拝金主義を超えた戦国武将の書「牛庵覚書」を読む

拝金主義を超えた戦国武将の書「牛庵覚書」を読む

金が儲かりさえすれば、自分たちだけ良ければそれでいいという考えが拝金主義です。この「拝金主義」を切り捨てた戦国武将が益田にいました。益田氏20台当主で七尾城主の益田元祥(ますだもとよし)。元祥は関ヶ原の合戦で毛利輝元に従い西軍に加わったので負け戦でした。徳川家康は早くから、元祥が武勇と行政手腕に抜きん出た武将であると知っていました。関ヶ原の合戦後、天下人・徳川家康は益田元祥を引き抜こうとしましたが、元祥はこれを断っています。「いままで通り本領を安堵してやるから家臣になれ」といわれましたが、元祥は天下人の引き抜きに動じませんでした。益田元祥が「拝金主義者」だったら引き抜かれたでしょうが、これを断ったということを知って益田元祥に興味が湧きてきました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16437736