前半パリのシャルリー・エブド襲撃事件に続き、2015年2月14日、デンマークのコペンハーゲンで、過激イスラム狂信者が銃撃事件を引き起こした。自由を謳い、創造性の高さを誇るデンマークで、いったい何が起こっているのか。ヨーロッパに蔓延するイスラムフォビアは、欧州人と移民との共存への径を断ち塞いでしまっているのではないのか。後半ドイツで擡頭する、西洋のイスラム化に抗う政治団体、ペギーダ(PEGIDA: Patriorische Europäer gegen die Islamisierung des Abendlandes)。2014年10月、ザクセン州ドレスデンで始まったPEGIDAによるデモは、回を追うごとに参加者を増やし、2015年1月には25,000人を数えた。