睡足軒の森

睡足軒の森

埼玉県新座市にある睡足軒の森。国指定天然記念物平林寺境内林の一部であり九千三百七十九ヘイホーメートルを有する。この辺りは、江戸時代に、上野国高崎藩松平右京大夫家が飛び地として野火止・北野・菅沢・西堀・大和田の五か村を支配していた時、高崎藩の「野火止陣屋」が置かれていた。近代になり、「日本の電力王」の異名を持ち、茶道にも造詣の深かった昭和の大茶人・松永安左エ門(耳庵)氏の所有地となった。松永氏は、横浜三渓園で有名な原富太郎(三渓)氏の世話により昭和十三年に飛騨高山付近の田舎家をこの地に移築した。その後、昭和四十七年に屋敷地が菩提寺である平林寺に譲られた。そして、平林寺より、睡足軒とその敷地が新座市に無償貸与された。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16334114