【鎌倉仏教シリーズ】第七回・華厳経の世界と密教への道3

【鎌倉仏教シリーズ】第七回・華厳経の世界と密教への道3

華厳経は1世紀後半から5世紀後半にかけて形成された大乗経典ですが、紀元前1世紀から紀元1世紀にかけて形成された般若経群が「空」を説き、1世紀後半から2世紀後半にかけて形成された法華経が久遠仏と無数の如来世界の存在を説いたの対して、華厳経ではバイローチャナ(盧舎那仏)が宇宙全体の反映であるという一即多・多即一の世界観を示します。法華経が密教以外の顕教全体の形成を生みだしたのに対して、華厳経は、その後の大日経など密教(真言宗)の形成に影響を与えていきます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm25973694