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川内有緒×小松理虔「障害を『共に』経験する——『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』と震災から11年」 (2022/3/9収録)@ArioKawauchi @hekirekisha #ゲンロン220309
【収録時のイベント概要】
ノンフィクション作家の川内有緒さんと、ローカルアクティビストの小松理虔さんの対談イベントを開催いたします。
川内有緒さんは昨年9月に「全盲の美術鑑賞者」と全国の美術館を巡る旅を綴った『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』を刊行しました。本書には、全盲の白鳥建二さんと川内さん、そしておふたりの友人や家族、美術館の学芸員の方などが登場し、白鳥さんと共にアートを見ることで、白鳥さんと「わたし」の双方にどのような変化が訪れるのかが描かれています。
川内さんたちは、障害を持つ白鳥さんの手助けをするためではなく、彼と作品を見ることが「楽しいから」、共に美術館へ足を運びます。本書を読むと、同伴者たちこそが、彼に助けられているようにも感じます。
小松理虔さんは、ゲンロンβでの連載「当事者から共事者」で、他者に対して「まじめ」にだけではなく「ふまじめ」に関わることで開ける回路があるのだと繰り返し述べています。面白がって行動を共にしているうちに、他者/当事者への支援が「図らずしも」成り立ったり、双方に良い影響が生まれたりすること。あるいは、ふまじめな動機で旅に出て、その土地の歴史に不意に触れることで自分自身を俯瞰し再発見することについて、連載では「共事」をキーワードに綴られています。
今回はそんなおふたりに、他者と共に経験することで何が生まれるのか、コミュニケーションが自分をどのように変化させるのかを、じっくりとお話しいただきます。
おふたりがゲンロンカフェで対談するのは、2019年の夏以来2度目です。
開催は3月9日。震災から11年を経ようとするいま、いわき回廊美術館と「いわき万本桜」に関わるふたりの巨人を描いたノンフィクション『空をゆく巨人』で開高健ノンフィクション賞を受賞した川内さんと、『新復興論 増補版』が刊行一周年を迎える小松さんに、これからの福島についても語っていただきたいと思います。
■
川内有緒『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(集英社インターナショナル)
■
障害を「共に」経験する – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20220309
小松理虔×さやわか×辻田真佐憲「シラスと酒――フリーランスにとって自由とはなにか」(2021/5/2収録)@riken_komatsu @someru @reichsneet #ゲンロン210502
※本番組は、シラスで行われた延長放送を除く、本編のみの動画となります。予めご了承ください。
無料ダイジェスト動画はこちら!
https://youtu.be/-oyLZOkI7nQ
webゲンロンにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20210706_01/
【収録時のイベント概要】
放送プラットフォーム「シラス」開設から半年が過ぎた。2021年4月末現在で15のチャンネルから、ほぼ毎日番組が配信されている。政治社会、批評、芸術、マンガ、写真、報道、現代思想、仏教、哲学、音楽、建築…… と、ジャンルも非常に多彩だ。シラスのチャンネル配信者のことを「シラサー」と呼ぶ人もいる。そんなシラサーの何人かには、ある共通点がある。
酒だ。チャンネルバナーに福島の地酒がずらりと並ぶ「ローカルNICEST」の小松理虔氏は、福島の酒と食を魅力的に紹介しながら、地域での活動について語っている。「カルチャーお白洲」のさやわか氏は、宝酒造の焼酎ハイボール(ドライ・ロング缶)を必ず飲みながら、視聴者のコメントすべてにレスポンスしている。トップシラサーの異名をとる「国威発揚ウォッチ」の辻田真佐憲氏は、酒を片手に饒舌に語り、ときには楽しく酩酊する姿も人気を博している。
それぞれ異なるジャンルでフリーランスとして活動し、酒をこよなく愛する三氏が、シラスと酒が可能にする言論空間について語りあう。三氏にはそれぞれオススメの酒を持ち寄ってもらい、酒についてのこだわりもたっぷりと披露してもらう予定だ。晩酌のお供に、どうぞお楽しみください!
シラスと酒 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210502/
三浦哲哉×小松理虔×速水健朗「シン・フード論――『おいしい』から社会を考える」【『LAフード・ダイアリー』『新復興論 増補版』刊行記念】(2021/4/9収録)@miuratetsuya @riken_komatsu @gotanda6 #ゲンロン210409
無料ダイジェスト動画はこちら!
https://youtu.be/9BHc_0IvIpw
webゲンロンにイベントのレポート記事を掲載しています。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20210504_01/
好評連載中の「料理と宇宙技芸」( https://genron-alpha.com/article20200724_01/ )番外編ともいえるテクストです。ぜひお読みください。
【収録時のイベント概要】
青山学院大学准教授の三浦哲哉さんは、専門である映画についての批評や研究だけでなく、食をめぐる執筆でも知られています。
『食べたくなる本』( https://amzn.to/3sJdClm )では「料理本」を批評的に読み込むことによって、多種多様な「おいしい」の在りようを探っていきました。今年2月に上梓した新著『LAフード・ダイアリー』( https://amzn.to/3cJNuBf )では、サバティカル(在外長期研究休暇)で訪れたLA(ロサンゼルス)で1年間、家族とともに暮らした体験から、都市文化について思索を試みます。食を通じてアメリカという社会を考え、うわべだけの「多様性」ではない文化のダイナミズムを描き出していきます。
ローカル・アクティビストの小松理虔さんも、食から地域や文化について思考を展開するひとり。第18回大佛次郎論壇賞を受賞した『新復興論』( https://genron-tomonokai.com/shinfukkouron2021/ )では、東日本大震災と原発事故の被害にあった地元福島での活動から、福島県産の食に向けられた「風評被害」とはなにか、「復興」とはなにかを論じました。科学的なデータだけではない「おいしい」がもつ地域づくりの可能性を、小松さんは模索します。同書は、震災発生から丸10年となる今年3月11日、大幅な書き下ろしを加えた待望の増補版が発売となり、話題を呼んでいます。
今回ゲンロンカフェでは、三浦さんと小松さん、さらにライターの速水健朗さんを交えて、食を通じて文化や社会を考えることについて対話を広げていただきます。速水さんも『ラーメンと愛国』( https://amzn.to/3drDsnt )『フード左翼とフード右翼』( https://amzn.to/3mcDWlo )などの著書を通して、食から歴史や人々の政治意識を読み解いていきました。
食をめぐる気鋭の論客たちがお届けする「シン・フード論」! 絶対にお見逃しなく!
■
三浦哲哉『LAフード・ダイアリー』(講談社)
https://amzn.to/3cJNuBf
小松理虔『新復興論 増補版』(ゲンロン)
https://genron-tomonokai.com/shinfukkouron2021/
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シン・フード論 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210409/
平田オリザ×小松理虔×上田洋子「震災から10年、物語で地域は動くのか――『新復興論 増補版』刊行記念」(2021/3/11収録) @ORIZA_ERST_CF @riken_komatsu @yuvmsk #ゲンロン210311
無料ダイジェスト動画はこちら!
https://youtu.be/ddYcTXY_TI8
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20210419_01//
【収録時のイベント概要】
震災から10年の2021年3月11日、
ゲンロンでは小松理虔氏の新著『新復興論 増補版』( https://genron-tomonokai.com/shinfukkouron2021/ )を刊行。
同日、演出家・劇作家の平田オリザ氏と小松氏の対談を開催する。
司会はゲンロンの上田洋子が務める。
『新復興論』( https://genron.co.jp/books/shinfukkou/ )初版刊行から2年半の時が経った。
福島県いわき市在住の小松氏は
今年1月に『地方を生きる』(ちくまプリマー新書 https://amzn.to/3bodmlw )を刊行。
ローカル・アクティヴィストとして、
食や歴史資源など、地方が本来持っている力を再発見し、
地元の文化を盛り上げ、社会を維持する活動を続けている。
いっぽう平田氏は、
復興の柱として2015年に双葉郡広野町に新設された中高一貫校・ふたば未来学園で、
開校当時から演劇の授業を担当してきた。
平田氏と福島県の演劇の関わりは深く、
2004年からいわき総合高校の演劇講師を務め、
2020年には作家の柳美里氏、そして小松氏とともに「浜通り演劇祭」を企画している。
柳美里の戯曲『町の形見』( https://amzn.to/3eivkI4 )など、震災の記憶を扱う優れた作品も生まれているが
演劇や文化は震災後、いかなる役割を果たしてきたのか。
平田氏は2020年、活動の拠点を東京・駒場から兵庫県豊岡市に移し、
江原河畔劇場という新しい劇場の芸術監督を務めている。
いまはコロナ禍により活動が制限されているが、
今後はこの地で世界最大の国際演劇祭を実現するという。
また、この4月には、同地に平田氏の構想による
芸術文化観光専門職大学が開校予定だ。
震災後、復興という全国共通の課題のもと、
地方と芸術・文化の関係は緊密になったようにも感じられる。
世界的にも文化・芸術に社会的役割が求められるいま
文化・芸術の力を借りつつ地域の復興を担う小松氏と、
地域の力を借りつつサスティナブルな文化・芸術活動を目指す平田氏に
それぞれの取り組みについて伺い、その可能性について議論する。
なお、平田氏は16歳の時に自転車で世界一周をしており、
その記録は『十六歳のオリザの冒険をしるす本』(講談社文庫 https://amzn.to/3cpFPXo )にまとめられている。
小松氏も上海やマレーシアなど、国外での仕事の経験がある。
そうした世界の諸地域での経験や、
現在の活動との繋がりについても、詳しく伺ってみたい。
(上田洋子)
震災から10年、物語で地域は動くのか – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210311/
磯野真穂×小松理虔×東畑開人「コントロールの倫理とケアの倫理――不確実さ、不真面目さ、不安定さ」(2020/11/28収録) @mahoisono @riken_komatsu @ktowhata #ゲンロン201128
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20201209_02/
【イベント概要】
2020年は新型コロナウィルス流行に世界中が翻弄された年でした。科学の知見をもとにファクトチェックを行い、正しく判断し、理性的に行動することが人々には求められました。しかし、日常や社会を「あるべき姿」にするという要請は、かえって人々の不安を募らせ、混乱を招くきっかけにもなりました。
情報技術をはじめとするテクノロジーの進歩がめざましい一方、われわれは、自分や身の回りをなにもかもコントロールしたいという過剰な欲求にしばれているのかもしれません。
今回ゲンロンカフェでは、医療人類学者の磯野真穂さん、ローカルアクティビストの小松理虔さん、臨床心理士の東畑開人さんによるトークイベントを配信します。磯野さんと東畑さんはゲンロンカフェ初登壇です。
磯野さんは『急に具合が悪くなる』(がんにより2019年7月に逝去した哲学者、宮野真生子さんとの往復書簡, https://amzn.to/35A9P0z )や『ダイエット幻想』( https://amzn.to/3pINZjI )など、人生の不確実さに向き合うことで思索を展開しています。小松さんは『新復興論』( https://amzn.to/3lNoECw )やゲンロンβの連載「当事者から共事者へ」などを通して、ある意味で「不真面目」であることが、閉塞された環境をひらく契機になるのではと論じます。東畑さんは『居るのはつらいよ』( https://amzn.to/3pzByGE )(第19回大佛次郎論壇賞受賞。前年受賞は『新復興論』)で自身の体験を通してケアとセラピーについて考えるなかで、ケアのためのアジール(避難所)の不安定さ、アジールがアサイラム(収容所)になってしまう状況に警鐘を鳴らしています。
不安をなくしたいという欲求、不安を乗り越えようとする行動が、かえって不安をおおきくする社会で、われわれはどんな生き方ができるのか。ゲンロンカフェならではの濃密な対話にご期待ください。
コントロールの倫理とケアの倫理 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20201128/
【2/2】小松理虔×石戸諭×東浩紀「震災から9年、復興とは何かを考えるーーほんとうのこと2020」 (2020/3/12収録)@riken_komatsu @satoruishido
【収録時のイベント概要】
震災から9年となる2020年3月。
浜通りと東京をつなぐ常磐線は全面復旧し、帰還困難区域と呼ばれたエリアには人が戻り始め、新しい暮らしの模索が始まっている。
浜通りの歩みは着実に「復興」へと向かっている。それは確かだ。
しかしその一方で、それだけの時間が経過したことで新しい問いが生まれてきた。
ここまで進んだ「復興」は、私たちが考えてきた「復興」だったのだろうか、誰もが語る「復興」と、わたしとあなたの「復興」は、実はまったく違っていたのではないか、という問いだ。
2020年。華々しく開催されるであろう東京五輪は「復興」を語る。
チケットに熱狂した人たち、スタジアムに集うであろう人の、いったいどれほどが被災地に思いを馳せるだろうか。
10年目を迎える3月。オリンピックを間近に控える東京で、皆さんともう一度、ふまじめに、遠回りしながら考えたい。復興とは何かという問いを。
(小松理虔)
震災から9年、復興とは何かを考える – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200312/
【1/2】小松理虔×石戸諭×東浩紀「震災から9年、復興とは何かを考えるーーほんとうのこと2020」 (2020/3/12収録)@riken_komatsu @satoruishido
【収録時のイベント概要】
震災から9年となる2020年3月。
浜通りと東京をつなぐ常磐線は全面復旧し、帰還困難区域と呼ばれたエリアには人が戻り始め、新しい暮らしの模索が始まっている。
浜通りの歩みは着実に「復興」へと向かっている。それは確かだ。
しかしその一方で、それだけの時間が経過したことで新しい問いが生まれてきた。
ここまで進んだ「復興」は、私たちが考えてきた「復興」だったのだろうか、誰もが語る「復興」と、わたしとあなたの「復興」は、実はまったく違っていたのではないか、という問いだ。
2020年。華々しく開催されるであろう東京五輪は「復興」を語る。
チケットに熱狂した人たち、スタジアムに集うであろう人の、いったいどれほどが被災地に思いを馳せるだろうか。
10年目を迎える3月。オリンピックを間近に控える東京で、皆さんともう一度、ふまじめに、遠回りしながら考えたい。復興とは何かという問いを。
(小松理虔)
震災から9年、復興とは何かを考える – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200312/
川内有緒×小松理虔 司会=瀬下翔太「百年後に残るアートを巡る旅ーー『新復興論』刊行1周年記念イベント」(2019/9/3収録)@ArioKawauchi @riken_komatsu @seshiapple #新復興論
【収録時のイベント概要】
初の単著『新復興論』がゲンロンから出版されて1年を迎えます。大佛次郎論壇賞の受賞も手伝ってか、ありがたいことに講演の仕事なども頂き、色々なところで、様々な方と話をする機会が増えました。とは言っても、普段の生活は相変わらずで、娘に翻弄されながら、いわきの各地を走り回る日々です。
普段通りの生活が戻るほど、震災と原発事故がもたらした課題は、より深層に潜るように複雑化し、語ることの難しさは依然として強くあり続けています。一方で、力強さを増しているものもあります。文化や芸術です。より遠い過去や未来、より離れたところにいる人たちと接続しようという試みは、内側へと強い磁場が働く福島において、やはり希望であり続けています。
そこで今回は、いわきが誇るアートプロジェクト「いわき万本桜」に関わるふたりの巨人を描いたノンフィクション『空をゆく巨人』で開高健ノンフィクション賞を受賞した、作家の川内有緒さんをゲストに迎えて、アートをキーワードに震災と原発事故を語ります。
司会は、島根県津和野町で批評誌「レトリカ」を編集する瀬下翔太さん。瀬下さんが加わることで、今回の企画は、課題の多いローカルでアートや思想はいかなる力を持ち得るのかという議論に膨らんでいくはずです。福島のお酒も持っていきます! ぜひゲンロンカフェに足をお運びください。
(小松理虔)
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20190903/
赤坂憲雄×小松理虔 司会=石戸諭「復興と巡礼ーー『新復興論』から東北学へ」@satoruishido @riken_komatsu
【収録時のイベント概要】
2018年9月にゲンロン叢書第一弾として、小松理虔氏が刊行した『新復興論』。
発売日に書評が出るなど話題沸騰中である本書の、第二回刊行記念イベントを開催ーー!
ゲストには、民俗学者の赤坂憲雄氏をお迎えいたします。
赤坂氏は、震災以前より東北をその足で歩き、
歴史と現在を直に見て思索し、東北学を築き研究を重ねてきました。
著書『3・11から考える「この国のかたち」―東北学を再建する』でも、
「ひたすら巡礼のように歩き続け」、「議論すべき復興」について思考を巡らせます。
その歩行と思索の軌跡を赤坂氏にうかがいながら、小松氏とともに「新しい復興」について議論します。
司会は、東北、そしてチェルノブイリを描いたノンフィクション『リスクと生きる、死者と生きる』の著者、石戸諭氏です。
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20181003/
五十嵐泰正×小松理虔×武田徹「7年後のいまをどう伝えるかーー『原発事故と「食」』(中公新書)刊行記念」 @yas_igarashi @riken_komatsu @takedatoru
原発事故と「食」との繋がり、そこから浮かび上がる社会の現状を、流通や市場の課題、消費者とのコミュニケーション、差別の問題などから多面的に論じた、五十嵐泰正さんの著書『原発事故と「食」』(中公新書)の刊行を記念したトークイベントを開催します。
ご登壇をいただくのは著者である五十嵐さんほか、福島/震災/原発事故を広い射程でダイナミックに論述した著書『浜通り通信』(仮)を今年ゲンロンから単行本として刊行予定のいわきのアクティビスト、小松理虔さん。そして、2011年6月というたいへん早い段階で3.11後の報道のあり方に一石を投じた『原発報道とメディア』の著者、ジャーナリストで評論家の武田徹さん。武田さんはゲンロンカフェ初登場です。
「食」という身近なトピックから震災後の情報とメディアを見つめなおすことで、これからの社会のあるべき可能性を探る鼎談!
【イベントのページ】
https://genron-cafe.jp/event/20180425/
石戸諭×小松理虔「数字が語らないことを語りたい——『リスクと生きる、死者と生きる』刊行記念トークショー」【2017/9/29収録】 @satoruishido @riken_komatsu
『リスクと生きる、死者と生きる』を刊行された石戸諭さんをお招きし、「浜通り通信」でおなじみのいわきの小松理虔さんと、刊行記念トークショーを開催いたします。第1回のチェルノブイリツアーにも参加されていた石戸さんは、ジャーナリストとして、3.11後の問題にどう向き合ってきたのか。じっくりと語っていただきます。小松さん登壇イベントでは恒例の福島の美味しいお酒もあります! ぜひご来場ください。「気になってはいるんですけど、当事者じゃないし、どういう立場で考えていいのかわからないんです」——。福島のこと、2011年3月11日からのことを書くとき、いろんな読者からこんな言葉をもらいます。簡単には答えを出せないことなのですが「当事者」とは誰のことなのか。「当事者」ではないと考えてはいけないのか。なんとなく気になっているけど、話題しづらくなった問題のこれから、を小松さんと考えていきたいと思います。(石戸諭)
【イベントのページ】
http://genron-cafe.jp/event/20170929/
井出明×小松理虔×渡邉英徳「息づく体験、蘇る記憶——ダークツーリズムとアーカイブがつなぐ歴史」【2017/3/28収録】@riken_komatsu @hwtnv
戦争や災害などの負の記憶を継承するためにどのような工夫が行われているのか。情報アーキテクトの渡邉英徳、ダークツーリズムの専門家井出明、いわきで活動を行うローカル・アクティビストの小松理虔の3名が、記憶を継承するとはなにかを議論する。
渡邉は、たとえばヒロシマアーカイブなど、データの可視化を工夫することで、歴史をバーチャルかつインタラクティブに体験することのできる方法を構築している。最近はニューラルネットワークによる自動色付けを用いて、白黒写真を息づかせる活動も行なっている。井出は世界各地の戦争や災害の跡地をめぐり、観光と歴史の継承との関係を調査している。また、小松は地元に根付いた活動をとおして、地域アートや食など、身近な手段を用いて歴史と現実を結び合わせる活動をしている。
ダークツーリズムや地域アート、そしてネット上で気軽にアクセスできる情報。そうしたものは私たちの世界や歴史をどう捉え、どのようにそれと関わっているのか。歴史と記憶が多角的な視野から論じられる。
【イベントのページ】
http://genron-cafe.jp/event/20170328/
(3/3)【福島はいま #2】小松理虔×東浩紀「浜通りから考える新しい公共性——原町無線塔展クロージングトーク」【2014/8/9 収録】
今回ゲンロンカフェにお呼びする小松理虔は、福島復興の最先端を行く重要人物だ。
小松は現在、福島のかまぼこ屋「貴千」で働く傍ら、いわき市で仲間とともにオルタナティブスペースUDOK.を運営している
tumblr:http://udokonahama.tumblr.com/
facebook:https://www.facebook.com/UDOK.alternativespace
共同出資による小さなカルチャースペースだ。
小松は、ゲンロン観光地化メルマガ(http://genron-tomonokai.com/mm/)に連載されている「浜通り通信」で、このudok.を始め、あまり全国には知られていない、しかし浜通り地域で脈々と培われている「スクウォッティング」的な場作りを紹介している。
福島県の浜通り地域には、面白くてエッジの利いた活動・場所がこんなにもたくさんあるのだと感嘆させられる。例えば世界的アーティスト蔡國強による「いわき回廊美術館」。建築物ともオブジェとも遊具ともつかない奇妙な回廊が延び、いわきの自然との新たな調和をなしている。このような場所を観光客が訪れることで、場は公認され、公共性を得ていく。こうした考え方は、ゲンロンで進めている福島第一原発観光地化計画や、ゲンロンカフェで紹介した高山明の観光演劇とも近い。
エネルギーにしても食にしても、福島は東京にモノを供給する、いわばバックヤードの役割を果たしてきた。こうした状況を積極的に逆利用してコンテンツを作り、浜通り発の文化として世界にぶつけていく、そんな逆転の発想を小松は抱いている。
小松らの活動によって、浜通りはどう変わるのか。東京在住の東浩紀が聞き手となって、原発事故後の文化戦略を語りあう。ゲンロンカフェだからこそできる、先端的復興文化論!
【出演者紹介】
小松理虔(こまつ・りけん)
1979年いわき市小名浜生まれ。法政大学文学部卒。
ウェブマガジン「TETOTEONAHAMA」編集長。オルタナティブスペース「UDOK.」主宰。かまぼこ工房「貴千」広報担当。
大学卒業後、福島テレビ社会部記者、中国上海での雑誌編集・ライター、通訳などを経て2009年に帰国。かまぼこ工房への勤務の傍ら、地元の小名浜でさまざまな企画、運営、情報発信にあたっている。
ゲンロン観光地化メルマガで「浜通り通信」を連載中。
(2/3)【福島はいま #2】小松理虔×東浩紀「浜通りから考える新しい公共性——原町無線塔展クロージングトーク」【2014/8/9 収録】
今回ゲンロンカフェにお呼びする小松理虔は、福島復興の最先端を行く重要人物だ。
小松は現在、福島のかまぼこ屋「貴千」で働く傍ら、いわき市で仲間とともにオルタナティブスペースUDOK.を運営している
tumblr:http://udokonahama.tumblr.com/
facebook:https://www.facebook.com/UDOK.alternativespace
共同出資による小さなカルチャースペースだ。
小松は、ゲンロン観光地化メルマガ(http://genron-tomonokai.com/mm/)に連載されている「浜通り通信」で、このudok.を始め、あまり全国には知られていない、しかし浜通り地域で脈々と培われている「スクウォッティング」的な場作りを紹介している。
福島県の浜通り地域には、面白くてエッジの利いた活動・場所がこんなにもたくさんあるのだと感嘆させられる。例えば世界的アーティスト蔡國強による「いわき回廊美術館」。建築物ともオブジェとも遊具ともつかない奇妙な回廊が延び、いわきの自然との新たな調和をなしている。このような場所を観光客が訪れることで、場は公認され、公共性を得ていく。こうした考え方は、ゲンロンで進めている福島第一原発観光地化計画や、ゲンロンカフェで紹介した高山明の観光演劇とも近い。
エネルギーにしても食にしても、福島は東京にモノを供給する、いわばバックヤードの役割を果たしてきた。こうした状況を積極的に逆利用してコンテンツを作り、浜通り発の文化として世界にぶつけていく、そんな逆転の発想を小松は抱いている。
小松らの活動によって、浜通りはどう変わるのか。東京在住の東浩紀が聞き手となって、原発事故後の文化戦略を語りあう。ゲンロンカフェだからこそできる、先端的復興文化論!
【出演者紹介】
小松理虔(こまつ・りけん)
1979年いわき市小名浜生まれ。法政大学文学部卒。
ウェブマガジン「TETOTEONAHAMA」編集長。オルタナティブスペース「UDOK.」主宰。かまぼこ工房「貴千」広報担当。
大学卒業後、福島テレビ社会部記者、中国上海での雑誌編集・ライター、通訳などを経て2009年に帰国。かまぼこ工房への勤務の傍ら、地元の小名浜でさまざまな企画、運営、情報発信にあたっている。
ゲンロン観光地化メルマガで「浜通り通信」を連載中。
(1/3)【福島はいま #2】小松理虔×東浩紀「浜通りから考える新しい公共性——原町無線塔展クロージングトーク」【2014/8/9 収録】
今回ゲンロンカフェにお呼びする小松理虔は、福島復興の最先端を行く重要人物だ。
小松は現在、福島のかまぼこ屋「貴千」で働く傍ら、いわき市で仲間とともにオルタナティブスペースUDOK.を運営している
tumblr:http://udokonahama.tumblr.com/
facebook:https://www.facebook.com/UDOK.alternativespace
共同出資による小さなカルチャースペースだ。
小松は、ゲンロン観光地化メルマガ(http://genron-tomonokai.com/mm/)に連載されている「浜通り通信」で、このudok.を始め、あまり全国には知られていない、しかし浜通り地域で脈々と培われている「スクウォッティング」的な場作りを紹介している。
福島県の浜通り地域には、面白くてエッジの利いた活動・場所がこんなにもたくさんあるのだと感嘆させられる。例えば世界的アーティスト蔡國強による「いわき回廊美術館」。建築物ともオブジェとも遊具ともつかない奇妙な回廊が延び、いわきの自然との新たな調和をなしている。このような場所を観光客が訪れることで、場は公認され、公共性を得ていく。こうした考え方は、ゲンロンで進めている福島第一原発観光地化計画や、ゲンロンカフェで紹介した高山明の観光演劇とも近い。
エネルギーにしても食にしても、福島は東京にモノを供給する、いわばバックヤードの役割を果たしてきた。こうした状況を積極的に逆利用してコンテンツを作り、浜通り発の文化として世界にぶつけていく、そんな逆転の発想を小松は抱いている。
小松らの活動によって、浜通りはどう変わるのか。東京在住の東浩紀が聞き手となって、原発事故後の文化戦略を語りあう。ゲンロンカフェだからこそできる、先端的復興文化論!
【出演者紹介】
小松理虔(こまつ・りけん)
1979年いわき市小名浜生まれ。法政大学文学部卒。
ウェブマガジン「TETOTEONAHAMA」編集長。オルタナティブスペース「UDOK.」主宰。かまぼこ工房「貴千」広報担当。
大学卒業後、福島テレビ社会部記者、中国上海での雑誌編集・ライター、通訳などを経て2009年に帰国。かまぼこ工房への勤務の傍ら、地元の小名浜でさまざまな企画、運営、情報発信にあたっている。
ゲンロン観光地化メルマガで「浜通り通信」を連載中。
(1/3)五十嵐泰正×開沼博×小松理虔 司会:東浩紀「『常磐線中心主義』刊行記念トークショー:線路はどこで途切れていたのか」【2015/04/08配信】 @yas_igarashi @kainumahiroshi @riken_komatsu @hazuma
転機を迎えた北の玄関口から、物語のない郊外へ。復興の先を問われている港町から、あの日途切れた線路の先の町へ。上野東京ラインが開業した今日も、常磐線はそうした町々をつないで走っている。しかし、この線路の先にどんな暮らしと産業があり、そこで作られたモノがどういった形で東京の生活を支えていたのか、僕たちはどれほど知っていただろうか。あの日の衝撃で目を見開かされた僕たちの認識の線路は、あの日から4年経ったいま、またそっと切断されかけてはいないだろうか。線路が至る先を「面倒くさい福島」にしないために、上野から浜通りへと至る空間的な連続性と、常磐炭鉱から「夢の原子力」の後始末へと至る時間的な連続性を、中心(=東京)を支え続けてきた寡黙で優秀な「下半身」(=常磐線沿線)の視点から見つめ直してみよう。(五十嵐泰正)
(2/3)五十嵐泰正×開沼博×小松理虔 司会:東浩紀「『常磐線中心主義』刊行記念トークショー:線路はどこで途切れていたのか」【2015/04/08配信】 @yas_igarashi @kainumahiroshi @riken_komatsu @hazuma
転機を迎えた北の玄関口から、物語のない郊外へ。復興の先を問われている港町から、あの日途切れた線路の先の町へ。上野東京ラインが開業した今日も、常磐線はそうした町々をつないで走っている。しかし、この線路の先にどんな暮らしと産業があり、そこで作られたモノがどういった形で東京の生活を支えていたのか、僕たちはどれほど知っていただろうか。あの日の衝撃で目を見開かされた僕たちの認識の線路は、あの日から4年経ったいま、またそっと切断されかけてはいないだろうか。線路が至る先を「面倒くさい福島」にしないために、上野から浜通りへと至る空間的な連続性と、常磐炭鉱から「夢の原子力」の後始末へと至る時間的な連続性を、中心(=東京)を支え続けてきた寡黙で優秀な「下半身」(=常磐線沿線)の視点から見つめ直してみよう。(五十嵐泰正)
(3/3)五十嵐泰正×開沼博×小松理虔 司会:東浩紀「『常磐線中心主義』刊行記念トークショー:線路はどこで途切れていたのか」【2015/04/08配信】 @yas_igarashi @kainumahiroshi @riken_komatsu @hazuma
転機を迎えた北の玄関口から、物語のない郊外へ。復興の先を問われている港町から、あの日途切れた線路の先の町へ。上野東京ラインが開業した今日も、常磐線はそうした町々をつないで走っている。しかし、この線路の先にどんな暮らしと産業があり、そこで作られたモノがどういった形で東京の生活を支えていたのか、僕たちはどれほど知っていただろうか。あの日の衝撃で目を見開かされた僕たちの認識の線路は、あの日から4年経ったいま、またそっと切断されかけてはいないだろうか。線路が至る先を「面倒くさい福島」にしないために、上野から浜通りへと至る空間的な連続性と、常磐炭鉱から「夢の原子力」の後始末へと至る時間的な連続性を、中心(=東京)を支え続けてきた寡黙で優秀な「下半身」(=常磐線沿線)の視点から見つめ直してみよう。(五十嵐泰正)