HIV治療薬、成人T細胞白血病に有効

HIV治療薬、成人T細胞白血病に有効

(京都府) 京都大学の研究グループは、ある特定の白血病の治療に、HIVの治療で使われる薬が、有効であるという研究結果を発表した。成人T細胞白血病・ATLは、国内で年間約1000人が発症するものの、抗がん剤では治りにくいことで知られている。京都大学の高折晃史教授の研究グループは、ATLのウイルスと型が近い、HIVの治療に使われる薬「アバカビル」に着目。アバカビルをATLの細胞株に投与したところ、細胞の増殖を抑えることを確認したという。さらに、マウスでも同様の結果が得られ、アバカビルが新たな治療薬として期待できるとしている。将来は肺がん治療にも応用できるとみており、ことし秋にもヒトへの臨床試験を始め、早ければ2018年の臨床応用を目指している。[ 4/25

http://www.nicovideo.jp/watch/sm26109376