【鎌倉仏教シリーズ】第93回・日蓮系新興宗教③立正佼成会2-2

【鎌倉仏教シリーズ】第93回・日蓮系新興宗教③立正佼成会2-2

霊友会の会員だった庭野日敬(にっきょう)と長沼妙佼(みょうこう♀)は、霊友会の教組の小谷喜美と法華経をめぐる解釈で対立し脱会し、昭和17年(1942)に「立正交成会」(現在の名称「立正佼成会」は昭和32年(1957)以降)を創立します。祖霊供養とか総戒名という思想は霊友会と同じですが、そこに密教的修行教義や道教陰陽五行的な姓名鑑定や星占いや民間信仰(七面大明神など)も採り入れ独特の教義を形成して行きます。政治的には保守政党(自民党)を推しつつも、首相・閣僚の靖国神社参拝に反対するなど保守左派的な立場を取り、さらに国際的に他宗教との交流や反核平和活動、慈善運動などと手広く活動の範囲を広げる一方、霊感商法的な勧誘など社会的問題も話題になっています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm30536637