奈良時代の大規模工房跡発見

奈良時代の大規模工房跡発見

工房の跡が見つかったのは、奈良市にある平城宮跡のすぐ近くで、奈良文化財研究所が発掘調査をしたところ、複数の建物の跡が確認されました。このうち3か所からは、鉄を溶かしたとみられる炉や、たたいて伸ばす「金床」、それに不要な物を捨てた穴の跡が見つかり、くぎなどを作っていた工房とみられています。最も広い建物は117平方メートルあり、この中からは、直径30センチから40センチ、深さが20センチほどとみられる炉の跡が45個、確認されました。建物の周りでは排水溝とみられる溝も見つかり、中からは捨てられたとみられる木炭や鉄のくずなどが出土しました。これほど大きな規模の鉄の工房の跡が平城宮跡の周辺で見つかったのは初めてです。・・・

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16200142