霧島「霧島です。とうとう戦いのときがやってきたわね。とにかく戦っている間だけは、あの亡霊たちを見ないで済む。私を責める声を聞かないで済む。戦いの中でだけなら私は生きていける。・・・・・・そんなことを口にしたら、あの司令はなんて言うかしらね。慰める?説き伏せる?きっとまたどうせ、夢みたいなおとぎ話を存分に語ってくれるのでしょうね!・・・・・・語って、くれるのでしょうね・・・・・・泣きたくなるほどに切ない、実現するはずもない遠い夢を。叶うなら、あの人にはもっと早く会いたかった。偏見のないまっさらな状態で。そうすれば私は――」前 2-1「ブリーフィング」 sm25417227 次「羽黒のプレゼント」 sm25586730 マイリスト mylist/46293193