単独でもよく演奏され耳にすることも多いこの曲は「管弦楽組曲第2番」で7曲目に終曲として登場します。「バディネリ」は冗談や遊び、おどけなどを意味しますが、とてもそれだけでは済まないのがバッハらしいところです。オリジナルの編成はヴァイオリン2部にヴィオラ、チェロ(通奏低音)という弦楽をバックにフルートが主旋律を奏でるというものですが、よほどに低音のチェロをコントラバスのピチカートに換えてしまおうかと思いました。それほどこの曲にはジャズのイメージが漂っています。しかしそれではあまりに・・・ということで、オリジナルのままでお届けします。ちなみに「G線上のアリア」として有名な曲は「管弦楽組曲第3番」に第2曲として入っています。