広がる波紋 遺伝子組み換え動物

広がる波紋 遺伝子組み換え動物

2010年11月25日(木)通信販売で買えるノン・アレルギー猫や犬、通常の倍の早さで育つサケなど。今、遺伝子組み換え動物が次々と実用化している。マレーシアでは、デング熱を媒介する蚊を絶滅するため、自爆遺伝子を組み込んだ蚊を野山に放つ国家プロジェクトが進行中。アメリカでは、一部の遺伝子を換えるのではなく、百万以上の遺伝子をゼロから組み上げた「合成生物」まで登場し、「神の領域に突入した」と注目を集めている。しかし、こうした技術の急速な普及は、生物多様性や食品安全などを脅かし、さらには、悪用されればバイオテロにつながると危惧する声も上がっている。遺伝子組み換え技術とどう向き合っていけばいいのか、その課題に迫る。平川 秀幸さん(大阪大学准教授)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm17101737