氷崎健人 - nicozon

ヒサキは征く.pb

わたしは　信念にもとづき
初投稿をしたまでだ。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm37359839

今日も仕事で疲れきって、遅くなって家に帰ってきた。
すると、５歳になる娘がドアのところで待っていたのである。

彼は驚いて言った。
父：「まだ起きていたのか。もう遅いから寝なさい」
娘：「パパ、寝る前に聞きたいことがあるんだけれど・・・」
父：「なんだ？」
娘：「パパは、１時間にいくらお金を稼ぐの？」
父：「お前には関係ないことだ」
彼は少しイライラしながら娘に言った。

父：「なんだって、そんなことを聞くんだ？」
娘：「どうしても聞きたいだけなの。１時間いくらなの？」
父：「あまり給料はよくないさ、２０ドルくらいだな。ただし残業代はタダだ」
彼女は言った。
娘：「ねぇパパ、私に１０ドル貸してくれない？」
父：「なんだって！」
疲れていた父親は怒った。
父：「君たちが何不自由なく暮らすためにパパは働いているんだ。それがお金を欲しいだなんて・・・だめだ！早く寝なさい！」
と叱った。
彼女は黙って、自分の部屋に行った。

しばらくして、父親は後悔し始めた。
少し厳しく叱りすぎたかもしれない。
たぶん娘は、どうしても買わなくちゃならないものがあったのだろう。
それに今まで、娘はそんなに何かをねだるってことはしないほうだった・・・

父親は部屋に行くと、そっとドアを開けた。
父：「もう、寝ちゃったかい？」
娘：「ううん、パパ」
彼女は少し泣いているようだ。
父：「今日は長いこと働いていたし、ちょっとイライラしていたんだ・・・ほら、お前の１０ドルだよ」
彼女はベッドから起き上がって、顔を輝かせた。
娘：「ありがとう。パパ」

そして、小さな手を枕の下に入れると、数枚の硬貨を取り出した。
父親はちょっとビックリして言った。
父：「おいおい、もういくらか持っているじゃないか」
娘：「だって足りなかったんだもん。でも、もう足りたよ」
彼女は答えた。

１０ドル札と硬貨を父親に差し伸べて・・・
娘：「パパ、私２０ドル持っているの。これでパパの１時間を買えるよね？」