竹田恆泰憲法論を擊つ

竹田恆泰憲法論を擊つ

 此の竹田氏の憲法論は谷田川(YTG)憲法論と同種であり、YTGが竹田憲法論を其の儘剽竊せる丈である。 偖、「憲法(典)は最高法規なるがゆゑに憲法違反を違法と斷じて、其の行爲を無效とする法的根據は存在せぬ。肆(かるがゆゑ)に占領憲法は無效に非ず、新しき憲法が制定されぬる者と考ふ」と云ふのである。YTGは之を「改正無限界說なり」とせるが、帝國憲法下にて改正無限界說を唱へし佐々木惣一博士は第一條から第四條の改正は罷りならぬとして改正の限界を認めてゐたし、占領憲法への改正にも反對をしてゐた。此の竹田氏の憲法論は帝國憲法下の國法學及び學問的解釋孰にも此の樣な說は存在せず、當然當時の公權解釋にも皆無である。一體如何なる法理を以て斯有る說が帝國憲法に適應せらるゝ歟其の根據を示して欲しい

http://www.nicovideo.jp/watch/sm30292017