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hair
2021年秋
作詞作曲編曲写真:畳、布団の上
hair
教室、君の短くなった髪に気づいて
あの娘のショートヘアが目立つ
二年生の春のことを思い出した
そして思わずプリントに「2」と記入
消しゴムでそれを消したのち
誰かの言った「もう四年生か、早いなあ」という言葉に
独り心中で頷き「4」と記入した
随分と思い出すものが増えた
それは良いことなのかな?
君もそう遠くないうちに
あの娘と同じ思い出の中にゆく
色々なことが思い出として消化されていく
だからこそ、進まねばならない
残るのはいつも思い出だけだから
金木犀の雨
秋
作詞作曲編曲写真:畳、布団の上
金木犀の雨
なんともないつまらない日々の途中
足元を濡らす雨に眉をしかめた
その時ふとそれが僕にぶつかってきたのだ
雨に濡れた金木犀の香りが僕に語りかけるのです
「お前、あの頃のこと覚えてるか?」
雨に濡れた校舎
あの人の黒い髪が揺れる
あの人の笑い声が聞こえる
あの人の長くて綺麗な足
あの人の後ろ姿を見つめてしまう
そうして僕は綺麗な花から目を逸らしたんだ
下ばかりを見つめる日々の途中
足元を濡らす雨に眉をしかめた
その時ふとそれが僕にぶつかってきたのだ
雨に濡れた金木犀の香りが僕に語りかけるのです
「お前、あの頃のこと覚えてるか?」
雨に濡れた校舎
あの人の黒い髪が揺れる
あの人の笑い声が聞こえる
あの人の長くて綺麗な足
あの人の横顔を見つめてしまう
そうして僕は早歩きで逃げ出したんだ
金木犀の雨が降ってきて
僕は過去に埋もれてしまった
その時また奴が僕に語りかけるのです
「お前、あの頃のこと覚えてるか?」
雨に濡れた校舎
あの人の黒い髪が揺れる
あの人の笑い声が聞こえる
あの人の長くて綺麗な足
あの人の面影を見つめてしまう
そうして僕は金木犀に溺れたのでした