「警報でも津波来ると思わず」運転員証言

「警報でも津波来ると思わず」運転員証言

 「影響が出る津波が来るとは思わなかった」。震災当時、福島第一原発にいた運転員の生々しい証言が明らかになりました。 運転員は、炉心損傷が最も早く進んだ1号機の中央制御室にいました。保安院の聞き取り調査に「大津波警報の連絡は受けたが、影響が出るような津波が来るとは思わなかった」と答えています。さらに、「通常の手順で収束できる」と考え、冷却を急ぐ操作はしなかったということです。津波に襲われた後は、「表示が次々に消え、非常用復水器が機能しているか分からなくなった」などと説明しています。「タービン建屋の原子炉側でシューシューという音を聞いた」など、配管からの蒸気の漏れを疑わせる証言もあります。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16270702