【鎌倉仏教シリーズ】第77回・日蓮宗⑦鍋かぶり日親2-2

【鎌倉仏教シリーズ】第77回・日蓮宗⑦鍋かぶり日親2-2

法華経には、釈尊(釈迦)の言葉で「法華経を広めるものは必ず迫害される」ということが書かれており、日蓮は自ら四度の法難(迫害)を受け、法華経の正しさを証明されたと訴えましたが、日蓮の孫弟子世代にあたる日親は、日蓮の意思を継いで自らも法難を受けることを覚悟の上で、時の将軍足利義教に諌暁(かんぎょう→諌め諭すこと)を三度に渡り行い、投獄された上で拷問につぐ拷問を受け、赤く焼いた鍋を頭から被せられるという拷問まで受けます。「鍋かぶり日親」の語源はこれに由来してます。この日親の系統(中山門流)は、荒修行を軸とする教義をその後にも伝えて今日に至っています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm29595975