことだったのである。
そして最後に、古事記の最初に戻って、軽視されがちな太安万侶の上表文(序)に書かれた、古事記の成立のプロセスに関する部分を紹介して締めくくる。
大変長い間ご覧いただき、どうもありがとうございました!
道理と道理の対立『古事記ワンダーランド』#59
5年にわたってちょっとずつ、ちょっとずつ進んできた『古事記ワンダーランド』、いよいよ完結直前!
雄略天皇による皇族大量虐殺を逃れ、豪族の使用人に身をやつしていた兄弟が、皇統の危機の中で皇位を継ぐべき人物として見出され、その弟が新天皇として即位する。顕宗天皇である。
顕宗天皇は無残に殺され、埋められた父の遺骨を立派に改葬し、続けて恨み重なる雄略天皇の陵を破壊しようとするが…
短い話ながら伏線をしっかり回収しつつ、見事に話がまとめられる。
古事記ワンダーランド、次回最終回(たぶん)!
家来から天皇になった話『古事記ワンダーランド』#58
5年にわたってちょっとずつ、ちょっとずつ進んできた『古事記ワンダーランド』も、ついに最終回間近!
雄略天皇の跡を継いだ清寧天皇は、皇后もなく、子もないまま若くして亡くなってしまった。
そのため、ここに皇統の危機が訪れる。
そこで皇位を継ぐ人物を探し求めてヲダテノ連が播磨の国に赴いたところ、ある祝宴に、火を焚く役の低い身分の少年の兄弟が二人いた。だがその兄弟の正体は…
しっかり伏線が張ってあり、それがここで見事に回収されているということにも驚かされる。
古事記ワンダーランド、完結目前のラストスパート!
三重の采女の度胸『古事記ワンダーランド』#57
古事記編纂当時から見た「古代」において、特筆すべき偉大な天皇とされていた雄略天皇の物語、ついに完結編!
雄略天皇が新嘗の酒宴を行った際に、伊勢の国三重からたてまつられた采女が天皇に御盃を高く捧げて献上した。
ところがその盃に欅の葉が落ちて浮かび、采女はそれに気づかずそのまま献上した。
これに激怒した雄略天皇、ただちに斬り殺してやろうと采女を打ち伏せ、刀をその首に当てた。
さすがは「大悪天皇」の異名を持つ雄略天皇。
ところが一枚上だったのは采女の方。この絶体絶命の状況に動じることもなく、歌を詠み始めた!
木に登って逃げた天皇『古事記ワンダーランド』#56
古事記編纂当時から見た「古代」において、特筆すべき偉大な天皇とされていた雄略天皇の物語。
ところが、ここが古事記の不思議なところで、そんな偉大な天皇の物語の中に、なぜこんな話が入っているのかわからない、小さな小さな話が入り込んでいる。
どう考えたらいいのか、研究者泣かせでもあるショート・ショートのエピソードを3つほどはさんで、最後にようやく、雄略天皇の偉大さが垣間見える話が登場。
何とも不思議な古事記の世界。
天皇に怒鳴り込んだ老女『古事記ワンダーランド』#55
大和時代において、最も強力な天皇というべき雄略天皇の物語。
雄略天皇はある時、三輪川のほとりで衣服を洗っていた、容姿のたいそう美しい少女を見初めた。その名は、ヒケタベノアカイコ。
雄略天皇はアカイコに、いずれ宮中に召すから、他の男には嫁がないでくれと言い渡した。アカイコはその言葉を信じ、何年も、何年も待ち続けた。しかし、いつまでたってもお召しはこなかった。雄略天皇は、約束をすっかり忘れていたのだ!
そしてついに80過ぎの老婆になってしまったアカイコが起こした行動と、それを受けた雄略天皇の反応は…?
雄略天皇の結婚『古事記ワンダーランド』#54
今回からは、大和時代において最も強力な天皇というべき雄略天皇の物語。
天皇の暗殺という日本史上初の一大事件の後を受けて登場し、その難局を乗り切った雄略天皇。「大悪天皇」とも「有徳天皇」とも呼ばれる、毀誉褒貶の激しい天皇でもあったわけだが、その両極の評価は、なぜ生まれたのか?
そして古事記では、まず雄略天皇の結婚のエピソードが語られる。
雄略天皇が妻となるワカクサカベノ王に贈った結納の品に関する一風変わったいきさつ、そして雄略天皇が妻に送った、よく言えば素朴な、別の言い方をすれば他愛のない愛の歌についてのお話など。
史上初の天皇暗殺事件『古事記ワンダーランド』#53
今回は、天皇の暗殺という一大事件の話。
第20代・安康天皇は、日本史上初めて暗殺された天皇である。天皇の暗殺は他に、32代崇峻天皇の例があるのみである(幕末の孝明天皇も暗殺説が根強いが、現在はほぼ否定されている)。
安康天皇を暗殺したのは、数えでわずか7歳のマユワノ王であり、その動機は父親の仇を討つためだった!
そのマユワノ王を、匿ったツブラオミ共々攻め滅ぼしたのが、21代・雄略天皇。だが、悲劇はまだまだ終わらなかった!
心中の起こり『古事記ワンダーランド』#52
古事記では度々、「日本最初の〇〇」の話が語られる。
允恭天皇の皇太子・カルノミコとその同母妹・カルノオオイラツメの禁断の恋。
このことが知れると人心はカルノミコを離れ、弟のアナホノミコに支持が集まるようになる。
天皇になるには単に皇統に属しているだけではなく、国民に支持されていなければならない。これは当時も今も変わらないことである。
カルノミコは捕えられ、伊予に流される。そして、カルノオオイラツメは恋い焦がれる思いに耐えきれず、その後を追う。
再会を果たしたカルノミコが詠んだ、熱烈な愛の歌。そしてその後、二人は自らの命を絶つ。
美しくも悲しい、日本最初の心中の物語。
兄と妹の恋『古事記ワンダーランド』#51
さほど特筆すべきことが書かれていない反正天皇条は通過して、第19代・允恭天皇条へ。
といっても、ここでは允恭天皇の事蹟よりもはるかに多くの分量を割いて、皇太子・カルノミコとその同母妹・カルノオオイラツメの恋が描かれる。
この時代、異母兄妹は母系において別の血統と見なされていて、恋愛も結婚も出来た。これはシナ男系主義ではありえない日本独自の特徴なのだが、同母兄妹は、さすがにタブーである。
禁断の恋に落ちたカルノミコは、その熱烈な心情を歌に託す。
サホビコ・サホビメの物語と並ぶ、古事記を代表する恋物語。
信と義のどちらを取るか?『古事記ワンダーランド』#50
古事記の面白さをちょっとずつ、ちょっとずつご紹介しているこの番組も、数えて今回で50回!
気がつけば4年以上もやってるわけですが、まだもうちょっと続きます!
聖帝と呼ばれた仁徳天皇の物語が完結し、今回は第17代・履中天皇のお話。
そして、歴代天皇につきものなのが、叛逆。
履中天皇も、弟のスミノエノナカツ王が、これを亡きものにしようと企む。
危機一髪で難を逃れた履中天皇だが、そのリアクションは何故か呑気。
だが、謀反を企んだ者に対しては、容赦ない! 履中天皇は同母弟ミヅハワケノ命にスミノエノナカツ王の抹殺を命じる。ミズハワケノ命は、スミノエノナカツ王の家来のソバカリという男を抱き込んで暗殺者とするが…
不思議な琴のお話『古事記ワンダーランド』#49
半年かけてお送りしてきた、仁徳天皇を巡る物語も今回がラスト。
「聖帝」と称えられながら、女性に弱い恐妻家という面ばかりが出てきていたたけれども、最後にきて「聖帝」らしさを表す、短いエピソードが二つ登場する。
ひとつは、仁徳天皇が日女島を訪れた際、雁が卵を産んだこと。これは、大変な吉祥だった。
もうひとつは、兎寸河の西にとんでもなく高い木があり、これを切って船を作ったらものすごく早く走った。
やがて船が破損したので解体して塩を焼き、さらに残った材木で琴を作ると…
不思議な余韻を残して、仁徳天皇記完結!
ハヤブサワケの叛逆『古事記ワンダーランド』#48
天皇の代ごとに、叛逆が起こる。聖帝と言われた仁徳天皇でも、それは例外ではなかった。
そして、仁徳天皇だから、その叛逆もやはり女性がらみ。
仁徳天皇は、腹違いの妹メドリに想いを寄せる。
男系が同じでも、女系が異なれば婚姻ができたということ自体、男系社会ではありえない話である。
仁徳天皇は、腹違いの弟、ハヤブサワケを仲介に求愛。ところがメドリは、皇后の嫉妬の前になす術のない仁徳天皇の妻になどなりたくない、ハヤブセワケの妻になりたいと答えたものだから…
蚕による和解『古事記ワンダーランド』#47
古事記下巻、聖帝と言われながらも女性には弱い仁徳天皇と、ものすごく嫉妬深い皇后、イワノヒメの物語。
イワノヒメが新嘗祭の支度をするため、紀伊の国へ柏の葉を採りにお出かけの間に、仁徳天皇はヤタノワキイラツメという若く美しい女性といい仲になってしまう。
そのことを知って怒り狂ったイワノヒメ、天皇のもとには戻らずに、山代に住むヌリノミという帰化人の家に身を寄せ、どうしても帰ろうとしない。
仁徳天皇、何とかお后に帰ってきてもらおうと画策、そこで役に立ったのが、ヌリノミの家で飼育されていた蚕だった…
大后の怒り、大爆発!『古事記ワンダーランド』#46
古事記下巻、仁徳天皇の物語。
ものすごく嫉妬深い皇后、イワノヒメに手を焼きながらも、なおも懲りない仁徳天皇は、イワノヒメが新嘗祭の支度をするため、紀伊の国へ柏の葉を採りにお出かけになると、間髪入れずにヤタノワキイラツメという若く美しい女性といい仲になってしまう。
何も知らずに精勤されるイワノヒメだが、その耳に、自分が留守の間に天皇が何をしているのかという話が入って来る。これぞ日本最古の文春砲!?
さあ大変、怒り狂ったイワノヒメ。さあ、どうなる?
聖帝(ひじりのみかど)とその大后『古事記ワンダーランド』#45
今度こそいよいよ、ついに、ようやく、古事記下巻、仁徳天皇の物語に突入!
聖帝(ひじりのみかど)と称えられた第16代・仁徳天皇。
民のかまどを心配して3年間税をすべて免除、そのために宮殿はボロボロになり、至るところで雨漏りがするようになった。
この仁徳天皇の政策は、はっきりした見通しがあって行われたものだった。だからこそ、聖帝と称えられるにふさわしいのである!
一方でその聖帝のお后、イワノヒメはものすごく嫉妬深い性格で、他の妃を宮中に入れることも許さない。
それでも仁徳天皇は吉備のクロヒメという乙女に思いを寄せたものだから、さあ大変!
皇后が怖い聖帝(ひじりのみかど)『古事記ワンダーランド』#44
いよいよ、ついに、ようやく、古事記下巻、仁徳天皇の物語に突入!
…と、その前に、まずは会員の皆様からいただいたご質問にお答えします。
三種の神器には相続税がかからないということだが、それでは「壺切御剣」はどのように取り扱われているのか?
古事記を勉強したいと思っているが、初心者にお勧めの古事記は?
「歴史的仮名遣い」の美しさに心を奪われ、自分でも使えるようになりたいと思ったけれど、どうしたらその用法をマスターできる?
以上のご質問にお答えして、さあ、いよいよ下巻…に、入れるか?
春と秋の争い『古事記ワンダーランド』#43
古事記中巻もいよいよというか、ようやくというか、最終盤。
ここにきて、なぜか再び神様のお話が登場する。といっても、それは上巻に登場した神話の世界とはちょっと違った雰囲気になっている。
新羅の国からやってきたアメノヒボコが日本に持って来た八種の宝が、ヤマエオオカミという神になる。
その娘に、イズシオトメという美しい女神がおり、多くの神々が求婚するが、皆断られる。
ここにアキヤマノシタヒオトコとハルヤマノカスミオトコという兄弟がいて、兄のアキヤマノシタヒもイズシオトメにふられて帰って来た。
ところが弟のハルヤマノカスミは、そんなの簡単に落とせると自信満々。果たして…?
アメノヒボコの物語『古事記ワンダーランド』#42
古事記中巻もいよいよ大詰めというところで登場する、「アメノヒボコ」の物語。
古事記のみならず、日本書紀や風土記にも登場する有名な物語だが、これがどこか奇妙なのだ。
アメノヒボコは朝鮮半島の新羅の王子で、それが日本にやってくる物語で、これは応神天皇記に登場するのだが、この物語自体はそれよりずっと昔の話として語られている。
さらにその話も、なぜそうなるのかよくわからない、不思議な雰囲気のなか展開する。
だが、そのアメノヒボコの子孫をたどっていくと、朝鮮半島と日本の思いがけぬ縁が見えてくる…
今度こそオオヤマモリの反逆『古事記ワンダーランド』#41
前回予定されていながら、そこまで進む前に終わってしまったオオヤマモリの反逆の話を、今度こそお届け。
応神天皇の崩御の後、その遺言に背いて皇位を奪おうと企んだオオヤマモリ。しかしそれを察知したウジノワキイラツコは計略を以て迎え撃つ。
現代の感覚からすれば「騙し討ち」のような勝ち方なのに、無邪気に勝利を讃えていたり、どう見ても縁起の悪い言葉が地名の由来になっていたりと、古代人のおおらかさも垣間見える。
そして、ウジノワキイラツコと兄・オオサザキの果てしなく続いた皇位の譲り合いの末に、ついにオオサザキが即位、仁徳天皇となる。
天皇と山の民の近しい関係『古事記ワンダーランド』#40
相変わらず、ちょっとずつ、ちょっとずつじりじりと進行している『古事記ワンダーランド』
古事記中巻の最後を飾る応神天皇の物語、今回は「オオヤマモリの反逆」をテーマに語る予定でしたが、それに関連して登場する山の民「吉野国巣」(ヨシノノクズ)の話が膨らんで、いつの間にかテーマ変更。
神武天皇の段にも登場する吉野国巣は、最初から天皇に忠誠を尽くしてきた存在として語られる。
それも単なる君臣関係とは違う、もっと親しみがこもった特殊な関係だった。そのほほえましいようなエピソードなどをご紹介。
画期的な応神天皇『古事記ワンダーランド』#39
新羅征伐を成し遂げた神功皇后が出産した御子、ホンダワケノミコト。
「胎中天皇」ともいわれる、第15代応神天皇である。
応神天皇は、古事記中巻の最後に出てくる天皇であり、ここで一つの時代が画されることになる。つまり、画期的な天皇ということ。
そして物語は、その応神天皇の子供のうち、3人の皇子たちを前面に展開していく。
ニセ情報の勝利『古事記ワンダーランド』#38
新羅征伐を成し遂げ、石を抱いて産気を抑えて帰国を果たし、筑紫の国で無事御子を出産した神功皇后。
だがその御子よりも自分たちの方が皇位を継ぐべきだと考える仲哀天皇の子、カゴサカノミコとオシクマノミコが謀反を企てる。カゴサカノミコは誓約(うけい)狩りの最中にイノシシに食い殺されてしまうが、オシクマノミコはそれでもあきらめない。
これに対する神功皇后側は、一計を案じる。この作戦、現在からみれば単なる「騙し討ち」じゃないかとも思えてしまうのだが…?
陣痛を鎮めた不思議な石『古事記ワンダーランド』#37
新羅征伐の指揮を執り、男性天皇にも及ばないほどの優れたリーダーシップを発揮した神功皇后。
だがその時、神功皇后は臨月だった。そのため、皇后は新羅征伐が終わるまで腰に石を巻き付けて出産を遅らせたという。
不思議な話だが、記録にはその石の大きさ、重さ、形状が具体的に記され、さらにはその石を納めた神社もある。
いつもちょっとずつ、ちょっとずつ進んでいる古事記ワンダーランド、今回は特にちょっとしか進みません。でもその分、じっくり神功皇后の伝承をご紹介!
神功皇后の新羅征伐『古事記ワンダーランド』#36
仲哀天皇の死を受けて、その后・神功皇后が新羅征伐の指揮を執ることとなる。
『日本書紀』には皇后としては唯一天皇と並んで一章を設けられ、風土記などには実際に天皇だったとする記述も存在する神功皇后とは、どういう人物だったのか?
それは、同時代の他の男性天皇にも見られないような勇ましい武人であり、その品格も高潔であり、非の打ちどころなくカッコイイ女性だった!
仲哀天皇の死『古事記ワンダーランド』#35
ヤマトタケルの物語が終わり、古事記は次のステージへ!
次の主人公となるのは女性。ヤマトタケルの息子である第14代・仲哀天皇の后、神功皇后。
『日本書紀』には皇后としては唯一天皇と並んで一章を設けられ、実際に天皇だったという説もある、特別な存在である。
今回は「神功皇后の新羅征伐」をテーマとしてスタートするものの、何しろ毎回「ちょっとずつ、ちょっとずつ」の『古事記ワンダーランド』なので・・・
ヤマトタケルの死『古事記ワンダーランド』#34
無敵の強さを誇ったヤマトタケルに、あまりにも早い最期の時がやって来る。それは、慢心から来た油断のためだったのか。
見る影もなく衰え、死に向かうヤマトタケルの姿を、そしてヤマトタケルの死を悼む人びとの様子を、古事記は丹念に描写する。それこそが、ヤマトタケルの存在の大きさを物語る。
悲劇を背負った日本の英雄像の原点、ヤマトタケルの物語ここに完結!
ミヤズヒメとの再会『古事記ワンダーランド』#33
オトタチバナヒメの尊い犠牲によって生きのびたヤマトタケルは、東国平定の使命を果たし、尾張へと帰る。そこに待っていたのは、東国に向かう前に結婚の約束を交わしたミヤズヒメ。やっとの再会、ところがこの時、ミヤズヒメはアレの日で・・・。
ヤマトタケルとミヤズヒメの間に交わされる、壮大なスケールから詠まれたアレに関する歌。妙齢の女性を前に口にするには憚られるが、古事記の場合は仕方なし!
オトタチバナの死『古事記ワンダーランド』#32
東へと向かうヤマトタケルを襲う、さらなる困難。海が荒れ狂い、乗った船が進むことができなくなってしまった時、海神の怒りを鎮めんと、ヤマトタケルの后、オトタチバナヒメは自ら海中に消える。その前に詠んだ、美しくも悲しい愛の歌。
さらに、美智子皇后陛下が講演で述べられた、オトタチバナヒメに対する思いに感動!
ヤマトタケルの嘆き『古事記ワンダーランド』#31
クマソ征伐を成し遂げたヤマトタケルは、さらに出雲のイズモタケルをも難なく倒す。そのとき用いた策略と、その後に詠んだ歌が凄い。そして意気揚々と大和に帰還したヤマトタケルだが、待っていたのは直ちに東国征伐に出発せよという冷酷な命令。伊勢の神宮に向かったヤマトタケルは、叔母のヤマトヒメに思いの丈を打ち明ける。英雄伝はここから悲劇の展開に・・・。
いよいよヤマトタケル登場『古事記ワンダーランド』#30
ついに登場、古事記人代の中で、常に人気No.1の登場人物・ヤマトタケルの物語に突入! 第12代・景行天皇の皇子、オウスノミコトは15歳の美少年。だが、その美しい容姿からは想像もつかないような行動を躊躇なく行ったことから、それを恐れた父によってクマソ征伐へと派遣される。古事記でも類を見ないスプラッター・シーンの末、オウスがヤマトタケルになるまでの物語!
恋闕の人・タジマモリ『古事記ワンダーランド』#29
古事記の物語において、第11代・垂仁天皇はなぜだかどう見ても「脇役」のような立場になっているが、今回も主役となるのは垂仁天皇の忠臣、タジマモリという人物。垂仁天皇の命を受け、常世の国へトキジクノカクノコノミを求めに遣わされたタジマモリ。しかし使命を果たして帰った時には天皇は崩御していた…