【アイドルマスター】黎明スターラインjazz風味

【アイドルマスター】黎明スターラインjazz風味

街灯りを避けるように階段を下る。古い雑居ビルの地下。「紳士の社交BAR 黎明スターライン」看板の横を抜け、扉を開く。木製の衣装掛けに着ている物を掛ける。ふと、ネクタイが曲がっているのに気づき整えた。「やあ」マスターの声。見慣れたマスターの顔。後で思い出そうとすると黒く靄がかかったようになるのは何故だろう。そんな益体もない事を思いながらいつものように短く告げる。「とかちの12年物、ストレートで」「おお、珍しいじゃないか」「たまにはちっとりしたい夜もあるさ」そう答えながら腰掛け、年代物の映写機が映し出す濃紺のゆらめきに目を細める。注文したものは程なく運ばれてきた。馥郁たる香りに微かな眩暈を覚えつつ、おもむろに手にとる。

http://www.nicovideo.jp/watch/nm6745044