がん細胞を狙い撃ち 超小型カプセル開発

がん細胞を狙い撃ち 超小型カプセル開発

この研究を行ったのは、東京大学の片岡一則教授らのグループです。直径2万分の1ミリという超小型のカプセルの中には、ガドリニウムという物質が入っていて、注射で血管の中に入れます。がんの周辺にある血管には、特有のごく小さな穴があるため、カプセルは、そこから漏れ出し、がん細胞の周辺に集まるということです。カプセルが、がん細胞の周辺に集まったところで、体の外から中性子線を当てると中のガドリニウムが反応し、周囲に放射線を出してがん細胞だけを狙い撃ちにできる仕組みです。研究グループがマウスを使って実験したところ、がんの大きさを10分の1以下にできたということで、片岡教授は「手術に比べ体の負担が少ないので、入院期間を短くしたり、入院そのものを不要にする治療につながる。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm26579572