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原発建屋内も4本足歩行で…東芝が新型ロボット
がれきが散らばった原発の建屋内も4本の足で歩きます。 東芝は、福島第一原発での作業を想定した4本足のロボットを発表しました。階段や建屋内の障害物も乗り越えて歩けるため、これまで届かなかった高い場所での作業も可能になります。ロボットは無線で遠隔操作でき、高い放射線量で人が作業できない場所でも撮影したり、線量をはかることができます。東芝は、東京電力の要請があればすぐにでも投入できるとしています。
福島第一原発の“高放射線地点”を初めて撮影
福島第一原発で事故後、最も高いレベルの放射線が測定されたのが、1号機と2号機の間にある排気筒の辺りです。1時間あたり1万ミリシーベルト、人が一度に浴びると確実に死亡するといわれる量が測定されました。今まで公開されていなかった建屋付近を12日、初めて取材することが許されました。
３号機で毎時１６００ミリシーベルト
東京電力は福島第一原発３号機の原子炉建屋内部で、３号機では過去最高となる毎時１６００ミリシーベルトという非常に高い放射線量が測定されたと発表しました。 東京電力は先週から３号機の原子炉建屋内部の様子をロボットを使って調べていますが、１９日の調査で、原子炉建屋１階の床から毎時１６００ミリシーベルトを測定したと発表しました。 ３号機では、１４日にも同じ場所で毎時１３００ミリシーベルトが測定されていて、原因とみられる床にたまった水の拭き取り作業を進めていましたが、さらに高い数値が測定されたことになります。･･･
２号機内部の写真公開、高放射線量
東京電力は福島第一原発２号機内部の映像を公開しました。ロボットで調べたところ、原子炉建屋の５階で２５０ミリシーベルトという高い線量を計測しています。 ２０日に撮影された福島第一原発２号機内部の様子。ロボットが階段を登って原子炉建屋の中を進んで行きます。東京電力によりますと、原子炉から湯気が発生している様子は確認できなかったということです。また、原子炉建屋の５階で２５０ミリシーベルトという高い線量を計測したということです。これについて、東京電力では「格納容器から漏えいした放射性物質が床や壁に堆積しているのが原因ではないか」と分析しています。 なお、ロボットは調査を終えて戻る途中に３階でケーブルにひっかかり、無線が途絶えてしまい、･･･