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【ゆっくり解説】銀河英雄伝説解説 その135 「自由惑星同盟20-自由惑星同盟最高評議会最終」
帝国暦487年/宇宙暦796年7月終わり頃、ヤン・ウェンリー達は三月兎亭で会食を行い。ヤンとユリアンは無人タクシーで帰宅をする事にした。自分の官舎に向かう向かっていた無人タクシーが急停止した。周りの他の地上車も全て止まっている。この頃地上車(自動車)は、完全な自動運転を実現していた。自動運転は中央管制のコンピュータが集中的に管理するのがメインであった。中央管制のオペレータの人為的ミスによって地上車は止まってしまった。これは、30代、40代ベテラン技術者が極端に不足しているのが大きな要因であった。戦争によって社会を支える人材が極端に不足していて、同盟の社会構造の維持が困難になっていた。ヤンは徒歩でユリアンとで帰ると宣言して歩き出したがユリアンがついてこない、歩くのが嫌なのかといかぶるヤンであったが、歩く方向が逆であったのであった。
宇宙暦796年8月6日、自由惑星同盟最高評議会が開かれる。この日の議題に、軍部から提出された帝国への出兵案が審議された。出兵に反対であった、財務委員長のジョアン・レベロと、人的資源委員長のホワン・ルイは、財政と人的資源の現状が出兵に耐えられないとして、イゼルローン要塞を確保したからには、同盟本土への攻撃は避けられるとして、その間に民力の回復を図るべきと主張した。また帝国の同盟への侵攻の拠点を失ったからには、終戦は難しいとしても休戦には持ち込めるのでないかと主張した。これに対して情報交通委員長のコーネリア・ウィンザーは、悪の総本山たる銀河帝国を打倒するのは我々の義務であり、例え全市民が死に絶えてもなすべきだと主張した。議長のサンフォードは、評議会の支持率が下がり続けている事を指摘して、もし100日以内に帝国に対して、画期的な軍事面での成果を納めれば、最低でも15%は支持率が上昇する試算を示した。政権維持を図りたい各委員長は出兵案を投票にかけるべきとしたが、レベロは政権維持のために、この様な議決を行う権利は無いと反対する。結局投票にかけられ、出兵案が可決された。だが、主戦論者だったはずのトリューニヒトは反対したのは意外であった。彼は出兵が失敗になる確率を計算していた様だ。可決された以上、帝国への出兵は確定したのであった。
同日、シトレ本部長は出兵の決定を事を受け、ヤンに対する処遇を決定する。まずヤンの退職願を正式に却下した。またヤンを中将に昇進させ、第13艦隊は正規の一個艦隊になる。またヤンの第13艦隊を帝国領侵攻に参加させることに決定した。こうして戦火は収まるどころか、ますます拡大していくのであった。
第001話 sm33175734
第135話 sm35460275
第134話 sm35387546
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【ゆっくり解説】銀河英雄伝説解説 その134 「自由惑星同盟19-自由惑星同盟最高評議会2」
帝国暦487年/宇宙暦796年7月終わり頃、ヤン・ウェンリーは統合作戦本部を訪れ、シトレ本部長に退職願を提出した。しかし、本部長の口調から退職願が却下されるのが濃厚であると思われた。ヤンは統合作戦本部から出た時シェーンコップ大佐に会い話をした。その後ヤンを待っていたユリアンと共に三月兎亭に外食に向かう。三月兎亭に着いた時ウェイターに満席だと告げられる。ヤン・ウェンリーの名前を出せば、無理にでも席を用意されただろうが、ヤンはそういう"えこひいき"が嫌いな男だった。他の店を探そうかとした時、女性に声をかけられる。ヤンはどういうことだと思ったが、その女性はよく見るとフレデリカ・グリーンヒル中尉だった。「私でも私服を持ってますわよ」と告げて、父親のドワイト・グリーンヒル大将がいるテーブルに案内される。同席した四人は雑談をしていたが、グリーンヒル大将がヤンに「君は結婚する予定はあるのか?」と尋ねると、ヤンとフレデリカはナイフとフォークを落とし、ガシャンと言う音が二回響いた。ヤンは数秒後「婚約者を置いて戦死してしまった友人がいたので、今はそういう気持ちになれません。平和になったら考えます。」と言って、それを聞いたグリーンヒル大将はうなずいた。グリーンヒル大将は急に話題を変え「テルヌーゼン選挙区の補欠選挙を知っているか?反戦派のジェシカ・エドワーズが同盟連邦議会(仮称)の野党側の議員なったと言うことだ」。ジェシカは元の音楽学校の教師に戻ったかと思っていたが、やはり既得権益を持つものが、持たない人間の犠牲(戦死)によって、安全で豊かな生活を送る者を許せなかったのでろう。この先苦難な道を進むことになると思うが、ジェシカの願いが叶うことを願わずにいられなかった。三月兎亭を出た後無人タクシーで帰宅の途についていたが、無人タクシーが急停止した。他の地上車も動かなくなっている。この時代の地上車は、人間が運転するのではなく、中央の管制コンピュータからの集中管理で自動運転を実現している。しかし単純な人為的ミスで、この集中管理がシステムダウンしてしまった。その原因として30代、40代のベテラン技術者がほとんどいない事に起因している。すでに同盟は人的資源において、社会を維持できることも困難な状況にあった。その原因は150年続く戦争にあった。しかし、世論はイゼルローン要塞を取ったことで、悪の専制国家である銀河帝国への侵攻を望む声が大きくなっていたのである。ちなみにヤンとユリアンは動かなくなっている無人タクシーを捨てて、徒歩で帰宅した。
第001話 sm33175734
第135話 sm35415276
第133話 sm35349323
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