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光なまず~゜・_・゜~さんの論文紹介: カーボンナノチューブにパーマをかける方法。ストレートかチリチリか。原料ガスはそのまま取り込まれる
カーボンナノチューブの合成経路はいまだあまりわかっていません。
カーボンナノチューブは直径や巻きの角度によって半導体になったり金属になったりします。
その性質の制御をするためには合成経路を知る必要があります。
カーボンナノチューブはエチレンガスを原料とします。
ここにメチルアセチレン、ビニルアセチレン、アセチレンを1%混ぜて成長しました。
その結果、メチルアセチレンのメチル基は分解されずにカーボンナノチューブに取り込まれている
ビニルアセチレンのビニル基は一部取り込まれ、一部はカーボンナノチューブに組み込まれていることを示唆した結果が出ました。
メチルアセチレンを原料としたカーボンナノチューブは欠陥が多くチリチリになります。
アセチレンを原料とした場合はストレートになります。
ビニルアセチレンの場合はその中間でした。
カーボンナノチューブにパーマをかけたい人、参考にしてください。
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsnanoscienceau.2c00052
Modifying the Molecular Structure of Carbon Nanotubes through Gas-Phase Reactants
光なまず~゜・_・゜~さんの論文紹介: 誰でもご家庭で出来る!(かもしれない)透明導電膜の作り方
ITO(インジウム錫)の透明導電膜をご家庭でも作れるかもしれないくらい簡単に実現した論文です。
皆さんも作ってみよう。
ITO膜の導電性は重要な性質ですが、この論文では24.5Ω/sqの実用に足る低い抵抗値を示しています。
ポイントは以下の通りです。
・ポリエチレンジイミンを使用して膜厚と密度を稼ぐ
・EDTAを使用して、Cl-やNO3-などの不純物となる対イオンを除去する
・pHを調整して、一級二級イミンの量と、In-EDTA.Sn-EDTAの電荷バランスを等しくする
・200℃H2/Arのかなり低温で酸素を除去して抵抗率を下げることができる
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsnanoscienceau.2c00027
High-Performance Indium–Tin Oxide (ITO) Electrode Enabled by a Counteranion-Free Metal–Polymer Complex