籠手の重量は約600gです。この重量が打剣時の腕の振りに大きく影響する訳ですが、慣れるに従って、籠手の重量を利用した打剣が出来る様になりました。他に,兜の自重を利用して、打剣の威力を増す方法があることも分かりました。平野傅の打法は、腕の振り下ろしに上体を前傾(目立たぬ程度で)させる動作で、体重を剣に乗せてやるという技法をとっています。甲冑打剣の場合は頭を前方に傾けるだけで、兜の重さが打剣の威力を増大させているという、確かな感覚として認識できた訳です。 http://www.geocities.jp/ih641642/newpage5.htm