諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第23回「有明海の底生動物の減少」
- 2016/11/30 15:00:00 投稿
- 再生数：109
- マイリスト数：1
今回は静岡大学理学部の佐藤慎一さんにご出演いただきました。佐藤さんたちの有明海保全生態学研究グループは、有明海の底生動物（ベントス）の定点調査を、19年間にわたって継続しています。1997年の諫早湾の閉め切り以降、有明海の底生動物は減少傾向が続いていますが、2002年の短期開門の直後だけは、ドロクダムシ類などを中心に底生生物がそれまでの5.6倍に急増したそうです。開門による効果（裏を返せば、諫早湾の閉め切りの悪影響）は、私たちの想像を越えるものがあるようです。佐藤さんは、韓国の干潟調査も続けており、諫早湾干拓の10倍もの規模であるセマングム干拓の現状についてもお話しいただきました。 mylist/48084459