iPS細胞で効率的な心筋細胞培養

iPS細胞で効率的な心筋細胞培養

 iPS細胞から腫瘍化するリスクが低い心臓の筋肉の細胞を効率的に作り出す培養方法を慶応大学の研究チームが開発しました。 これは、慶応大学の福田恵一教授らの研究チームが明らかにしたものです。研究チームでは、心筋細胞とそのほかの細胞で、エネルギーの代謝に使われる物質に違いがあることを発見。iPS細胞から分化する途中の細胞を、ブドウ糖が入っていない、乳酸を加えた培養液に入れることで、未分化の細胞を死滅させ、心筋細胞だけを残す方法を確立しました。 従来の方法に比べ、純度の高い心筋細胞を大量に作り出せる上、腫瘍化するリスクが極めて低いことも確認され、福田教授らは精製した心筋細胞を使って、3年から5年先の移植への臨床応用を目指しています。(16日02:40)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm19364839