野田政権の「冷温停止状態」は単なる冷温停止推定だった

野田政権の「冷温停止状態」は単なる冷温停止推定だった

 本来の冷温停止は原発に制御棒が挿入され原発のスイッチがオフになっている状態で、圧力容器内の水の温度が100度以下に保たれ、核燃料が安定的かつ継続的に冷やされていることを言う。福島第一原発1~3号機では核燃料が溶融(メルトダウン)し、圧力容器を突き破って外部に出てしまうメルトスルーが起きている可能性が高いことを、政府も東電も認めているため、圧力容器の中に核燃料があることを前提とした本来の冷温停止はもはやありえない。 しかも、核燃料が今どこまでメルトスルーし、どのような状態にあるかは確認できていないことから、日本政府は新たに「冷温停止状態」という造語を作り、それを「圧力容器底部の温度が100度以下で新規の放射能の放出が一定量以下」などと独自に定義していた。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16541499