3万年前の種開花、ロシアチームが成功

3万年前の種開花、ロシアチームが成功

 可憐に咲く白い花。ナデシコ科の「スガワラビランジ」という植物です。実はこの花、ロシアの研究チームがシベリアの永久凍土で見つかったおよそ3万年前の植物の実から取り出した種の細胞を、バイオテクノロジーを利用して培養し、花を咲かせることに成功したのです。 「永久凍土」とは、長期にわたって0度以下の状態にある土壌のこと。研究チームの発表によりますと、スガワラビランジの実はリスが食料貯蔵用に開けたとみられる穴から発見されたといいます。 「永久凍土はいろんな植物の破片などを閉じ込めているタイムカプセルのような存在ですので、こういうことが起こったというのは、永久凍土の研究者としては面白いことだと思いました」(北海道大学地球環境科学研究院 ・杉本敦子教授)---

http://www.nicovideo.jp/watch/sm17041001