武田邦彦の歴史講座 第十二回 戦争への坂道 朝日新聞と法令無視の時代へ

武田邦彦の歴史講座 第十二回 戦争への坂道 朝日新聞と法令無視の時代へ

日本が戦争に突入した瞬間は、1914年11月8日であった。この日、朝日新聞は日本軍の青島占領を報じて、「愉絶快絶、狂喜」という記事を掲載した。青島を占領していたドイツ軍は降伏した。次の日には、この記事に扇動されて提灯行列、大売り出しなどがあり、さらに朝日新聞は三宅雪嶺という当時の文化人に「青島を中国に返す必要はない」との論陣を張らせて、世論操作を行う。実は戦いの前、日本政府と軍は「支那に還付の目的」でドイツを攻撃すると最後通牒で宣言している。この理由は形式ではなかった。それまでの日本は「領土的野心」を持っていなかったからだ.それに対して雪嶺は「返さなくてもよい。必要の前に法律無し」と論じる。(平成25年5月7日)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm21132823