[悲漣王]カルマGB

[悲漣王]カルマGB

いつか全ては思い出になる。とめどなく流れる水のように、刻は前へと進み続ける。船を失くした女船長は、今度は海へと繰り出した。咒術使いの無口男は子どもを守る孤児院を建てた。心優しい男の子は、自分の後についてきた。そして丘の上に刺さる、鈍く光る、折れた大剣。長らく彼女の首元にあった、紫色のその布も、今では柄に結び付けられ、風に吹かれてはためいている。快晴、雲は一つも無く、少女が生きる人生の、始まりの幕が今上がる。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm32704181