クーラウ:トリオ・コンチェルタンテ ト長調Op.119

クーラウ:トリオ・コンチェルタンテ ト長調Op.119

ピアノ学習者用「ソナチネ」で有名なクーラウは、「フルートのベートーヴェン」の異名を持ち、笛吹きの間では重要な作曲家です。数あるフルート作品の中から、なかなかにチャーミングな一曲をお聴きください。演奏はP.L.グラーフとG.P-V.リエトのフルートです。師弟(リエトは女流演奏家ですが)だけあって、吹き方を合わせ緊密なアンサンブルを楽しんでいます。それにしても、この録音時点でグラーフは70歳直前、全く衰えを感じさせない音色とテクニック、ブレス・コントロールには驚かされます。なお、ここでは2本のフルートとピアノで演奏されていますが、もう1つの版があり、フルート・チェロ・ピアノの編成でもよく演奏されています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm17197510