世界初 がん幹細胞作製に成功 神戸大など

世界初 がん幹細胞作製に成功 神戸大など

がん細胞から“がんの親玉”とも言われる、がん幹細胞を人工的に作ることに世界で初めて成功したと神戸大学などの研究チームが発表した。新たな治療法の開発につながると期待されている。実験に成功したのは神戸大学と京都大学の研究チーム。研究チームによると、がんの転移や再発の原因となるがん幹細胞は、組織内にわずかしか存在せず、これまで採取が困難とされてきた。今回の研究では、iPS細胞の作製技術を応用し、大腸のがん細胞から大腸がん幹細胞を人工的に作製。選択して回収することに世界で初めて成功したという。これによって、がん幹細胞の量産が可能になり、がんの転移や再発を防ぐ新しい治療法の開発が期待できるという。(07/10 11:55)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm23971045