Powerball Strength Record 17209 90s
- 2007/10/17 21:48:07 投稿
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パワーボール 力の玉と呼ばれるそれを恭しく持ち上げたのは、色を知る年頃の、異人の少年だった。しかし、玉を柔らかく手に包んだ彼は、稚い子供の目つきを、まるで獲物を追う獣、ただそこにある肉を食らわんとする狩人のそれへと豹変させた。唸りを上げて暴れる玉を、時に掌の上で激しく振りながら、時にもう片方の手へと転がしながら、しかし堪えられない程に漏れ出し溢れる喘ぎ声の中で、児戯とはほど遠いほどに激しく脈動した彼の勝負は、渾身の力を総て吐き出し、敵の身へと注ぎ込む事で決着がついたようだった。少年は、そう、男になったのだった。