高速増殖炉「もんじゅ」で水質悪化の警報を半年間放置

高速増殖炉「もんじゅ」で水質悪化の警報を半年間放置

水質悪化の警報が出ていたにもかかわらず、半年間、適切な対応をしなかったことがわかった。原子力規制委員会によると、2015年11月、福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」で、使用済み燃料プールの水質が悪化しているとの警報が出ていた。しかし、翌月まで、所長への報告が行われなかったうえに、2016年5月まで、プールの浄化フィルターに、必要な樹脂を入れる対応をしていなかったということで、規制委員会は、保安規定違反とした。田中委員長は、「もんじゅ」を運営している日本原子力研究開発機構に対し、「安全文化が根本から欠けている」と、厳しく批判した。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm29376689