【鎌倉仏教シリーズ】第47回・臨済宗⑩葬式仏教化(以心崇伝)2-1

【鎌倉仏教シリーズ】第47回・臨済宗⑩葬式仏教化(以心崇伝)2-1

以心崇伝は、臨済宗の高僧でありながら、彼の活動は宗教活動よりも「黒衣の宰相」として徳川家康やその後の徳川幕府に参謀としての才能を発揮した政治家と言えるかもしれない。関ケ原の戦いに勝利した家康は、豊臣残留勢力を討伐する為の口実を求めていたところ、方広寺の「国家安康」という鐘に刻まれた銘に因縁をつけること以心崇伝に助言され、それを口実に大坂城を攻めて落城させ、幕府が開かれると、禁中並諸法度や寺院諸法度、武家諸法度など朝廷や寺院の活動を規制し、檀家制度(寺請制度)を確立することにより、日本の仏教諸派を布教仏教から葬式仏教へと変化させていきました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm27844398