マーラー 交響曲第5番 嬰ハ短調 第4楽章 -アダージェット-

マーラー 交響曲第5番 嬰ハ短調 第4楽章 -アダージェット-

ヴィスコンティの映画『ベニスに死す』でこの第4楽章が使われて以来テレビのCM等にもBGMとして多く使われている。ハープと弦楽合奏だけの耽美的な楽章。当時マーラーが書いた手紙によると、アルマへのラブレターの意味でこの楽章を作曲したそうだ。秘めやかにしかし胸一杯の憧憬にあふれた主題(チャイコフスキー第5番第2楽章での印象的なホルンソロと同じリズム型!)は、やさしく抱かれているような不思議なぬくもりと気持ちよさをもった音楽に発展していく。近年のマーラーブーム以前から人気が高く、しばしば単独でも演奏されている。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm30656704