【WoT】日本兵が騒ぎたい！その30 チト編 突撃そして爆散
- 2014/05/18 17:46:41 投稿
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吉田は今日も中隊長執務室を訪れていた。どうにもここのところ中隊長、石狩の様子がおかしい。机に散乱する報告書。日本戦車の性能評価。各地で上げられる惨憺たる戦果報告…「やはり75mmでは…せめて85mm、いや122mmの火力こそ…」石狩はうずくまり、壁に向かって何事かをつぶやいていた。「中隊長殿。情報部より、希望されていたソ連戦車の資料が届きました」呼ばれた初めて気づいたように吉田を見上げる。生気の無いまなざし。資料を渡すと踵を返し、挨拶もそこそこに吉田は執務室を後にした。（中隊長殿はやんでらっしゃる。大日本帝国の未来を憂いてのことだろうが、あれは…）胸騒ぎが収まらなかった。前 sm23507290 次 sm23607279 mylist/38839967