京大でアトピー改善化合物を発見 世界初

京大でアトピー改善化合物を発見 世界初

  アトピー性皮膚炎は、皮膚の中に異物が侵入しやすい体質のことで、国内に約40万人の患者がいるとされている。京都大学の椛島健治准教授らの研究グループは、皮膚表面のバリアー機能を保つタンパク質がほぼ全ての患者で少なくなっていることに注目。人の皮膚細胞を使った実験で、タンパク質の発現を促進してバリアー機能を高める「JTC801」という化合物を特定し、アトピー性皮膚炎のマウスに投与したところ、6週間後に症状の改善が見られたという。 ステロイドなどによる治療では副作用が懸念されていて、研究グループは数年後をメドに治療薬として実用化したいとしている。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm21851067